踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!のレビュー・感想・評価
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【”俺には部下はいない、居るのは仲間だけだ!そして、真なる極悪は誰だ!”今作は序盤はコミカルなコネタが積み込まれ過ぎてやや心配になるが、終盤の展開はスリリングでナカナカな作品である。】
ー 今作で漸く、第一作で頭のキレるシリアルキラーである小泉今日子演じる日向真奈美の、極悪なる企みが分かる。
それにしても、極悪の犯罪者を美しき人が演じると、凄みが増す。キャスティングの妙であろう。
第一作のレビューでも書いたが、私はこのシリーズを観たことが無いので、分からない部分も有るが、それが良かったのか今作も面白く鑑賞したモノである。-
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・このシリーズは、コミカル要素とシリアス要素の絡みとバランスが重要なのであろうな、と改めて思う。
故に、前半のコミカル過ぎる展開がやや気になるのである。
・青島のレントゲン写真に影があり、それを気にしたすみれ(深津絵里)の心配する姿からの、実は・・、と言う展開は想像していた通りで、やや脱力するが想定範囲内なので、良しとする。(エラソーで、スイマセン。)
■湾岸警察署が新署長に引っ越しするバタバタシーンから始まるが、その過程で実弾入りの拳銃が三丁盗まれ、連続射殺事件が起きる辺りから面白くなってくる。
フェイクのバスジャック事件などが起きる中、犯人から犯罪者9名を釈放する要求が来る。
キャリア組のトップの連中は会議室で超法規的措置を取るかどうかを議論するが、犯罪者に対してはその犯罪に見合った刑以上のものを処すべきと考える鳥飼管理補佐官(小栗旬)と、青島との考えの違いが明らかになる展開は良い。
そして、今作でも室井はキャリアとノンキャリアの間に立ち、眉間に深い皺を寄せて苦悩するのである。
又1-3作まで観て来ると、柳葉敏郎が演じた室井慎次と言うキャラクターが、人気がある理由が良く分かって来るのである。
・青島が室井に”そんな仕事で面白いんですか?”と問うと、タクシーに乗った室井は”へっちゃまげな(余計なお世話だ。)”)と呟くシーンも、良い。二人の関係性が伺えるところと、秋田出身の室井の地が出るシーンだからである。
・後半はスリリングな展開となる。新湾岸署が暑いシャッターにより封鎖され、そこに毒ガスが散布されようとする中、青島は独自に動き始めるのである。
そして、青島と真なる極悪者である人心掌握術に長けた日向真奈美と対峙するシーンはナカナカなのである。
<今作は、ノンキャリアの係長捜査官が、仲間と自分の直感を信じ悪に向かう姿と、例え極悪でも命を重んじる姿が、印象的な作品である。
序でに言えば、亡くなった和久さん(故、いかりや長介さん)が記していたノートに書かれていた、時折チラリと映る文言は、警察のバイブルとして特にキャリア組のトップクラスの会議室にいつもいる連中に、熟読吟味させたら良いのではないかな、と思った作品でもある。>
青島と木島‼️
この作品はファンを人間不信というか、キャラ不信に陥れる作品‼️基本的にやってる事は前二作と同じ‼️三日間で複数の事件が発生し、本庁と所轄が衝突しながら事件解決‼️これだけだと新鮮味がないから、"引っ越し" を加えて、ドタバタ感を出そうみたいな‼️そして今回から和久さんが不在‼️「踊る大捜査線」における和久さんの存在は大きい‼️そこで今回は甥っ子を登場させ、和久さんの名言が記入してある "和久ノート" から和久さんの名言を読み上げさせる‼️そんなバカな‼️しかも"和久ノート" って⁉️和久さんが書いたの⁉️「俺ってイイこと言うなぁ」とか言いながら和久さんが書いてる⁉️気持ち悪い‼️ナルシストみたい‼️和久さんをそんなキャラにしてしまうとは許せん‼️そして今回は雪乃さんも不在‼️そして青島と室井さんもラストにチョット顔を合わせるだけ‼️これはキャストの大人の事情が関係してるとしか思えない‼️「現場に政治を持ち込むな!!」まさしく青島のセリフ‼️一作目の敵役・日向真奈美がネット社会でカリスマと化してる設定もオカシイ‼️日本人はそんなことしません、リアリティ無さすぎ‼️そして犯罪グループのボスの正体‼️なんとTVドラマの第一話の万引き犯の小学生‼️あの憎めない可愛らしい小学生が成長してこんな凶悪犯罪を⁉️ホントに「踊る大捜査線」の世界観って容赦ないというか、夢も希望もない‼️脚本もダメダメなら、演出もダメダメで、青島の病気がある程度早い段階で誤診と判明‼️本人には知らされず、余命短いと覚悟した青島の大奮闘‼️しかし観る側は誤診と判っているので、青島の頑張りもすみれさんの涙もまったく響かない‼️青島が鉄の扉を木材で必死に叩くシーンも滑稽だし、ブレーカー落としやスカンク描写もギャグのつもりなのか⁉️こんな企画が通るんだからスゴい‼️私がこの作品でお気に入りのシーンは二つ‼️雨の休憩室での青島とすみれのカップラーメン喰いながらのやりとり、そして青島俊作と木島丈一郎の初共演‼️短いけど‼️
相変わらず織田のPV
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湾岸署が引越をするが、そのタイミングで銃が盗まれる。
そしてそれが様々な犯行に使われる。
犯人は「優秀な刑事に逮捕された犯人は優秀」とか意味不明なこと言い、
過去に織田に逮捕され服役中の犯人らを解放せよとか言い出す。
でいつものように織田があり得ん単独行動で事件を解決。
結局主犯は過去に織田に逮捕された小泉今日子だった。
刑務所に面会に来た奴を洗脳して犯行を起こさせたのだった。
ではどう解決したのかと言うと・・・いや、詳細は書くだけ無駄やね。
全て織田がカッコいいですよって言いたいだけのシナリオ。
まあこのへんはいつも通りやね。
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フジテレビ主催の映画って何故いつもこう無駄に派手なのだろう。
それがために余りにも内容が薄っぺらく感じてしまう。
不特定多数の犯人らの解放を要求されるという、
あまり見かけないパターンでもあり期待できた、途中までは。
でも結局いつも通りの一人舞台で、織田のプロモーションビデオと化す(場)
おれは織田より6ほど歳下で、青春時代から織田を見てて好きやったんやが、
さすがに最近は寒い。アマルフィとかも全く同じ印象やったけどね。。
織田の演じる役って、仲間がどうのこうのとか、言う事は立派なくせに、
とにかく単独行動が多過ぎる。今の時代とあまりにもそぐっていない。
ましてや、40過ぎたオッサンに単独行動で手柄上げられてもなあ(場)
刑事が個々に動いてたような、太陽にほえろの時代やないんやから。
嫁がヤナギバちゃんの出番が無さ杉とか言ってたが、
彼の板ばさみな役こそが昭和にはなかった役どころやと思う。
彼が出ない事でこの映画の軽さが助長されてしまっている。
それと銃を盗まれた時の警察の記者会見があまりにも不謹慎。
会見が終わった直後に、裏で全然反省してない態度に戻る警察幹部。
フジテレビ自体がこういう体質なんやろうなあって思ってしまうわ。
劇場版3作目。 いつもの湾岸署なのにちょっと地味な感じがするのはな...
やはり小泉今日子
映画として成立してない
ご存知、「踊る大捜査線」の劇場版第3弾!!
特に作品の説明は不要。
昔ドラマをリアルタイムで観た我々世代としては、その後様々に派生した踊るシリーズを観れるのはほんとに楽しみなのだ!!音楽聞いただけで震えちゃうもんなー、ほんとに(笑)
監督は本広克行氏。脚本は君塚良一氏。
おなじみのコンビ。
キャストもメインメンバーはほぼ変わらず。和久さん役のいかりや長介さんは残念ながら亡くなってしまったんだけど、今作品では和久さんの甥っ子役が登場する。
で、その楽しみにしていた劇場版、観終わった直後の感想は・・・がっくり。。。。
これ映画として成立してるか!?テレビドラマでいいじゃん、というのがほんとーに素直な感想。
劇場版1作目⇒2作目と続くつれ、脚本が粗くなっていくのがはっきりわかったが、その流れを見事に踏襲。
3作目は2作目以上にヒドイ。
フジテレビが制作に絡んでる悪い部分が思いっきり出てる。テレビのレポーターがやたらと出てきたり、お台場をフューチャーしすぎる演出も相当に鬱陶しいが、ちょい役とは言え、キャストに有名人が出過ぎてるのもどうにも。。これで脚本が素晴らしく、そのメンバーを活かしきれていればそれでもいいんだが、てんでバラバラ。具材だけ豪華だけど、全然美味しくない味の濃い料理を食べた気分。。
ここから先は少しネタバレ含むので、見たく無い方はここまでで。。
まず青島の病気の話、わざわざ話を膨らますためのしょうもない演出、一時期やたらと流行った死にオチ映画みたいな展開でアホらしかった。劇場版第1弾でやってるじゃん、既に。で、真下なんだがこいつ何のために出てきてたんだろ??一番最後だけでいいでしょ、出てくるの。途中、青島は容疑者宅での爆弾解除も失敗してるし。必要だったのかな、あのシーン?すみれさん達が署内に閉じ込められたときも、スカンクって・・・どんな演出だよ。。それと、やたらと和久ノート引っ張り出すのもねぇ。。で、最後ハッカー連れてきて、ハッキングしてセキュリティ解除するのかと思いきや、「電源落とせばいいんじゃないの?」の一言であっさり開いちゃったし。
本庁と所轄の壁が以前より何故か高くなってるのも意味不明。鳥飼(小栗旬)のキャラ設定もよくわからん。あんなエキセントリックにする必要あったの?こいつが真犯人です、って展開なら、このキャラ設定もわかるんだけど。。
何だろね、色々詰め込みすぎて、結局全部箱から飛び出しちゃったみたいで、ストーリーが全くまとまってない。
笑えるシーンもほとんど無かったし。
小泉今日子の怪演だけは良かったけど。
好きな作品だからこそ余計に残念。
同じ日に「ハング・オーバー」も観たんだけど、この作品の脚本の見事さと比較して、穴があまりに目立ちすぎた。
けど、こんな作品でも、おそらく過去作品の興行収入とか塗り替えちゃうんだろうなー。。
フジテレビが総力を上げてプロモーションするだろうからね。ほんまに鬱陶しい行動。メディアが自前のプロダクションと手を組んで公共電波で宣伝してんじゃねーよ、バカ、と言いたい。
まぁ、それは置いておいて、ファンとしては次回作に期待したい。
次があるかどうかはわからないけど。。
もし次があるならば、思い切って監督も脚本も交代して、もう少し唸るようなストーリーでこのキャラ達を活かしてもらいたいもんです。
どんどんおもしろくなくなる踊る大捜査線シリーズ
踊る大捜査線シリーズ、どんどんおもしろくなくなっていきますね。テレビ局の作りたいものと観客が見たいもののズレが一番大きくなっていった時期ですね。相変わらず、スピード感はないし、なにより、全然おもしろくない。僕たちが見たいのは、刑事ドラマ。難解な事件が発生して、謎を追いかけながら犯人を捕まえ、大円団、こういうストーリーなんですよ。ただ、この作品、特に前半は、引っ越しと青島さんの健康の話がメインで、事件の操作は脇に追いやられてた。
メインのストーリーに絡んでくるけれど、正直、人が引っ越しでバタバタしてるとこ見せられてもなんにも面白くないです。。
人の健康診断の結果というセンシティブな話を、簡単に言いふらす湾岸署の面々のモラルのなさ。誤診を伝えない所長の判断にドン引き。最後には、スミレさん、不特定多数に情報発信(笑)観客がこれを見たらどう思うかという考え方が欠落してますよね。
後半は、事件捜査がメインになって、ここは面白いんだけど、ようやく盛り上がったと思ったら、急にサイコパスの独白がスタート。。しかも、最後はなんの抵抗をすることもなく捕まえて脱出し、解決??この人、11年間、死ぬために策を巡らせて来たんですよね?なにこの終わり方?
小栗旬さん、小泉孝太郎さん(初登場じゃないけど笑)など、本庁の新キャラはいい感じでしたが、湾岸署の新キャラは、魅力なし。伊藤淳史さんは、ただの和久さん名言スピーカーだし、滝藤賢一さんに至ってはなんで中国人??
制作陣はもう一度踊る大捜査線が何で世の中で支持されたのか考え直した方がいいのでは?
死ぬ気で生きろ!
"踊る大捜査線(映画)" シリーズ第3作。
DVDで鑑賞。
テレビシリーズは視聴済み。
前作から7年経ち、湾岸署も世間も様変わり。「変化」が大きなテーマとして据えられている印象で、シリーズの新たなスタートを切るような勢いに溢れた物語が面白かった。
オープニング曲が第1話と同じで始まりを意識させられたし(だが「リズム&ポリス」が良かった)、青島が係長になり、新キャラが登場するなど、まさにシーズン2だな、と…
警察署の引っ越しを題材にする着想の斬新さもさることながら、その混乱に乗じて発生する事件の多いこと多いこと。
ちゃんといつもの「踊る」の感じを出しつつストーリーのスケールアップを成し遂げていて、見事な脚本だと思った。
死ぬ気で生きろ。常に、心に誇りと信念を持って。いくら世の中が変化しようと、変わってはならないものがあるのだと、己を貫徹して突き進む青島の生き様に胸が熱くなった。
[以降の鑑賞記録]
2011/? ?/? ?:DVD
2011/? ?/? ?:DVD
2011/12/30:地上波初放送
2012/09/15:土曜プレミアム
2013/? ?/? ?:DVD
2017/? ?/? ?:DVD
2020/04/29:DVD
2023/04/03:FODプレミアム
※リライト(2023/04/03)
※修正(2024/10/12)
☆☆☆★ ※ 鑑賞直後のメモから 『野良犬』を始め、ちょっとだけ『...
☆☆☆★
※ 鑑賞直後のメモから
『野良犬』を始め、ちょっとだけ『生きる』やレクターシリーズ等。
政府か組VS私服組。
本庁VS所轄。
現場VSお偉いさん。
政府VS警察。
アナログ人間VSデジタル人間。そして…。
《死》を軽く扱うネットの体質に対して、《死》の現実に直面してなお必死に生きる事を選び人間。
かなりの大人数の出演者をきっちりと配置。湾岸署引越しに引っ掛けて、全員を一ヶ所に集める。観ているだけでも「お金かけてるなあ〜かけてると単純に思う。
ただそれだけに無理矢理感はどうしても否めない。
警察を始めとして、官庁等でも仕事をする際には、出入りする業者・社員等。身元確認は必須の筈なのだが?引越し業者だけは別なのだろうか?
それに加え、何かと隠蔽体質の有る警察。マスコミに社内を披露する事自体、あの状態では有り得ない。何しろ、新庁舎で有りながら武器庫周辺のセキュリティーが余りにも杜撰。所詮は映画なのか…。
だがそれでも娯楽映画としては充分に面白い。
その辺りは流石だ!幾ら引越し中だから…と、あそこまで署内中が右往左往しているのは幾ら何でもだけど。
新メンバーでは小栗旬が良い。登場直後には、もう青島と対等な居る位に存在かが有る。
踊る4に至るキーワードが散りべられているのだが。室井が◯◯進出を匂わせて終わるだけに、今後は青島とのからみが深まる可能性はかなり高いと見た。
小◯今◯子の演技だが、『空中庭園』での演技と比べてしまうと、それ程の怖さは無い。
「事件は会議室で…」に続く決め台詞も出て、段々と青島が和久化に向けて行く感じもチラホラ。
でもスリーアミーゴ有っての『踊る…』なのだが…。居なくなるわけ無いよね?
2010年7月3日 TOHOシネマズ/日劇1
うーん。期待度ほどでは・・・。 なんだか今までの総集編のような、出...
スリーアミーゴスがメイクして謝罪するとことか、「手術してやろうか」...
いろいろと中途半端で何が描きたいのかわからない
総合:60点
ストーリー: 50
キャスト: 65
演出: 55
ビジュアル: 70
音楽: 70
真剣さのない喜劇調の軽い演出と、へんにわざとらしさの残る恰好をつけたくさい演出が入り混じっていて、犯罪物としては随分と中途半端な印象を受けた。
物語もいま一つで、爆発物の調達や引っ越しのどさくさにまぎれてシステムの改変や銃の窃盗などをどうやったのかわからないし、これだけ大きな犯罪を成立させるためには超えるべき障害が大きい。それなのに素人相手に簡単に裏をかかれ、ネットでビデオ会話して相手の思うがままに動かされる警察官たちにはかなり失望させられた。こんなわかりやすい罠に簡単にかかるなんて、いくらなんでも警察にここまで馬鹿ばかりが揃ってはいないだろう。
暇つぶしに見るにはそれほど悪いものでもないけれど、積極的に見なければと思うほどのものではなかった。
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