「毒とトゲが残りました。」借りぐらしのアリエッティ deathさんの映画レビュー(感想・評価)
毒とトゲが残りました。
まず私は「ジブリ」が大好きです。
ジブリ作品は必ず見て来ました。
それだけの「期待」込めて見に行った時の感想です。
「見るに値しない」
ココから下は「毒」と「トゲ」をもって評価するので
見たくない方はどうぞ戻って下さい。
「ジブリ作品」だとか「テーマ」だとか「原作」だとか
そんな話はどうでもよくて単純に面白くないです。
絵は綺麗です。流石ですね。(ゲド戦記の時も「背景は綺麗」とかいう評価でしたね。)
何か設定を「深読み」して「子供には向かない」とか
感想を持った方もいるようですが、んなことはありません。
「子供」じゃなくても十分楽しむ事は出来ません。
(※ソレを楽しめないのは「知識が乏しいからだ」等という
選民思想が入ったイカれた反論は論外です。ご了承ください。)
最近の「ジブリ作品」に張り付いてた説教臭さは薄れてますが、
その分、淡々と時間が流れ90分間テンポすら変わらず、
登場人物が焦っていても、母親が慌てても、父親がケガしても…
ずっと一定の行動。成長も発展もナシ。
とまあ、つけようと思うなら色々イチャモンならつけれますが…
単純に面白くないよコレ。設定とか原作とか声優とか置いといて、
演出とか脚本とか、面白くないよ?
脚本を「宮崎駿さん」やっちゃって、監督ヒヨってない?
大竹しのぶさん以外の声は良かったと思いました。
しのぶさん、私はあなたの声を聞きに来たんじゃなく、
アリエッティのお母さんの声を聞きに来たんですよ?
映画に求めるモノの根底は「見た直後の感情」だと思うのです。
楽しかった。悲しかった。怖かった。難しかった。
ココまで何も感情が出てこない薄っぺらいのは久しぶりです。
例え宮崎さんや鈴木さんが嫌いな「コケティッシュ」な演出でも楽しい物を求めたい方。
DVDすら見る必要はありません。原作本を買って読んだほうがマシです。
心の底から鈴木さんの引退を望みます。