劇場公開日 2011年3月19日

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「面白くて、笑えるけど、テーマではなく、映画全体を漫才やコントにしているところが気になった。」漫才ギャング Push6700さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5面白くて、笑えるけど、テーマではなく、映画全体を漫才やコントにしているところが気になった。

2013年8月24日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

楽しい

興奮

漫才師出身の監督だけに、漫才のところの演出はうまいと思う。

今までも、役者さんが漫才する映画はあったけど、なにか違う感じで、しかも面白くなかった。

でも、この映画では、笑えるかどうかは微妙だけど、本当の漫才師みたいだった。

登場人物には、それぞれ実在のモデルがいそうだし、業界の雰囲気もこんな感じなのだろうと思えた。

漫才以外のシーンのセリフも、ミュージカルみたいに、全部ボケとツッコミの漫才形式になっていて、意外なところが漫才になっているせいか、けっこう笑えた。

これに不良の抗争をからめているため、アクションシーンもたくさん入っていて、かなり楽しめた。

不良プラスお笑いという、品川監督の武器を思いっきり使っていました。

でも、ちょっと気になるころがあります。

これは映画で、漫才やコントじゃない。

ちょっとずるいかも?と言いたくなる。

ケンカで言えば、タイマンのつもりで行ったら、相手が大勢いたり、いきなりバタフライナイフ出してくる感じ。

この映画のセリフを借りると、「ケンカにきれいもきたないもあるか!勝てばいいんだよ。」と言われている感じかな?

自分の武器を思いっきりふりまわして、「どうだ、この野郎、面白いだろ?」みたいな部分を、ちょっと押さえてもらって、その分ストーリーを工夫すれば、もっと見やすくなったような気がしました。

でも、全体的には面白かったので、品川監督が、次にどういう映画を撮るのか楽しみです。

Push6700