「表面的に感じた」ヒーローショー ロシアンモブさんの映画レビュー(感想・評価)
表面的に感じた
この映画の暴力描写には「痛さ」をあまり感じることができなかった。監督はインタビューで「笑いを排除して暴力描写は徹底的に悲惨にした」と言っていたが、バイオレンスはどこかコミカルで「パッチギ!」の暴力シーンとさして変わりはない。井筒監督の描くバイオレンスは自分の肌に合わない。ラストも凡庸的。表面的ではない、良質な暴力映画を観たくなった。でも堤真一についてのセリフには共感したし、笑えた。
コメントする