劇場公開日 2011年1月15日

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「血は、ときに時間を飛び越える」愛する人 UNEmiさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5血は、ときに時間を飛び越える

2020年11月23日
PCから投稿

いろんなところでグサグサくる、
丁寧に作った(感情に)嘘のない映画だった。

14歳で娘を産んだ母と、その日に養子に出された娘。
お互いをまったく知らないまま、
自立して生きていくためにある意味頑なに踏ん張っていた二人が、
人との出会いによって柔らかく変化していき、
お互いを探し始める。

ショックな展開もありつつ、
温かい気持ちに包まれるエンディング。

私は、絆は「時間」と「その深さ」が作るものだと思うけど、
「血」がなければそもそもこの世に存在できなかったわけだもんなぁ……。

UNEmi