「ヘップバーン きれい」麗しのサブリナ CBさんの映画レビュー(感想・評価)
ヘップバーン きれい
午前10時の映画祭にて。
1954年のアメリカでは、まだまだ会社社長と運転手の身分格差は大きなもので、運転手の娘と社長の恋愛なんて考えられず。そうした背景の下で描かれたお伽話。とはいえ、主人公の一人ライナスは、何度も「なんの問題があるものか、時代は20世紀だというのに」と言っているから、そんな階級社会の最後の方なのだろう。
あの「ローマの休日」の翌年というだけあって、ヘップバーンはいよいよきれい。ローマの休日だけかと思ってたが、さすがにいろいろあるんだね。
2年間パリに行き、伯爵と友達になって教養、化粧や身のこなしを身につけたら、社長兄弟にも気づかれないほど洗練されて、という設定は、まさに少女漫画かと思ったが、いやいや逆に少女漫画が映画の設定を引用しているのかもしれない。作成されたのはそんな年代だ。
軽いコメディとして長く残ったこともよくわかる。楽しくて、そして美人女優が主演してるという、映画の一つの王道だよね。
あー、ヘップバーンを満喫できた!
しかし、デビッドもライナスもおっさんすぎるだろう。この頃の俳優って、ほんとにおっさんばかりだったんだね。ハンフリーボガードにもウイリアムホールデンにもごめんというコメントだが、心から思った。
今晩は。
コメント、ありがとうございます。
オイラ、ロマンティスト何です・・。(いてて、石を投げないで下さい!)
で、夕食時に、愛する妻と”君の瞳に乾杯!”とか言っていたんです。(あ、作品が違うや。いてて、そんなに石を投げないで下さい。!!)では。CBさんの呆れたお顔が見えるようですが、これに懲りずにこれからも宜しくお願いいたします。では。
CBさんへ
「♥共感」ありがとうございました。
ヘップバーンは序盤でパリに行く前でも充分魅力的なのに、スタッフの彼女への更なる磨き込みエネルギーが凄い! 流石のワイルダー監督もヘップバーンに精気を吸い取られて演出がおろそかになってしまったのでは?