マネーボールのレビュー・感想・評価
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弱小チームだって!!
昨日、女子バレーボールチームが、世界ランク1位のブラジル相手に、ストレート勝ちした。
その監督の手には、iPadらしきものがあった。
今では、データ野球も知れ渡っているし、他のスポーツにおいても珍しいことではなくなった。
そんなことを最初に実践したビリーの話。
でも、彼の話は、終わったわけではない。
今なお、引き続き闘っているのだ。
いろいろなスポーツにおいて、スター選手になれるのは、ほんの一握りの人だろう。
そんな中で、自分にできることを確実にすること。
それが、チームのためとなる。
それなら、僕にも、私にもできるかもしれない。
最初にした者は、たたかれる。
それでも、負けない強い気持ち。
弱小だからできること。
リッチチームだからできること。
「負け組」が勝つから、夢があるのだ。
引き込まれるのだ。
「マネーボール理論」によって、連勝街道まっしぐら。
でも、意外にも、最後は人間の持つ力、可能性だった。
それが素晴らしくて良い。
ビリーの過去が、フラッシュバックされることにより、より説得力が増していた。
戦力やお金のチカラで勝っても当たり前。
弱小チームが、必死になって、チーム一丸となって戦うから、感動も大きく、応援もしたくなる。
エンディングを延ばしたことで、たんに野球だけに限らず、社会全体にいえるメッセージにまで、発展した。
ビリーの娘の歌もすごく良い。
ブラピは、イイ味出していた。
それにしても・・・「ジョー・ブラック~」の頃から、よく食べるよね。クスクス。
ブラピはいい男、だけど睡魔は降臨します。
内紛を起こしている某球団も見習うべき
経営危機に瀕したオークランド・アスレチックスを、統計学を野球に持ち込んだセイバーメトリクスを用いて立て直した、実在のGMビリー・ビーンを描いた物語。今やメジャーリーグを代表する名GMになったビリー・ビーンをブラッド・ピットが演じています。
2002年のオークランド・アスレチックスが描かれています。実際の出来事を描いているので、淡々と話が進むかとおもいきや、この年(2002年)アスレチックスは、中々劇的な事をしでかしているようです。シーズン当初は、セイバーメトリクスがチームに浸透せず、鳴かず飛ばずの成績でしたが、ビリーが強権を発動して選手のトレードを行い、結果的にビリーの構想に従わざるを得なくなると、チームは勝ち始め、何とこの年、アスレチックスは20連勝を記録しています。いやぁ、マンガみたいな話ですね。そして優勝まですれば本当にマンガなんですが、世の中それ程甘くはなく、成績は地区優勝に留まっています。
野球を描いている映画ですが、野球のシーンはそれ程多くはありません。むしろ(当然?)、チームを支えるフロント陣の姿が中心に描かれています。仲間でありながら、敵でもある敵チームとのトレード交渉などは、中々興味深いです。これまで、選手を描いた映画はありましたが、スタッフを描いたものは有りませんでしたからね。
結局チームは優勝しないなど、人によってはスッキリしない事もあるかも知れませんが、私は嫌いではないです。中々、面白いです。
ブラピはこうでなくっちゃ
ベースボールというビジネス
信念を貫く
素晴らしい!野球のお話だからって女の人も感動できる話
B・ピットの映画で最高かも!おじさんになった彼がとっても魅力に溢れています!
早くも、今年で一番観て楽しかった作品なので、今年のベスト1作品として推薦しちゃいます!
ブラッド・ピットが『ツリーオブライフ』の気難しい親父とは打って変わり、娘にはメチャ優しい父親を演じていて好感度アップ!でも、その彼の仕事はメジャーリーグの中でも最も厳しいGMと言う鬼の様な職務が彼の職業です。
公の仕事に厳しいタフな男と、家族に対する優しさ、一人の人間の中に共存する大きな矛盾と、現実の厳しさを抱える男が、どう生きて行くのか?何のために人間は生きて行くものなのか?そして何を信じて突き進むのか?誰の日常にも多かれ少なかれ関わりのある、何故生きる?何故今の仕事を続けるのか?人生の永遠のテーマとも言える人間の生きる意味や、仕事の意味などなど、大切な気付きを沢山貰える映画です!
今も現役で大活躍する実在のGMのビリー・ビーンの実話だけに、迫力とリアリティーに満ち溢れて、観終わった時の爽快感はたまりませんよ!
かつては、自分も若い時にMJ入りをする時に大金を積まれて将来を見込まれて、入団した彼は選手を止め、自ら選手を金で売り買いするGMと言う職務を選択して生きてゆく。
その理由とは何か?人々は何を求めて、何に希望を見出して生きているのか?
映画を見れば、ビリーの成して来た仕事が、どんな真念で成されていったのか知る事が出来ます!
何に商品価値を見出すか?何を評価し、何に人はお金を支払うのだろうか?次々と疑問が明かされていきます!
ビリーは、野球界が伝統的に行って来た選手達の引き抜きや、選手のトレイドなどの選抜争奪戦に新風を送り込みます。これは一人の男が既成の条件に沿った戦略を取るのではなく、新しく考え練った方法を困難でも実践する事で、世界を塗り替えていくサクセスストーリーとも表現出来ます。
私は野球音痴で詳しい事は解らないのですが、この映画を観ていたら、急に野茂選手の事を思い出しました。
何処まで、自分を心底信じて夢に向かって邁進出来るか?
野球の本場へ異国からやって来た野茂選手が米MLに行き新風を送り込んで野球を面白く蘇らせた日々を思い出しました。
彼がMLに影響を与えた事がジム・キャリー主演の『ライアーライアー』でJ・キャリーが息子とキャッチボールをするシーンで、息子が、「僕は野茂投手になるね」と言ってキャッチボールをしたシーンを思い出します。何事も今迄とは違った価値観を持って前進する事を恐れずに勇気を持ち乗り越えていく人間の可能性への挑戦が素晴らしいし、野茂選手同様にこのビリーの存在がまた、MLに新たな風を巻き起こす、その生き様が実に面白かったですね。そして、選手の能力に値段を付けていくGMがお金では動かされずに仕事を貫く姿も爽やかです。観終わる頃にはホッと気持が落ち着く、楽しくも、余韻を深く味わえる作品でした!
またブラピを囲む、共演者も素晴らしい人ばかりです。ジョナ・ヒルや大好きな『フォレストガンプ』に出ていたロビン・ライトと『脳内ニューヨーク』のフィリップシーモア・
ホフマンと豪華ですが、今回の一番の目玉は、何と言ってもビリー・ビーンの心の支えとなる12歳の愛娘を演じたケリス・ドーシーの存在も大きい。彼女の父に捧げる歌声が可愛くて胸キュンです!人はお互い活かし活かされて生きていると実感する映画でした!
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