劇場公開日 2010年7月10日

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プレデターズ : 特集

2010年6月28日更新

2週連続企画
新生「プレデターズ」はココがエキサイティング!

第2回:ファン必見の新生「プレデターズ」、その深部に迫る!

特集第2回では、シリーズファンに向けて「プレデターズ」のディープな情報を伝授。スーパー・プレデターの噂の詳細や映画の製作舞台裏など、「プレデターズ」のさらなる深部に迫る!

長い歴史を持つシリーズだからこそ、ファンは気になることがいっぱいだが…
長い歴史を持つシリーズだからこそ、ファンは気になることがいっぱいだが…

記念すべきシリーズ第1作「プレデター」
記念すべきシリーズ第1作「プレデター」

■その1:“スーパー・プレデター”登場!

プレデター映画はこれまでに4作ある。第1作は南米の密林でアーノルド・シュワルツェネッガー率いる特殊部隊と闘った「プレデター」、第2作は大都会でダニー・グローバー率いるLA市警と死闘を繰り広げた「プレデター2」で、この2作がシリーズの本筋。その後、「プレデター2」のプレデターの宇宙船内に狩猟の捕獲品としてエイリアンの頭蓋骨が展示されていたことから、南極を舞台に2種族の遭遇の歴史を描く「エイリアンVS.プレデター」、それに続く続編「AVP2 エイリアンズVS.プレデター」が製作されたが、この2作はいわばスピンオフ。そして今回の「プレデターズ」は久々に本家本筋に戻り、第1作「プレデター」を踏襲して製作されている。

そのため、プレデターの設定も第1作のプレデターを進化させたもの。さらに「作品ごとに新種のプレデターが登場する」という本シリーズのお約束を踏襲。こうして登場するのが“スーパー・プレデター”なのだ。



【ロバート・ロドリゲス インタビュー1】シリーズとの関連性

製作のロドリゲスは、本作をシリーズのなかでどのように位置づけているのか? また、80年代版のシリーズファンが気になる時系列の設定について語るインタビュー動画を配信!



スーパー・プレデターは、従来のプレデターより身長が高く、動きが速い。頭部が細長く、身体全体のデザインも優美になったが、これまで通り1体ごとに細部のデザインや性格、能力も異なる。


【ロバート・ロドリゲス インタビュー2】プレデターの新種族登場!?

新たに登場するスーパー・プレデターとは? プレデターが装備する新たな武器とは? さらに、プレデターの新たな種族も登場!? ロドリゲスがその一端を明かすインタビュー動画をチェック!



ロドリゲスによれば、本作には何種類ものプレデターが登場。さらに狩りの対象となる人間以外のクリーチャーも登場するという。プレデターは、そうした獲物たちから学習し、進化を遂げていくのだ。そして、同じプレデター間でも対立する種族も姿を現すという。これらの初登場クリーチャーたちのデザインや能力にも期待大。そして、第1作と同じクラシック・プレデターも1体登場すると言われており、どんな登場の仕方をするのか興味が募る。

CGでモデリングされた新たに登場するクリーチャー 完成した本編ではどんな活躍が見られるのか?
CGでモデリングされた新たに登場するクリーチャー 完成した本編ではどんな活躍が見られるのか?

そして「プレデターの装備や武器が作品ごとに進化する」というのもシリーズのお約束。プレデター標準装備である、姿を隠す光学迷彩装置、生物の温度を感知する視覚補助装置、手首に装着したコントロールパネル内蔵のガントレット等の性能は、果たしてどう進化しているのか。長槍スピア、ネットランチャーなどプレデターご用達の武器の進化にも要注目だ。

さらに、シリーズもののお約束、セリフの引用も気になるところ。第1作の主人公がプレデターを罵倒して言う「醜いかあさん(ugly mother...)」は、第2作と「AVP」にも登場したが、「AVP2」にはこのセリフがなく、代わりに第1作の「機関銃をくらえ!(Get to the chopper!)」が使われた。第1作を意識した本作には、果たしてどんなセリフが登場するのかも気になるところ。



■その2:新生「プレデターズ」誕生秘話

プロデューサーのロドリゲスと本作の歴史は長い。彼が「プレデター」の続編企画に着手したのは、なんと15年前。彼が当時書いた脚本は、17世紀、航海中のスペイン船にプレデターが乗り込んでくるというストーリーだった。さらにロドリゲスは第3作として、第1作と第2作の主人公がプレデターに誘拐され、彼らの惑星でプレデターと闘うという脚本を考案したが、どちらも予算不足のため実現しなかった。


【ロバート・ロドリゲス インタビュー3】「プレデターズ」はこうして生まれた

「プレデターズ」はすでに15年も前から企画されていた――。当時を振り返りながら、ロドリゲスがアーントル監督を抜擢した経緯など、製作裏話が満載のインタビューをお届けする。



その後、ロドリゲスとは関係なく、03年に「プレデター3」の企画が持ち上がる。第1作の主人公がプレデターの惑星で闘うという設定だったがこちらも頓挫する。

長い年月を要したが、復活にかけた クリエイターの思いが詰まっている
長い年月を要したが、復活にかけた クリエイターの思いが詰まっている

そして、09年4月にかつてロドリゲスが執筆した脚本をもとにシリーズ最新作が再び始動。製作の20世紀フォックスは、ロドリゲスに監督か製作を担当するよう依頼した。しかし、ロドリゲスは2010年夏の公開にあわせるには日程的に不可能であることから監督はせず、製作を担当。なによりもシリーズ復活を最優先させ、自分以外の監督を探すこととなった。

すぐさま多数の監督が噂になり、「ディセント」「ドゥームズデイ」のニール・マーシャル、「テキサス・チェーンソー」「13日の金曜日」のマーカス・ニスペル、「ハンコック」のピーター・バーグ、「ソウ2」のダーレン・リン・バウズマンら新進注目監督の名が次々に浮上。だが、ロドリゲスが選んだのは、ニムロッド・アーントル。ロドリゲスが彼の第1作「Kontroll」(未公開)と第2作「モーテル」を気に入っての大抜擢だった。2人は、ロドリゲスによる第3作の脚本を踏まえて新たな物語を構想。こうして生み出されたのが「プレデターズ」なのだ。



■その3:SFXには第1作のハワード・バーガーが参加!

彼らの前に立ちふさがるスーパー・プレデターの姿は? ベールを脱ぐのは、もうすぐ!
彼らの前に立ちふさがるスーパー・プレデターの姿は? ベールを脱ぐのは、もうすぐ!

プレデターの映像化に際し、CGを最小限に留めているのもシリーズのお約束通り。

特殊メイクとクリーチャー特殊効果を担当するのは、KNBエフェクツのグレッグ・ニコテロ。彼はロドリゲスの盟友で、「フロム・ダスク・ティル・ドーン」「スパイキッズ」「グラインドハウス」でもコンビを組んでいる。

そしてもうひとり、KNBエフェクツのハワード・バーガーは、第1作のプレデターを故スタン・ウィンストンと一緒に担当した人物。2人はウィンストンの第1作への誠意を忘れずに今回のスーパー・プレデターを創造した。


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