クレイジー・ハートのレビュー・感想・評価
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ジェフ・ブリッジスいいなあ♪
リリース当時ちょうどジェフ・ブリッジスにハマっている頃でした(^-^) 景色もよかったし、カントリーミュージックは普段ほとんど聴かないんですが、色々映画観ているといいなあと思える曲があるものですね♪ マギー・ギレンホールと結ばれてほしかったなあ・・
自らの人生をなぞり仕上げられた一つの曲
総合75点 ( ストーリー:70点|キャスト:80点|演出:80点|ビジュアル:75点|音楽:75点 )
売れていて調子に乗った時期に出会う女と、年老いて地方のドサ周りをしていてもう先がないなと感じる寂しい時期に出会う女では、本人の心に思う覚悟が違うのではないだろうか。曲を作るときは自分の過去の経験を基にすることも多いと聞くが、本作品ではまさにその経験が曲へと変わるその過程を見せてくれる。そのような男の哀愁が込められている。物語はありふれたものでたいしたことはないが、ただの単純な再生物語になっていないところがいい。昔のようにまた売れっ子歌手に戻って愛も手に入れて人生というのではないし、何よりも出演者の演技と演出がひかる。歌手だからといって派手な話にするのではなく、しっかりと人の繋がりや生き様を描くのは地味だけど結末の余韻を残し好感が持てた。
何で急に更生??
主演のジェフ・ブリッジスが本作でアカデミー主演男優賞を受賞。
落ち目のカントリー歌手を好演し、特に歌のシーンはアーティストっぽかったが、実際にミュージシャンもやっていると知り納得。
とはいえ、肝心のストーリーには若干満足いかず。
最後の展開で、彼女に去られたことによりアルコールを断ち更生するが、これまで4回の離婚を繰り返している主人公にとって彼女がどうして特別なのかいまいち伝わり切らなかった。
なので、彼の突然の改心は”今更なんだ”感があり、かつお金まであげてしまうことにやり過ぎな印象が残る。
彼女の方も、突然の彼氏登場もいまいち唐突。
結局二人の関係が十分に描き切れていないということに尽きるのかも。
これなら、ミッキー・ロークの「レスラー」のように、最後まで生き方を変えられない不器用な男の方がストーリーとしてすっきりしたかも。
変われるかもしれない。
名画座にて。
J・ブリッジスがアカデミー主演男優賞を獲得して、天を仰ぎ、
両親に感謝の言葉を捧げていたのがまだ記憶に新しいところ。。
確かに受賞も納得の演技だ。歌が上手い。ヘタレ具合もいい。
あの腹出し肉のぷよぷよ感、見事に57歳を体現していた。
弟子?のC・ファレルの歌の上手さにも驚いたが^^;
さすがにアチラの役者は何でもこなすヒトが多いなぁ。
観ているとM・ロークの「レスラー」が頭をよぎってしまう。
なんかよく似ているのだ。こちらはその、カントリー歌手版?
過去の栄光から離れ、それでもまだ細々と食いつないでいる。
地方に行けば往年のファンもいる。酒を飲んで歌うも何のその。
気付けば人気と引替えに置き去りにしてきた幸せも数多く、
とはいえ、今の生活を立て直す気合いもない。弟子からはまた
夢を見させろ!と言わんばかりの激励をされ、止められない酒
とは格闘の日々。こういうヒトは、そのまま堕落しながらそして…
と思っているところへ!ついに人生最後の華が訪れる^^;
こういうのって…中高年男性の「夢」ですかね。ひょっとして。。
女にモテる=すなわち枯れてない、ってことですもんね。
最後にもうひと華!!と思うのは、たぶん女性にもありますが。
娘ほど年の離れた女は可愛い。ついでにその子供も可愛い。
やっと生活に「目的意識」のようなものが芽生え、張りが出て、
毎日が楽しくなってくる。過去の離婚で苦しんだ彼女も、警戒
しつつ、だんだんと彼に惹かれていくが…。
ここでまた、訓示のように見えない文字が頭に浮かぶ。
「人間、そう簡単に変われるもんじゃない」
ですね^^;自分にも多々思い当たることが多いが、好きなもんは
当然やめられない、気を付けてもふとしたところで人間は堕ちる。
彼もまた、然り。。というわけで、さもありなんで元の木阿弥。
そうして…。ん?ところがここからが、ちょっと想像とは違った。
彼は大真面目に再生への道を歩むのである。もちろん当初は
女とよりを戻すため。という目的意識があってのことだったが…。
どんなヘタレでも、才能まではヘタれない。
失敗は数多くの後悔を生むけれど、可能性までは奪わない。
ずいぶん綺麗になっちゃってー!(爆)感のある彼にはなるが^^;
何かをきっかけに変わることができる!かもしれない!という
大いなる訓示が広大な景色の中に広がる…素晴らしいラスト。
(あちらはカントリーの人気が凄いんですね。日本だと演歌??)
アイアンマンの悪役2人!?
〇この映画、レスラーに似てるね。
過去の栄光をひきずり、今はドサ回りに甘んじてる
夜の相手には困らない
幼い子供を育てているシングルマザーと恋に落ちる
昔切り捨てた妻は亡くなっていて、子供とよりを戻したいが、拒絶される
△レスラーの方が良かった。 このバッド・ブレイクは甘えてる!
酒におぼれてロクな仕事ができないが仕事のチャンスは与えられてるんだ。
ジーンとの関係も進展が早すぎる。
もっと気持ちの触れ合いがあってからの方が自然だろう。
〇私もジーンが、彼に子供を預けるシーンはちょっと不自然に感じた。
酒びたりとわかっている彼に子供を預けるなんて冒険は私なら絶対しない。
酒を断ったバッドが、やり直したいとジーンを訪ねた時の演出はあっさり
してたけど、ジーンの苦悩と選択は子供を持つ女としてはよくわかる。
△酒を断つのは苦しいぞ。こんなに簡単に行くわけがない!
〇レスラーもクレイジー・ハートも悪人が出てこないところも似てるね。
△悪人と言えば、ジェフ・ブリッジスもミッキー・ロークもアイアンマンの
悪役だな。
〇ホントだね!
アイアンマンは面白かったけど、彼にさほど魅力は感じなかった
この映画のジェフは渋くて素敵!
彼の歌うカントリーミュージックは心に沁みた。
最後もさわやかで良かった。 私はクレイジー・ハートの方が好き。
学生時代に見た「ラスト・ショー」に、ジェフ・ブリッジスが出ていて、
カントリー&ウェスタンも流れてたらしい。
良い映画だった事しか覚えてないので、また見たくなっちゃった。
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