「Don't reach for the moon, Sabrina」麗しのサブリナ SpicaMさんの映画レビュー(感想・評価)
Don't reach for the moon, Sabrina
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王子に手を伸ばしてはいけない、とイギリスからの移民で運転手をしている父親は奉公先の次男に恋焦がれる娘に釘を指し、恋心を冷まし、かつほどほどに上の階級に嫁げるようパリに留学させる。堅実な策だろう。
ここは新天地アメリカ、階級差など本来は気にされない土地のはずだが、本作品では貧富の差がしっかりとあり、旧世界同様に結婚もビジネスのうちに決められたりする様子が描かれ、少ししょんぼりする。
が、そこはビリー・ワイルダー、しっかりとロマンチックな大団円を用意しているので安心して幸せに浸ることができる。
当時、ヘップバーンは25歳、憧れの次男Wホールデン36歳、おっさんだがしっかり者の長男Hボガード55歳。
こんなに若くて美しく、パリ仕込みの料理の腕を持つ娘が自分を好いてくれれば、嫁にするしかないでしょうよ、奥手のご長男。w
映像、美術もロマンチックだった。
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