「疾走感溢れる傑作」ソーシャル・ネットワーク 音緑さんの映画レビュー(感想・評価)
疾走感溢れる傑作
世界最大のSNS FACEBOOK創業者マーク・ザッカーバーグの成功の裏表を描いた映画。
なのですが、単なるサクセスストーリーではなく、
オタクならではの欠陥、仲間の裏切り、周囲の嫉妬、成功したが故の金銭闘争などを織り交ぜながら、ネットメディアならではのスピード感を、会話の情報量、時代の栄枯盛衰、息もつかせぬ展開でスクリーンに表現した傑作。
成功物語は得てして後味悪いものも多いのですが、
本作に関してはラスト5分で表現される成功と引き換えに失った親友など人間味がそれを払拭しています。
The White Stripes、Super Furry Animals、The Beatles、John Lennonなど音楽が良いなーと思ってみていたら、
Nine Inch Nailsのトレントレズナーが音楽担当なんですね。
映画の疾走感が音楽と映像、編集によって絶妙に表現された傑作だと思います。
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