マネーボールのレビュー・感想・評価
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弱小球団が奮闘するが、結局はボストンレッドソックスのように強くてカネも無いと優勝できない。
弱小球団のオークランドアスレチックスが、ブラピとイェール大学(本当はハーバード)で経済学を学んだ若者とセイバーメトリクス理論で快進撃をする。
ただ、地区優勝ではミネソタツインズに負けた。
で、セイバーメトリクスを使ってボストンレッドソックスは優勝した。ブラピはその数年前に5年1250万ドルと言う破格の条件で、ボストンから誘われてたのに。
ブラピはアスレチックスを何とか優勝させようとしているが、結局はある程度のお金も必要なんじゃないかと。だって、映画のタイトルは『マネー・ボール』だもんw
あと、石橋貴明が出て無かったのは良かった。あんな、大根役者は要らない。「恒例の、タカさ~んチェック!」でもやっとけ!って、それは『メジャーリーグ』だっつ~の!w
まぁ、人の人生にとやかく言いたくないから、ブラピは間違ってないと思う。優勝目指して頑張れ!
マネーボール理論を知ることができて良かった
メジャーリーグの裏側を観られて面白かったが、ビーンがレッドソックスに挑戦しなかったのは納得がいかなかった。実話だから仕方ないけれど、この映画から何を学べば良いか曖昧だった。だから何なの?という感じ。
マネーボール理論は夢溢れるマジックなのか、ファンを欺くまやかしのトリックに過ぎなかったのか
作品の冒頭、登場するのは2001年MLBポストシーズンマッチの実際の映像。
最初に大写しになるジョニー・デイモンは当時のオークランド・アスレチックス(長いので以下A's)の中心打者。実は、彼こそが本作の虚実を象徴する重要な人物でもある。
昨年TV放送で観賞して以来、レビューすべきか散々迷ったが(映画ではなく野球の話ばかりになりそうな気がしたから)、本格的に開幕する2025年のシーズンを前にやはり自分なりの考えを残しておきたい。
映画の舞台となったオークランドのMLB球団は今年、56年間慣れ親しんだ現地から姿を消す。
地元ファンからも自治体からも愛想を尽かされ、他地域への撤退を余儀なくされたからである。
作品の主人公ビリー・ビーンが採用した「マネーボール理論」は当時話題になり、打者を評価するOPS(出塁率+長打率)というあらたな指標は、今や日本のプロ野球中継でも当たり前のように用いられるようになった。
バントや盗塁を評価せず、長打に重きを置いた発想は、その後のフライボール革命にも少なからず影響を及ぼしている。
資金力に乏しい球団が如何にして金満球団を相手に頂点を目指すかというサクセスストーリーは当時のオークランドのファンのみならず、多くの野球ファンに支持されたが、四半世紀経った今に至るまでワールドシリーズ(以下WS)制覇という結果に結びついていない。制覇どころか、その間A'sは一度たりともWS出場にすら到達しておらず、リーグ優勝決定戦に勝ち進んだのも2006年の一回きり。
理由は育成して力を付けた若手を高額選手になる前に放出するという戦略を繰り返してきたせいで、チームに地力がつかないから。
マネーボール理論は金を掛けずにチームに栄冠をもたらすという当初の目的から、いつしか安上がりで球団を経営するための口実に成り下がっていくが、さすがにファンも気付き始め、MLB屈指の収容力を誇るオークランドコロシアムはいっそう閑古鳥が鳴く羽目に。資金力の不足と人気の低迷がマネーボール理論の虚像を暴き出した結果が、A'sの現在の着地点といえる。
作品の終盤、ビリーを引き抜こうとしたボストン・レッドソックス(以下BOS)が二年後、WSを制したことが字幕で紹介され、「A'sが挑戦した理論を証明した」と続くが、この時BOSで活躍した主力選手の一人がFA移籍でA'sから加入したデイモン。
作中、能力を疑問視される場面も見られるが、彼は本塁打20本前後、盗塁30近くを期待できるバランスのとれた好選手。ピーターから「点の取り方を分かっていない」と批判されるが、メンタルではなくデータで評価するのなら、点の取り方を分からせるのは使う側の責任であって選手の能力とは関係ない(余談だが、ピーターのデーモンに対する主張は、皮肉にもOPSの指標における問題点を代弁している)。
映画では如何にも長年チームを支えて来た中心選手のように印象付けられるが、デイモンは年俸で揉めて前年の所属球団ロイヤルズから放出されたのをリスク覚悟で拾ってきた選手。FA権を行使して一年で流出することは既定路線だった。
デイモンを獲得したBOSはその後もWS制覇を重ね強豪チームとなるが、実情は高額選手を次々獲得し、「赤いヤンキース」と化している。マネーボール理論の影響はほぼ無関係に思える。
作品中A'sと対称的な球団として扱われるニューヨーク・ヤンキース(以下NYY)は1980年代から90年代初頭にかけて資金力にものを言わせた補強が功を奏さず低迷していたが、その直後「90年代最強チーム」と称されるに至ったのは、コア4(フォー)と呼ばれる生え抜き選手のおかげ。再び補強路線に奔った21世紀に入ってからは、WS出場4度、同優勝1度という黄金期には程遠い状況。資金力とチームの成績が作中で強調されるほど比例していないことを証明している。
A'sと対称的なチームというならヒューストン・アストロズ(以下HOU)こそそう称されるべきだと思うが、本作が公開された2011年ごろはまだ弱小球団。
ナ・リーグからA'sと同じア・リーグ西地区に移動した当初は三年連続100敗を記録するほどの低迷を経験したが、試合実績の数値で選手の能力を査定したA'sと異なり、HOUは選手の身体能力自体をデータ化することで有望選手を発掘し、その後の躍進に成功している。
ホセ・アルトゥーベはHOUの戦略を象徴する代表的な選手。
身長168cmと公表されているが、実際にはもっと低く見えるし、走力はあっても長打は期待できなかった彼をA'sの指標は高く評価しなかっただろう。
しかしMLB昇格後の彼は最多安打4回、首位打者3回、盗塁王2回で通算打率3割超、おまけに右打者に有利な本拠地ミニッツメイド・パーク(昨年まで)の地の利を活かして30本塁打以上も複数回でスラッガー並みの通算OPS8割台(いずれも2024年終了時)と、今ではMLB屈指の名選手に登り詰めている。
映画の最終盤、アルトゥーベとはまったく正反対の、走れないが長打が魅力の体重108kgの巨漢選手が記録ビデオ(使われているのは再現映像)で紹介される。
実際にA'sがドラフトで獲得した選手だが、MLBで結果を残すことができず2008年に引退している。
彼とアルトゥーベの実績の差がA'sとHOUの現在を暗示しているというべきだろう。
それにしても、映画が製作された2011年時点で前述の巨漢選手の結果は分かっていた筈なのに、作品で実名まで出して取り上げる必要があったのだろうか。実際には移籍先のBOSで世界制覇に貢献したデイモンの扱われ方も含め、制作側の意図を勘繰りたくなる。
同じく実在するMLB球団を扱いながら、すべて架空の人物を登場させた『メジャーリーグ』(1989)と異なり、実話を元にした本作は登場人物のほとんどが実名。
選手起用をめぐりGMのビーンと衝突するハウ監督は作中では人間性や指揮能力を疑われる人物として描かれるが、実際の彼は人格者として慕われていた指導者。
GMと起用法をめぐって対立したのは事実だが、そのせいで解任されそうになった際には選手の間から嘆願の声が挙がった程。
映画が製作された約10年前を扱った本作。
ハウ監督を演じたP・S・ホフマンの怪演は称えたいが、登場人物の多くが存命だったことを考えると、もう少し演出への配慮があってもよかったのではと感じてしまう。
選手の補強を相談する編成会議で、古参のスカウト陣を能なし集団のように扱っているのも、あまりにも不遜で失礼。
作品の評価が星1.5なのは、同じくMLBの実話を元にしたデタラメな映画『タイ・カップ』(1995 レビューで星0.5しか点けなかった)よりはましという理由。
作品の解説で「下から数えた方が早いと言われたほどの弱小球団」とこき下ろされたA'sは、NYYに次いでリーグで二番目に多い9度のWS制覇を誇るれっきとした名門チーム。
本拠地移転に伴い、球団の方針が変わりかつての栄光を取り戻せる日は訪れるのか。MLBの球場では例外的に珍しいオークランド名物の鳴り物を使った応援も、移転先に引き継がれるのか心配。
2024年6月17日、NHK-BSにて視聴。
当時「なぜこの時期に?!」と思ったが(オークランドからの撤退は既に発表されていたし、マネーボール理論に基づく戦略の失敗は明らか)、今後放送される機会はあるのだろうか。
勝負の世界
野球のことはわかりませんが、
勝負の世界は厳しいというのはわかりました。
球界初か久しぶりの20連勝達成したにも関わらず、負けが続くとボロクソ❗️
どの世界も結果が全て、ビリーも言っていた。
勝たないと。
だけど、ビリーのやり方で優勝達成可能な
レッドソックスの誘いをなぜ断ったのか⁉️
それも高額契約金の提示を断って⁉️
話変わりますが、MLB現在。
ダ〇〇〇〇さんは、現在○○在籍ですが、
日本人メジャーリーガーが自分と同じ球団に
所属してもらい力を合わせて優勝を
狙いたかったそうです。
だから、大〇〇〇さん山〇〇〇さんが
来てくれることを願っていたそうです。
大〇〇〇さんは、優勝経験したかった。
その為には、確実性のある球団でプレーしたい
気持ちが強かったようです。
この違いかなぁ?と思って観ていました。
現在大変細かくデータを取っているからには
それを活かす方法もありうべきことです。
人間相手ですから微に入り細に入りのデータが
必要となり、その分析もまた人間。
頭脳明晰を駆使して考えていかねばならない
でしょう。
気になったのは、トレードはまだいいとしても
でも、あんな急なのでしょうか、ビックリです。
クビにするシーン、それも唐突に。
どないか雇って貰えないのかと思ってしまいました。
また修正するかも、です。
多くの人が知らない野球の醍醐味
めっちゃ打つ選手。超早い球を投げる選手。その選手達が実力をぶつけ合うのが野球。その選手達のプレーに多くの人は野球の楽しさを感じているが、この映画では野球というゲームをプレーするプレイヤーとしての楽しさを知れる。選手達のスキルを数値化しパラメータ化し最適な組み合わせを考えチームを作る。戦略ゲームだ。だから選手一人一人の感情は考慮せず、ただ最適なチームを作ることだけを考えゲームをプレーする。そして自分の戦略通りにチームが動き勝つ。それを楽しむ。そんな新しい野球の楽しみ方を知れる映画
忘れない為にレビュー
GM視点は初めて見ましたね。これは面白かった。
他の大型球団が眼中にない選手を安値でスカウト&探して統計にかける。問題は勿論あるがケースバイケースでトレードや指導補助を行う。勿論データを基に。
また敵のデータも分析をし、苦手なコースを把握しより勝率を上げる。
これがマネー・ボール理論、ざっくりと。
この映画では最後良い所まで行けたけどワールドシリーズには届かなかった。だけどこの理論の強みがレッドソックス(大型球団)の目に留まる。
最後GMがスカウトされるが拒否。このままアスレチックスで頑張って証明したいけど結果が出せず、逆にレッドソックスがこの理論を使って勝利を手にした。よって理論が正しいとレッドソックスにより証明された。
結局、強い金のある球団がこの理論を使ってより強さを増す、鬼に金棒状態で現実を容赦無く見せつける後味の悪い最後だったけど、そこが無慈悲で面白い。GMには同情するけどね〜笑
自信さえつけば本物になる
アスレチックスのGMビリー・ビーンをブラッド・ピットが好演。人好きのするブラピの表情、ナチュラルな演技が光る。
イエール大で経済学を学んだピーター( ジョナ・ヒル )を補佐役としてスカウトするシーンがいい。
スカウトマン達のやり取り( 「 顔もいい 」←ルックスも評価対象とは! )、引き抜きの交渉シーンが興味深い。
イチロー選手の姿も映像に 👀
ー チームが勝てる選手を探せ
ー 最後の一戦で負けたら全て帳消しに
NHK-BSを録画にて鑑賞 (字幕)
野球をプレーするのか好きな名監督は東京メ◯ツの岩田鉄五◯なり♥
野球をプレーするのか好きな名監督は東京METSの岩田◯五郎なり♥
負けても絵になる。興行が成り立つ。
『プロ野球は誰を必要だとかではない。勝たなければ駄目なんだ。だから、得点が取れるチームを作る必要がある。』こんな趣旨の話をピーターはする。
言葉を返せば、プロの興行であれば、必然でしょう。この時期はこう言った時期だったような気がする。イチローさんが安打記録を打ち立てたのも21世紀初頭。つまり、意外な者の意外な活躍がそれまでのMBLの歴史を塗り替えた次期。つまり、やはり、興行に於ける集団スポーツは、チーム力なんだと思う。イチローさんもそれまでの怪物な打撃手とは言えない。チームが勝つ為にこまめな動きをする選手。
さて、
現在は二刀◯とかもてはやしているが、弱小のチームならいざ知らず、優勝を争うチームだと、興行を下げてまで個人の成績は取り立ててもらえないと思う。
そうでなければ無理がある。
何しろ、『勝てば官軍だ』だが。少なくとも、短い間なら、活躍も出来るし、派手にもふるまえる。しかし、興行として、果たしてレジェンドになれるのだろうか?
また
野球だけで考えても、スポーツ全般では、これからの興行の継続は難しい。他のスポーツが入ると、MBLは横ばいか右肩下がりの時代になったと思う。
そもそも、日本人が大リーグの勝ち負けになぜ一喜一憂しなけりゃならんのだ。
2011年11月11日公開ってイチローさんの活躍を予想していたのかなぁ♥?まさかね。
余り表には出て来ない実力のあるスポーツ選手
谷亮◯
中田英◯
千代◯富士
まだ、まだ、沢山いるよね。
柏原竜◯さんとかね。
"データ野球" 革命
Netflixで鑑賞(吹替)。
原作(マネー・ボール)は未読。
野球(と云うかスポーツ全般)に疎いのでルールはさっぱりだしメジャーリーグのチーム名等よく知らずに観た。
先駆者ビリーが苦悩しつつ、古い考えの野球界に痛烈な革命を起こす様が痛快。ドラマティックな実話に感動した。
ピーターとの間に醸し出されるバディ感が良く、ラストでビリーの背中を押したピーターの優しさにグッと来た。
個人的にクリス・プラット演じる選手の物語が観てみたかった。20連勝がかかった試合の終盤、逆転の一打を放つシーンが痛快なだけに、作劇上視点がブレるのは承知の上で、この選手が掘り下げられていればな、と感じた。
[以降の鑑賞記録]
2025/07/02:テレビ大阪「シネマクラブ」(録画)
※修正(2025/07/02)
当時としては斬新だったんだろうな。
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金無し球団アスレチックスのGMのブラピはピーターと出会う。
彼は独自にセイバーメトリクスのような理論を持っていた。
さっそく彼を雇い、出塁率重視のチーム構成とし、見事プレーオフ進出。
そこで敗れて、世間は統計学に否定的な見方をする。
でもレッドソックスのオーナーは彼を認め、大金でオファーを出す。
しかしブラピは断り、アスレチックスで2年後またプレーオフ進出。
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史実をもとにした映画みたい。
今ではメジャーでは当たり前のセイバーメトリクスも、
当時としては斬新で、それで強いチームを作る余地があったんやろうな。
日本の野球も左右病とかバント偏重でなく、もっとこういう見方が必要。
2度目の鑑賞
実は、約10年前に、劇場で観たときは、あまり
よくわからなかった。
今となればよくわかる。弱く、金もない
アスレチックス。ビリーは、元選手でGM
ある時インディアンズでデーターで選手を見るピーターと出会い。相棒にして、再建していく。
ビリーは、「人は野球に夢を見るんだ」と言ってたなあ。やる気のない選手のデーターを屈指して
ビリーは、勝ち進む。彼は自身では、試合は見ない。
ブラッドピットの寂しさも感じる。
ソーダーバーグが監督する予定だったね。
ようやく理解できたな。
個人的野球映画ベスト1
こいつはネタバレも何もググると出てくる実話ベースです。
アスレチックスを独自のメソッドで鍛え上げ、スター不在にも関わらずあと一歩でワールドシリーズ制覇まで導いたGMの物語です。
自身がドラフト1位で入団したものの全く振るわず短い選手生命を終えた経験をどこかでずっと引きずっています。最低クラスの資金力しかないアスレチックスではスター候補やトップ選手を獲得する事が出来ません。そこで今までの常識から全く異なる手法で周囲の反対にも耳を貸さず誰だこいつ的な選手をかき集めてシーズンをスタートするものの始めは全く結果が出ず連敗街道をひた走ります。ところがある決断から徐々に歯車がかみ合い始めると凡人の寄せ集め球団が連戦連勝を重ねて遂にはワールドシリーズへの進出を果たします。
ハリウッドの野球映画で山ほどあるサクセスストーリーですが何しろ本当にあった話なのでこいつは一味違います。
じっくり見せる野球と野球をとりまく人たちの織りなす硬派なドラマです。
面白い
貧乏球団のGMが低予算で選手を補強し強いチームを作る
野村克也氏の野村再生工場を思い出した
ちょっと残念なのは弱いチーム時代からの物語を見たかった
映画では初めから優勝争いしてたから
つまらない
前半、実録ものの定番ともいえるアウトローの主人公と一見冴えないデータアナリストとの出会いで大きなジャイアントキリングが起こる筈の前半は胸ときめかせながら見れるのだがその後の描写がもうなんと言うか作り手のパッションも知性も感じれなくなる。説明的で投げ槍の編集が作品を台無しにしている。
原作と比較すると、厚みがなかった。
ブラッド・ピットの演技がしっかり堪能できる作品でした。この方の存在感はやっぱりスゴいですね♫
原作は、読んだことあるけど、内容はおぼろげです。原作のボリュームをコンパクトにしないといけない事情はあったと思うけど、具体的な数字がほとんど出てこなかったのが、残念でした。セイバーメトリクスという単語も、原作で登場した様々な指標もほとんどなく、出てきたのは出塁率のみ。投手指標については、1つも出てこなかったんじゃないかな。なので、特に投手に関しては、なぜその選手がいいのかがイマイチ伝わって来なかった。。選手の良さが伝わって来なかったから、いつの間にか連勝して、いつの間にかプレーオフに出て、いつの間にか負けてしまったという印象でした。
あと、ドラフトの選手選び、他球団との駆け引きがなかったのも残念・・。(原作ではここが一番おもしろかったので。。)
弱小チームがジャイアント・キリングを起こす!大好きな設定!…のはずなんだが…
弱小球団オークランド・アスレチックス(通称「A's」)を立て直したGM、ビリー・ビーンの実話を基にした野球映画。
人気・実績ともに低迷していたA'sを復活させるため、ビリーは「セイバーメトリクス」という評価手法を駆使するピーターという男と手を組み、チーム再建を目指す。
主人公ビリーを演じるのは『セブン』『オーシャンズ』シリーズの、後のオスカー俳優ブラッド・ピット。
ビリーの相棒ピーターを演じるのは『もしも昨日が選べたら』『ナイト ミュージアム2』のジョナ・ヒル。
A'sの監督アート・ハウに『あの頃ペニー・レインと』『M:I:Ⅲ』の、オスカー俳優フィリップ・シーモア・ホフマン。
ビリーがスカウトした一塁手、スコット・ハッテバーグには『ウォンテッド』『ブライダル・ウォーズ』のクリス・プラット。
第77回 ニューヨーク映画批評家協会賞において、脚本賞を受賞!
ブラッド・ピット主演の野球映画。
とはいえ野球の描写は必要最小限に抑えられており、メインは弱小球団のGMであるブラピが、いかにしてチームを強化するか、そして彼の内面的回復・成長が描かれています。
弱小チームのジャイアントキリングかつ、負け犬達のワンスアゲインものという個人的な好みにドンピシャなテーマを扱っているはずなのですが、イマイチノれなかった…
いい映画だとは思います。ラストシーンにはホロっときましたし、クリス・プラット(今とイメージが違ってキャストを見るまで気がつかなかった…)が代打でかっ飛ばすシーンは熱くなりましたが、全体的に静かで正直つまらなかった。
ブラッド・ピット扮するビリーは傍若無人で粗野な男。キレやすくすぐに物に当たる乱暴なところがあるが、頭は抜群にキレる優秀なGM。
指パッチンとかホワイトボードに選手のネームが書かれたマグネットをなげて貼り付ける所とかいちいちカッコいい。まさにブラピのために作られたようなキャラクター。
野球選手として期待されながらも、活躍することが出来ず夢半ばでマウンドを去った経験が彼の心に大きな傷となって残っており、そのため野球への愛情を失ってしまっています。
そんな彼がデータに強い男ピーターと出会い、バディを組んでチームを強化し、リーグを闘っていくというお話し。
ピーターを演じるジョナ・ヒルの冴えない感じが凄く良かった。
映画はビリーに関する描写が多く、他のキャラクターは脇役と言っていいでしょう。そのためビリーとピーターのバディ感が薄くなっていたのが残念。
選手はチームを勝たせるためのコマとして一貫して描かれており、個々の選手の掘り下げなどはありません。
これがないのでアスレチックスというチームに愛着が湧かなかったのも、この映画にノれなかった理由の一つだと思います。
故・フィリップ・シーモア・ホフマン演じる監督の無能っぷりにイライラ。
まぁブラピに従えない気持ちもわかるけどさー。
チームが軌道に乗り始めるきっかけも描写が薄く、なんで急に調子良くなってんのかイマイチわからなかったのもよくないかなぁ。
全体的にはノれなかったが、ビリーのキャラクターは凄く良かったし、娘の歌がビリーの心境と重ね合わさるエンディングは美しい。
明日への活力をもらえるいい映画なのは間違い無いです!
挑戦する姿に勇気を貰った
嘘みたいな本当の話。だから心揺さぶられた。限られた状況下でも発想を変える、見方を変えることができれば出来ない事なんて無いのだと教えてくれた。挑戦者は証明するまでは何をやってんだと後ろ指さされ続ける。その宿命をその逆光を乗り越え掴み取ることができるメンタルが必要だと知った。そして、自分も何かを追求する挑戦者、探求者でありたいと思えた。挑戦する姿はカッコいい。人を馬鹿にして今あるものだけで生きてる奴らより何万倍もカッコいい。昔からの自分の考えを改めて認識できた。話の内容が共感できたから星4のところ4.5にした。
話も良いが映像も良かった。娘からの歌の演出も最高だった。流石にあれが実話だったら娘が凄い。野球の面白さ、裏で動く人の姿、苦悩、葛藤が上手く描かれていた。
バランス、展開、結末、この作品は言うことなし。
あまりエキサイティングではありませんでした
野球ファンなんでメチャメチャ興味があるんですが、盛り上がりに欠けてあっさりしすぎてた感が。
話としては面白いんですが。
優勝決定のときも、遠くからチラっと観て車に乗って・・・。みたいに終わったので、あまり映画の作り的に向かない話の流れ(実話ですからね。)なんでしょう。
人生は迷路、自分を信じれるのか
スカウトに「口ばっかりでお前らも結局何もわかってないだろ」と言う。でも、自身が正しいとは肯定しない。俺も分からんが俺は俺を信じるしかないとくる。間違っていれば修正し、ジェレミージオンビを迷わずトレードに出す。信念のみで目的に向かって行動する。それがいかに難しいことか。だから、この映画は見ていて気持ちが良い。
リンコン獲得を決定したオーナーを嵌めて了解を得た瞬間のガッツポーズ、すげぇ。思わずこっちも手が動いたよ。
20連勝へ駆け上がっていくときの上昇感も半端ない。最初ウダウダ言ってた世論の素直でない変化、「何?監督の名采配だと?」、中指立てながら笑って許せるこの優越感。
何度見たのかよく覚えていないが、いつ見ても楽しい。
すごい面白い
内容が良かった
やっぱりこういう勝負ごとの話は最高ですね。
一番興奮したのは20連勝したホームラン
あれは鳥肌がたった
一番感動したのは娘の歌ですよね〜
学ぶ事が多かったです。
やりがいって大切
あと、GM2人の努力も最高です。
てか、最後の優勝した試合も見たかった
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