ヒア アフターのレビュー・感想・評価
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三人は幸せになれたのだろうか?
東日本大震災が起きて上映中止になったため、劇場で観ることができなかった。でも、観て納得。あの津波のシーンはすごすぎる。つらすぎるよ。映画は何を描きたいのかが、観ている間はよくわからなかった。死に接した人たちは、普通でいられなくなることや、それを周囲の人たちが理解できないことはわかった。本人はすごくつらいだろうと思う。通り一遍の「大変だったね。」という言葉では想像できない何かが当事者たちにはあるのだろう。イーストウッド監督は、それをこそ描きたかったのかもしれない。彼はいつでも、弱者の味方だから。「許されざる者」も「チェンジリング」もそうだった。そう思ったら、最初は見えなかった映画の意義が見えてきた気がした。
津波のシーンはCGの悪例
長いしテーマが重い。なのでおもしろくない。ストーリーが、助長なのはマット、交通死亡事故の子供、津波のフランス男女をぐるぐる回っているから。やはりめんどくさい。特筆すべき点もなし。
だけどさ311がなければ、絶対称賛していたよねこれ。しょうみこういう災いって、経験したかしてないかで、見方って変わるんじゃね。
おだやかでドラマティック
観たあと心がホッコリする。
先週のおはシアは~
“ヒア・アフター”をご紹介しました。(今更の更新でメンゴっ!)
クリント・イーストウッド監督作品。
これを聞いただけで観に行きたくなりました。
彼は役者としては勿論監督としても素晴らしい才能の持ち主。
オスカーも受賞してるけど、もっともっと評価されてほしい監督です。
ストーリーは~
何の関係のもない、別々の国に暮らす3人の登場人物のエピソードが描かれていき
やがてそれが1つに繋がるんだけど。
鍵になるのは死後の世界なんです。
海外で臨死体験をした、パリに住むジャーナリストのマリー。
現在を追いかけている彼女を取り巻く環境は
死後の世界を垣間見た彼女にとって、とても冷たいの。
私自身は臨死体験とか、死後の世界とか、何の違和感もなく受け入れられるので
マリーがとても可哀想になっちゃいました。
でも彼女の体験が本になり、紹介のために出掛けて行くのがロンドンなんです。
サンフランシスコに住むジョージ(マット・デイモン)は霊能力者。
自身の能力に疲れ、工場勤務をするもリストラに遭い
実の兄によって、また商売目的で能力を使わされそうになります。
そこで彼が旅行に出た先がロンドンなんですね。
もともとロンドンに住んでいたのは、双子の兄を亡くしたマーカス少年。
複雑な家庭環境の中、頼りにしていた兄を失って心を閉ざしてしまった彼が
里親に連れて行かれたックフェアで
以前インターネットで見かけたジョージに出会うワケです。
3人が出会うまで、結構待たされるんだけど
監督の力なのでしょうね。イライラせずに観ることが出来ます。
ジョージが兄の言葉をマーカスに伝えるシーンは、涙ポロポロでしたよ。
そして物語の最後。
人が心の底から解りあうというのは、こういうこと。
長い時間なんて必要ないんだわ。と感じさせる
愛あるエンディングとなります。
心がホッコリする映画ですよ。
“ヒア・アフター”星は~
4つです。
なんとなく
男性と女性では評価が分かれる映画
ガッカリ
先生、質問が…
来世
思っていたのと違う…
イーストウッドらしいといえばらしいが・・
制作にスピルバーグが参加しているという事もあり、冒頭からイーストウッドらしからぬ大がかりなCGがあって色んな意味で度肝を抜かれますがそれ以降はいつもの様にダークトーンで丁寧な演出が淡々と続きます。予告や番宣などで見る印象よりも実際にはスピリチュアルな場面が少なく、死を扱っている印象はあまりなかったです。死とはどういうもので、死ぬとどうなるかをイーストウッドが扱っていると期待していてかなり楽しみにしていた私には正直期待外れな部分でした。
主要キャスト3人の様々な葛藤や苦悩をじっくりと描き、やがて3人の人生が交差する瞬間はドキドキします。「あぁーー」、「もうちょっとーー」と心の叫びが出ます。ただ、そのシーンがクライマックスなのですがそこからの展開がやや急な感じが否めず中盤の丁寧な演出がもったいない印象がありました。意外とすんなり立ち直れるんやね、あんたらみたいな。。余韻を残して終わりにしたいのはイーストウッド的なので分かりますが、今回は低予算ではなくビッグバジェット映画なのだから今までに無い展開もやや期待していただけに寂しい感もありました。
マット・デイモンの能力は自分には仕組みは分からないが見えるという点は自然ですし秀逸ですが、それで苦しんできたんだから最後にすんなりああはならないでしょ!でもまぁイーストウッドも若い頃に海難事故の経験があるみたいなんで、そこは経験則で描いてるのかも知れませんが・・
キャストはイーストウッド作品は「インビクタス」に続き、2作目のタッグを組むマット・デイモンを初め、セシル・ドゥ・フランスやオーディションで選ばれたマクラレン兄弟等、国際色豊かなのですが全員微妙にどの国の人なのかが分かりにくく、舞台もパリ、サンフランシスコ、ロンドンで展開するのですがそれも微妙に変わりにくいです。今どこの国だっけ?みたいな。。
でも、後味は良いですし色々と考えさせてくれる題材の映画なので見て損はしないと思います。
是非、「DVD」で鑑賞される事をオススメします。
人は生と死の狭間で継続してゆくもの
サンフランシスコ、パリ、ロンドン。死者と繋がる力を持つ男、生死を彷徨い生還した女、最愛の兄を突然亡くした男の子。生と死の狭間で苦悶する三人の人生が、静かに、同時並行で綴られていく。
それぞれの孤独な戦いが、しだいにお互いを必要とするかのように、引き寄せられ、そして結ばれることで、新しいステップを踏み出す力を与えられてゆくプロセスを描いたストーリー。
人との出会いは、目に見えない世界の力と意志によって、導かれてゆくものなのかもしれない。
観終わった直後から、作者が表現したかったことが、それぞれの生活の中へそのまま浸透し、継続していくような、自然で、優しく、柔らかな仕上がりの作品である。
生を継続するということ。生と死の境界を埋めることで無限に拡がる人間の心や意思。生と死のつながりによる新たな生の継続。これがこの映画の伝えたかったことなのではないだろうか。
映像と音楽のバランスも良い。
クリントイーストウッドの人柄が伝わってくるような心温かな秀作である。
クリント・イーストウッドのCGは衝撃だった
死と向き合わざるを得なくなったら。
後味はいいよ
本当は、「英国王のスピーチ」を観るつもりだったのですが、まさかの販売終了(売り切れ)
次の回がお昼時の中途半端な時間だったので、代わりに、といってはなんだが、次に観たかった「ヒアアフター」を観たのです。
クリント・イーストウッドとスティーブン・スピルバーグの巨匠コンビが作った映画。
ありきたりで重い話なようで、作りこまれていて、ユーモアがあって、後味がいい。そんな印象でした。
実際に大切な人の死を経験した人には、もっと深い意味をもつ映画なんじゃないかな。
死者の声を聴くジョージ。
死後の世界を垣間見たマリー。
双子の兄を失ったマーカス。
サンフランシスコ、パリ、ロンドンと離れた場所にいた三人の運命が重なり合う物語は、すごく良いと思った。
そして、この映画を見て私なりに感じたことは、
「死」によって人生は変わり、何かを失い、しかし何かを得て、人は生きていく。
死から目を背けてはいけないけれど、とらわれてもいけない。ということ。
御年80歳を超えて現役のクリント・イーストウッド監督が作るからこそ、説得力のある映画だと感じました。
序盤の津波のシーンはCGと実写をうまく組み合わせていて、迫力があって映画に引き込ませられました。
ここは、エンターテイメントの巨匠、スティーブン・スピルバーグの持ち味が生かされていたと思う。
全体的に死後の世界の描写はあいまいで、あくまでも生きている人に焦点を当てた映画です。
宗教的要素もとくにないので、日本人無信仰の私でも違和感なく楽しむことができました。
穏やかな気持ちになりたい方におすすめな映画です。
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