「第一回日本アカデミー賞に相応しい素敵な映画」幸福(しあわせ)の黄色いハンカチ shinobu999さんの映画レビュー(感想・評価)
第一回日本アカデミー賞に相応しい素敵な映画
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まず、北海道の1970年代の北海道の自然や街並み、お店の看板、駅や港、牧場、民家、家の中、子供たちの通学の様子などすべての風景がとても懐かしく感じました。(自分は1970年代生まれの北海道出身なので埋もれた記憶から取り出されて見せられているような気がしました)。
武田鉄矢、桃井かおりが20代のころの映画で、一目みて、若いなぁと。経った年月の重みをすごく感じます。高倉健さん、倍賞千恵子さんは脂がの乗っている時期だと思う。武田鉄矢がチャラく面白い。桃井かおりはとても良い演技で感情表現が上手い。高倉健は渋い。
名セリフ、名場面が沢山。個人的に好きなのは、以下のところ。
・カニを3人でむさぼり食べる場面
・海ではしゃぐ桃井かおり
・武田鉄矢に旅館の中で襲われ、子供のように泣く桃井かおり
・高倉健と倍賞千恵子のスーパーで、お互いときめく会話をする場面
・ラストの高倉健と倍賞千恵子の再開の場面
・桃井かおりに強引に迫る態度をとる武田鉄矢に対し、高倉健が同じ九州男児として説教する場面(『そういうのwそ草野球のキャッチャーっていうんだよ。(つまり)みっともないってこっちゃ。』)
話の展開が面白く、最後ハッピーエンドで終わるという点で見た後の幸福感が高く、見てよかったと思える作品で、第一回日本アカデミー賞に相応しい素敵な映画だと思います。
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