「よく練られた世界観」デイブレイカー ケイさんの映画レビュー(感想・評価)
よく練られた世界観
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永遠の命を得られるので、自ら進んで、ヴァンパイアになりたがる、どんどん増えて、世の中はヴァンパイアが支配しているという構図。ヴァンパイアになっても人間の記憶があり、知性もある世界観が珍しい。しかし、人間の血を求めてしまい、人類が滅びるのを嫌う主役のイーサンは血の代替開発をしている研究者という役回り。自らは人間の血を嫌い、弟に騙されて、ヴァンパイアになったことを悔いている。弟からしたら、兄にも永遠の命を与えたかった兄弟愛なんだが。一番新鮮だったのはヴァンパイアになっても、人間に戻れる方法があったこと。サム・ニールの娘への愛も親としてわかるけど、かなり怖い。ラストはヴァンパイアがまだまだ多そうだけど、人間に戻れる方法が分かったので、さぁ、これからというところで終わる。ここから先も大変そう。映像はマトリックスを思わせるような緑掛かった感じで、夜の世界を表している。血が飛び散る、結構グロいシーンもある。
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