「あんな下町に憧れる」オカンの嫁入り 77さんの映画レビュー(感想・評価)
あんな下町に憧れる
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あんなにかわいい宮崎あおいちゃんよりも可愛くみえてくる素敵なオカン。
キャストは大竹しのぶさん以外考えられません。
大竹しのぶさんの演技が本当に好きで(ちょっとした表情や間まで素敵)、あと制作発表や舞台挨拶も好きでw、
とにかく日本一の女優さんだと思います。
役と普段とのギャップからこの人本当はどんな人なんだろうと気になってしまう大竹さんですが、
陽子さんは普段の大竹さんのような女としても魅力的なお母さんでした。
ストーリーとしてはオカンが急に金髪の男を連れてきて再婚宣言っていうところ以外
目新しいようなものではないし食傷気味の病気で先が短いって設定もあるのですが、
安っぽいお涙頂戴にならないのは役者さん達の力量だと思います。
陽子月子親子だけでなくオカンの恋人ケンちゃんも、父親のような先生もお隣りのサクちゃんも、あの町の人達はほんとに魅力的な人達なのです。
ご近所さんと心の距離まであんなに近いなんてなんて素敵なんだろう。
特にサクちゃんの「あんたにとって月子はなんや?私はなんや?」が印象に残ってます。
月子が心の中でつるかめを唱えて陽子が月子の耳元でつるかめを言うシーンはああ親子だなあって、胸がいっぱいになりました。(そして乗れた時は一緒にやったーって気持ちに。)
母と私にもこんな風に同じこと考えてる時があるのかなって考えて更に泣けましたw
タイトルからもう既にわかってたんですがわかっててもやっぱり泣けてしまいますw
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