「Get used to disappointment, right? 割り切ればこれはこれでありなのかも?」バイオハザードIV アフターライフ アキ爺さんの映画レビュー(感想・評価)
Get used to disappointment, right? 割り切ればこれはこれでありなのかも?
最初はホラー映画のハズだったバイオハザードシリーズ。もはやホラーの要素は忘れてミラ・ジョボビッチのファンの為に、ミラ姐さんの旦那のポール(ダメな方の)アンダーソン監督が作っている映画といった感じがします。
ストーリーどうこうというよりも、カッコ良いシーンを撮って後でストーリーを考えました・・・っと言っても過言ではないようなストーリーの薄さ。作品として期待していた方はがっかりでしょう。「がっかりするのは慣れてるわ」と登場人物のセリフにあったのが妙に印象に残りました。
しかしながら元々90分前後でサクッと観れて、スグに忘れる事ができるのがバイオハザードシリーズの長所の1つと考えれば、これはこれで良いのかもと思えてきます。
前作の続きからなのでアリスが大量発生しているのが、なんだか面白かったです。弱くなる血清射たれても全然弱くなってないとか、ご都合主義の鏡です。なんでもアリがここまでくると逆に楽しくなってきます。アクションシーンでやたらスローモーションを使っているセンスが1999年の「マトリックス」辺りで止まっている気もしますが、深くはツッこまないようにしましょう。
海外ドラマの「プリズン・ブレイク」で一躍有名になったウェントワース・ミラーがクリス役で出ているのは嬉しかったですね。たいして活躍せず出オチみたいになってしまっているのが玉に傷でも今後の活躍に期待です。
また残念な点はミラ姐さんが歳を取った感が否めない事です。この時点で第一作からすでに8年経過しているので仕方ない事なのですが・・・「ミラ・ジョボビッチを如何にカッコ良く撮るか」が主題のシリーズ。やはり永遠に続けるのは無理だよなぁという事を感じる作品でした。