「今年度バカデミー賞最有力!」ゴーストバスターズ ao-kさんの映画レビュー(感想・評価)
今年度バカデミー賞最有力!
いやぁ〜、笑った、笑った!久々に映画館で声を出して笑ってしまった!
最高のおバカ映画を決めるバカデミー賞があれば、今年度最有力候補に躍り出るのではないか?
勿論、バカにしている訳ではない。人気シリーズのリブートは世界観の再構築をするあまり、オリジナルの世界観をぶち壊しにすることもしばしばだが、これはその点を正しく踏襲しているあたりがニクい!懐かしい面々も登場するものの、同窓会映画にしなかったのもニクい!その上、絶妙なタイミングでテーマ曲がを入れてくるのもニクい!けれども、新しいキャストで、確かに新しいことをやっているのも実にニクい!ニクすぎる!!
そもそもゴーストバスターズはロゴだったり、音楽だったり、マシュマロマンだったりと、映画そのものよりもイコン的な要素の方が印象的だったのだが(歩く自由の女神はこの際、忘れよう!)、本作ではそれらがバッチリと物語中に生きている。つまり、新旧の良さがところ狭しと散りばめられた幕の内弁当映画なのだ。それ故にクライマックスのNYでの大円団には胸躍る。新しいガジェットを使ったゴーストとの戦いにテンションは高まりっぱなし!そして、お馴染みの“アイツ”が車を乗り回して、人生を謳歌しちゃったのには笑いが止まらない!!
女性に一新された主人公たちも、ビル・マーレイチームに負けないほど個性的!特にホルツマンは惚れてまうやろが〜、ってほどの男前っぷり!ただ、真の主役はおバカ秘書ケヴィンを演じたクリス・ヘムズワース。バカデミー賞の助演男優賞は彼に決まりでしょう!