「元はパクリが本物に」ソーシャル・ネットワーク 散歩男さんの映画レビュー(感想・評価)
元はパクリが本物に
オープニングからタイトルが出るまでの数分間(もっとかな)
ここは結構大事。
「話が跳びすぎてついていけないわ」
というセリフがあるのだがこの映画全体にも当てはまる訳ですな。
ここで乗れなかったら たぶんつまらない。
実在の人物の話を語るのに
スタンダードな流れで描くのとツイストの効いた展開で描くケース、この映画は後者。それもかなりの変速・変則で。
2時間弱があっという間に過ぎるのですが
それはこのスピードと流れのためだと感じました。
フィンチャー監督らしさといえば
そのぐらい。あんまり特殊な演出はなかった気がする。
(英国ボートレースシーンのビジュアルは良かった)
つまらなかった訳ではないが
ドラマチック的展開が少ないのと
主人公の特異さが小粒な感じ。
ドラッグやる奴がぶち壊しにするのもよくある展開。
(これは事実だろうからしかたないですが)
(余談)以前、ビル・ゲイツとスティーブ・ジョブスの話を描いた
「バトル・オブ・シリコンバレー」という米TVドラマをレンタルビデオで見たことがありますが、そっちのほうがずっと面白かったです。
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