「趣向が凝らされている」インフェルノ BARCA!さんの映画レビュー(感想・評価)
趣向が凝らされている
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ダンテにスポットライトを当て、彼の時代と現代をリンクさせながら、ミステリーが展開された作品。
ハードな謎解きが多い印象ではあったが、トム・ハンクス演じるラングドンの切れた頭がそれを矢継ぎ早に解き明かして、退屈さは感じず。
そのトム・ハンクスだが、やはりスーパーな俳優だと感じた。どのような役柄を演じても、絶妙かつ完璧にこなしてしまう。今回はインテリジェンスな雰囲気がありつつ、親しみも感じる聡明な印象を受け、いつもより若く見えた。
もう一人のキーパーソンとも言うべきシエナ。ラングドンと行動を共にしておきながら、途中からは真っ黒…見ている方も完全に出し抜かれた。そんなフェリシティ・ジョーンズの演技も賞賛されて然るべきもので、ローグワンへの期待が高まった。
大量に人を殺すというやり方にはやはり疑問を感じるし、否定的な思考を抱く。しかし、誰も行動しないままなら人類は滅亡という”地獄”に直面する、というゾブリストのメッセージには考えさせられた。行動的な人に自分もなりたいと感じたし、そんな人が一人でも多くこの地球に増えて、未来の世代に繋がるような地球にできればいいと思った。
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