トイレットのレビュー・感想・評価
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今(2023年11月5日 14時15分 )ハノイから成田に向かう機...
今(2023年11月5日 14時15分 )ハノイから成田に向かう機内でこの映画を見る。
『日本のトイレが凄い』と言う主題のようだが、何が凄いのか分からない。
インドのトイレは確かに汚かった。しかし、日本の方が優れているなんて思えない。ちゃんとシャワーは付いている。多分、インドの方が古いと思う。僕は『トイレット』に含蓄は無いが、日本のトイレットは『インドのシャワー』を改善したものと思われる。
因みに、ベトナム・ハノイのトイレは日本製じゃないどこかのメーカーのシャワー付きトイレ(ウォシュレット)だった。
おばあちゃんは一言
『クール!』臭過ぎるセリフ。何一つ捻りが無い。だから、トイレに流されても仕方ないかなぁ。
因みに、人骨であっても、粉にすれば、トイレに流すのは違法ではない。僕は粉にしてもらって、世界各地ヘ撒き散らして貰いたいと思っている。親父は太平洋へ散骨した。余計な慶弔費がかからず、大変にお得である。
ねこかわええ…もたいさんかっこええ…
トイレットです。映画館で500円で観れる機会があったので観てきました!
そこは前情報がなかったのですが、すばらしいネコ充映画!センセーがかわいい!ちょっと太り気味なグレーの縞ネコといえばあの方のルックス説明になりましょうか?
ほかにも外猫もおりましたね。モーリーが教会で佇んでいるときにはべっていた茶色のねこ。おなか白くてこちらもかわゆい。お得感がありました。
愛いネコさえ出しといてくれりゃ、トキメキがやまない安上がりな客です。あぁ、たまりません。
もたいさんのため息の訳がタイトルとかかってるのですが、ですよねー。トイレがいつもの機能を持っていないと憂鬱ですよね。わたしはお尻洗う機能を持つトイレを家に持ってないですが、便座が冷たいのは我慢できません。ひやっとなって冬場はマジ勘弁です。
や、他のいろいろも大変おもしろく、そして胸に沁みましたが、センセーの愛らしさとトイレへのこだわりが心を占めており、言葉になりません。
もう一つ特筆するならば、餃子でしょうね。皮から手作りしてお湯さして焼くあれ、食べたいなぁ。
のんびり、ゆったりしています。大したオチがなく、描写のはしょり具合もなかなか大胆かと思いますので、観る人を選ぶかもしれませんが、かもめ食堂を楽しめたなら、トイレットも楽しめます。
ちなみにわたしは、めがねは途中で寝てしまい最後まで観れてないです!めがねはレンタルして見ました。
冷えた身体には、温泉が効くように、心に効く荻上ワールドの不思議体験を是非どうぞ!
『かもめ食堂』『めがね』など、独自の才能を放つ、荻上直子ワールドの初体験にショック!
単館系であれ程までに話題騒然となった『かもめ食堂』とは確かにおもろいのかも?期待は膨らんでいくばかりだ。しかしその気持ちは、丁度恐いもの見たさに似た感情で観た後で、もしもコケルと恐いので、失敗を避けて彼女の作品は、嫌いと言う事にして置いたので、今回の『トイレット』が初体験だ。別に本当に嫌いと言うのでなく、つまり食べず嫌いを貫いてきたわけだ。
たかが映画1本を観る、観ないで何故これ程大袈裟に?と自分でも、いぶかしげに思う事が有るのだが、時間と言う自分の人生の1部を映画に切り売り?否、捧げる生活の私?には、映画を観た後のあの後味の良さ、悪さで自分の人生の質が少し変化するようで、映画一つの選択も決して侮れないのだ!たかが映画、されど映画なのだ!!!
当然劇場では、毎月の小遣いから大金を払って観る映画として、荻上監督作品が自分の感性にピタリしないのでは、しゃくに触るので、DVDレンタル待ちでと言う事になる。
今回も、真に変なタイトルの『トイレット』ならば、きっと自分の好みと相性が悪かったとしても、これは題名が示すように、映画を観たその記憶そのものをトイレに流して忘れてしまうのだ!と清水の舞台にたったつもりでレンタルする。
ネクラなロボットプラオタクのレイ、引きこもりで本当のお宅から抜け出せないピアニストのモーリー、そしてちょっと覚めた目で世の中を見て図太く生きている様で、その実とっても、繊細なリサ。こんな家族なんて絶対あり得ねえ!
しかもこの兄妹の母親が、死の直前に望んだ事は、ペットの猫を抱きあげ、臭いを嗅ぐ事なんて!!!もうまったく!!!許せねえ!!!何言ってんの、これ!!!
しかし、こんな異様なタイプのコメディー映画観た事無い!!!映像も、音楽も、編集も特別に、力を入れたこだわりを持っているようには、見受けられないし、特別高い芸術的香りを放つセンスも感じられない。
それでも、この有り得ないようなバカな人物設定、3兄妹+ばあちゃんだけ、しかもこのばあちゃん喋りもせずに、表情も変えるでもなければ、一体何者?と???の連続なのだが、それでいて、どんどん物語の中へと引き込まれていってしまう。誠に不思議な世界感であった。
ひきこもり、差別、血縁、言語、これらは人にどう影響するのか?家族との絆や、人との繋がりに本当に必要なものとは? 自信を持って生きるためには、どうするのか?
目では、決して見る事が出来ない、愛情とは一体どんなもの?
そんな人が人として、人生を歩んで行くための原動力として必要なものが何かをそって語ってくれる。時に真正面から切り込むと、重くなるシリアスな問題も、こうしてオブラートに包んで大切に優しい目線で表現すれば、やんわり、じんわりと温泉に入り身体が少しずつ温まる様に心も温まり、理解を得ると言う摩訶不思議な世界だった!!!
バス停の椅子に腰かけるばあちゃんは、フォレストガンプそのものだった、そこには人生の総てを見守っている何者かが、きっとこの世界のどこかに存在しているように思えた。
日本のトイレは、お尻を洗うのか?
映画「トイレット」(荻上直子監督)から。
実際は、私の読みが甘いのだろうけれど・・(汗)
どうして「トイレット」というタイトルなのか、
また、監督は何を伝えたかったのか、わからなかった。
作品中には、トイレに関する会話は少ない。
「トイレには、それぞれの国の文化が反映されているんだ」
「日本に行ったマドンナがこう言った。
日本の温かい便座が懐かしい」
「ただのトイレじゃない、日本の偉大なテクノロジーだ」
「つまり、日本のトイレは、お尻を洗うのか?」
「1度洗うと、誰もが病み付きになる」・・・
日本の洋式トイレの快適さは、私も愛用者として実感している。
(特に、痔の人には、効果があるらしい・・(笑))
だからこそ、これをどう作品として、料理するのか、
大変、楽しみだったが、結局、私の場合、消化不良で終えた。
なぜ、母は亡くなる直前に、祖母を日本から呼び寄せたのか、
それがわかれば、もう少し、理解できたのかもしれないな。
ボタイは、もたいのブタイ
「かもめ食堂」「めがね」などの作品で知られる萩上直子監督が、盟友もたいまさこを引き連れて全編カナダ・トロント撮影で描く異色ホームドラマ。
「君・・B型だよね?」初めて出会った人に、当てずっぽうで尋ねてみたら、相手は「・・・分かるかい?」と、にやりと微笑んだ。そんな、思いがけない他人との協調は、ちょっと嬉しい。本作は、そんなささやかな幸せを一本の映画に仕上げてしまった、遊び心満載の物語である。
3人のカナダ人と、一人の日本人。どう考えたって血の繋がりを感じられない人間達が、同居生活を始める。この余りに唐突な設定を前提に持ち込まれて、観客は早々に理解を遮断される。そこに輪をかけて意味不明な要素として叩きつけられるのは、現代映画界きっての不可解女優、もたいまさこの存在だ。
常にむすっと、ぶすっと、それでいてしらっと。3人の兄弟を横目に、勝手に生きている。英語は分からない。行動も分からない。おまけに血筋も分からない。結局、物語が終わるまでその存在は、謎のままである。
だが、このもたいの存在はそのまま、3人兄弟それぞれの、お互いへの感情と重なる。どうせ、分かりはしない。私は、私だ。相互に理解を諦めた人間の心を、一人の日本人を強引に放り込むことで象徴的に観客に提示する。
もたいという「ばーちゃん」を、知りたい。何者か、理解したい。兄弟は個々にもたいへの接触を試み、ぶつかっていく。すぐには分からなくても、出来る形で近付いていく。それはそのまま、家族という絆を理解することに直結する。
完全に理解なんてしなくても良い。分かりたいと思うことが大事なんだ。本作が目指したのは、誰にも理解できない「ばーちゃん」を通して見つめる、家族の緩やかな、壊れやすいつながりの肯定ではなかったのか。
亡くなり、灰になってもその引き際は格好良い。お前の勝手な思い出にされてたまるかと言わんばかりに、もたいはひゅるりと流れていった。つくづく意味不明な人だ。でも、それが嬉しい。
雁字搦めになった家族への執着が、気持ちよくほどけていく一品である。
もたいさんが面白すぎる。
この映画はもたいさんの演技力の凄さに感動させられる。
周りが外国人だらけで英語なのに違和感を感じさないもたいさんの存在感。しかも劇中全く喋らずにあそこまで面白く笑わさせられた演技力に脱帽しました。
個人的には3000ドルともたいさんがタバコを吸うクダリがとても好きでした。
エアギターのクダリはちょっといらなかったかなと。でもあれはお金をあげるクダリを二回やりたかったから必要な場面だったのかなと思いました。
素敵な映画で楽しませてもらいました。
トイレこそ家の要。
この監督の作品、「かもめ食堂」は大好きだったのだが、
続く「めがね」では激沈…。共通する不思議感はあれど、
なんだか微妙に気味が悪い感が先行してしまった…。
で、今回の作品。もっと変だ。(爆)カナダで日本映画?
しかもすごいぞー。全編日本語字幕付きの邦画なのだ。
なんたって主人公たちが皆ガイジン。日本人は監督と
もたいまさこ、だけ?だったのか。それを飄々とやって
のけてしまう度胸の良さと、私が本作で何よりも魅力に
感じた、古いミシンへの愛着と、オタク文化を賞賛する
(しかもそれをガイジンにやらせてしまう)という独自性、
餃子にかける意気込み♪(これは絶対に食べたくなる)
そういや、かもめ~でもガッチャマンを歌わせてみたり、
漢字を組み合わせて変な日本語作ってみたり、とにかく
やってることがけっこうオタクちっくなところが好きなのだ。
だけどそれを、いかにも…な俳優たちに演じさせてみたり、
普通の風景の中に当たり前に持ってくるとやけに違和感、
今回は一体どうなるんだろう…と期待薄で臨んだのだが。
あらら♪なんだろう、この心地良さと字幕が気にならない
のほほん感、ってかこの人たちガイジンなのに!^^;なんで
しっくり馴染んでるんだ!?という面白さが冒頭からある。
もたいまさこが喋れないのに心が通じる(爆)という設定は
以前と変わらないが^^;それにしてもこの三兄弟妹が巧い。
ほぼ語り部となる次男はもう、日本でデビューさせてみたら
どうなんだ??と思うくらいしっくりきている^^;ガイジンの
いかにもガイジンらしくない行動の一つ一つが日本人への
エールとなっているようで、つい私たちはほほ笑んでしまう。
もうこうなると彼らの生い立ちなどどうでもよくなってくる^^;
(一応、肝心な場面が後半に用意されていたりもするが)
父親が誰だろうと、母親がどう育てたのかも、だいたい何で
ばーちゃんがもたいまさこなんだ?なんで金持ってるんだ?
…とめどなくあふれる疑問も、あ~そっか。いいんだそれで。
おかしなことはトイレに流してしまえ。っていう意味じゃなくて
小さなことはどうだっていい。自分のまんまで生きられれば。
と、そんな心持ちになってくるのだ。だって、彼らの幸せな
顔をあれだけ見られるなら、それが当たり前になってもいい。
スカートをはいて演奏ができるのなら?これでいいのだ~。
あぁ好きだな…。この描写。
ロボット大好き男はまるで身近にいる誰かさんを見てるようだし、
やたら女を紹介しろ、ってうるさいインド人もまわりにいそうだし、
エアギター、って(チト懐かしいが)あれも一時期有名になったし、
でもって中国を差し置いて日本の餃子!更にはウォシュレット!
(TOTOさん、かなり宣伝されてますよ)
あの技術はもう!日本の誇りでしょう!慣れたら天国なのさ。
やれる範囲で頑張ってみる。そこにお金を使ってみる。
シンプルだけど、とても大切に価値観を描いたのも素敵だ。
(あのミシン家にもあった。小さい頃よく使ったのだ。懐かし~)
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