「ケータイの登録は“オカン”」オカンの嫁入り kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
ケータイの登録は“オカン”
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向かいに住む大家のサク(絵沢萌子)や陽子が勤める医院の医者・村上(國村隼)が月子に優しくしてくれる。月子の過去も途中で明かされるのだが、本社から大阪支店にやってきた上司・本橋(林泰文)にセクハラされ、後遺症で電車に乗れなくなってしまい、会社を辞めてしまったようだ。研二は祖母の元で働いていた元板前。その祖母も亡くなり、養子であったことも明かされるし、金髪のチャラチャラした格好は祖母がジェームズ・ディーンに会いたいと言ったためだったことがわかった。
村上先生と一緒になればいいと考えていた月子。その村上も陽子にプロポーズした過去を明かすし、徐々に母を理解するようになっていく。そんな折、陽子が癌に冒されていて、余命1年と診断されていた。彼女はそれを承知で求婚に応じていたようだ。
ほのぼのとしたラブストーリー。ハッピーエンドのようだけど、その裏には死期の迫った母の姿がある。ケータイには“オカン”と登録してあることも微笑ましいのに、死の悲しさを表に出してないのがいい。残念なのは、電車に乗れないこともあるのだが、世界観が狭すぎるといったことだろうか・・・その点はTVドラマ的。
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