劇場公開日 2010年11月6日

「それが今のおれの有用性だ」マルドゥック・スクランブル 圧縮 yonda?さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5それが今のおれの有用性だ

2018年6月30日
iPhoneアプリから投稿

一度死んで生まれ変わった少女が生きる意味を探す物語。ウフコック八嶋智人が良い声だし上手すぎる、説得力ある。ピッタリ。
登場人物や機関の名称などが卵にちなんだものになっている。
「バロット」は孵化直前に茹でられたアヒルの雛、「シェル」は卵殻、「イースター」は復活祭を祝うカラフルな卵、「ウフコック」は煮え切らない卵、「ボイルド」はゆで卵。
ボイルドが差し向けた異形の殺し屋たちは、バロットを殺すのが目的ではなくて、ウフコックを使い手に逸脱させるのが目的。思惑通りになってしまうバロット。力を手にした若さ故の過ち。
万能兵器である道具存在のウフコック。自分のことを濫用したボイルドを許さず決別したが、バロットに対してはどうするのかというのがPART1。ものすごいいいとろで終わる。
大今良時のマンガ版も傑作。

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