「暴力が暴力を・・・」ヒーローショー kossykossyさんの映画レビュー(感想・評価)
暴力が暴力を・・・
暴力が暴力を呼び、リンチがやがて死者を出してしまう。リンチシーンは素人がつい本気になってしまうリアルさ。しかし、バイオレンス映画と一括りにするには後半の面白さが違和感を与えてくれる。お笑いの“ジャルジャル”の二人が主演ということだけど、タイプは違えど二人ともなかなかの演技だった。
全体的には定職を持たない若者たちの虚しさを描き、世の中の不条理さも描こうと努力した形跡があるが、人を殺したあとの心理状態があっさりしすぎている感も。
「バカは官僚になる、お調子者の知事になる」という言葉は面白い。こんなところにまで井筒監督の思いが隠れていた(笑)
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