「観終わった後に心に残るものなし」夜明けの街で 松本ヒトシネマさんの映画レビュー(感想・評価)
観終わった後に心に残るものなし
女の賢さと男の愚かさが対照的な映画です。登場人物に人間味がある。非日常でないので、中盤は少し退屈であることは否めないですね。
ストーリーに殺人を絡めるのは必要ですかね?自分的には蛇足な感じがするなあと。あとは親が不倫をしていて、あれほど忌み嫌っていたのに自分も同じことを繰り返すんかな、って少し疑問に思いました。
渡部の妻の描写はとても気に入りましたね。人参嫌いの娘が途中から人参を食べれるようになんねんけど、虐待まがいのことも裏側であったんかね。サンタは鉄板です(笑)
原作にあるであろう事細かな描写を映画に反映できてないのが残念。主人公が地に堕ちていく様子が半端で話が飛躍的になってます。時間的に厳しいこともあるけれど。
演出もこだわっているけど、性描写が弱いとやはり現実味が薄くなる。ベッドシーンをもっと過激にぶちこむべきです。
岸谷のおっさんはどこにでもいる普通のサラリーマンを良く演じている。ただ、魅力が無い。深キョンはひたすら可愛いですが演技力に乏しい。
見終わったあと特に心に残るものはありません。
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