「長渕剛の歌。あれは、不要.」エクスペンダブルズ 勝手な評論家さんの映画レビュー(感想・評価)
長渕剛の歌。あれは、不要.
シルベスター・スタローンお得意の、ドンドン・パチパチの脳みそ筋肉映画です。ライバルの、ブルース・ウィリスとアーノルド・シュワルツェネッガーも(チョイ役ですが)出ていることで話題です。
物語の冒頭は、ソマリア沖で海賊に乗っ取られた船。時代ですね。昔だったら、東欧とか、アジアとかの紛争地帯だったのでしょうが、いまはこう言う不正規戦が戦闘の主体ですからね。あと有りそうなのは、イラクとかアフガンとかでしょうか。本編の舞台、ヴィレーナに行ってからも、動き早いです。って言うか、もうのっけから、激しい攻撃シーン。そうじゃなくっちゃね。
先にも記したように、ブルース・ウィリスとアーノルド・シュワルツェネッガーが出ていることでも話題ですが、意外に早いタイミングで出てきます。って言うか、殆ど、物語の始まり。しかも、カメオ出演とかではなくて、はっきりと、顔見せで出ています。まぁ、こう言う出方も有るんでしょうね。このシーンで、シュワルツェネッガーが、「新聞くらい読めよ」とスタローンに言ったり、ブルース・ウィリスから「大統領になりたいらしい。」とか言う言葉を掛けられたりするのは、やはり彼が現役(2010年10月現在)のカリフォルニア州知事だからですよね。
ストーリーは、この手の話には有りがちな話。まぁ、ドンドン・パチパチを楽しむ作品なので、複雑な話より、手垢が付いていても予想の付くストーリーの方が良いと思います。また、基本的に頭を空っぽにして見る作品なので、俳優たちの演技に、何か見所があるかというと・・・。あ、見所と言うわけではないですが、ジェット・リーの扱いはもう少し何とかならなかったんでしょうか。活躍していは居るんですが、文字通り、“軽く”見られていました。あれはちょっと、失礼。
何も考える必要がない作品です。スカッとしたいときは、良いと思いますが、最後に何故か、長渕剛の歌がかかるんですよね~。あれは、不要だと思います。意味が分かりません。