「悲しい…」ロストクライム 閃光 元朗さんの映画レビュー(感想・評価)
悲しい…
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原作を読んでから初日に行ってまいりました。原作での最初の殺しが自宅のすぐそばで起きたため、どう映像化されているのか興味津々、それ以前に本当の三億円事件の第3現場は地元であり、自宅にも聞き込みが来て、当時中学生だった者には忘れようにも忘れられない事件なのです。
さて、複雑でかつ登場人物一人ひとりのの心のひだに入り込んだ、キレのいい原作を2時間に押し込めることは、伊藤監督といえどもできなかったようです。さらに警察という管理組織の怖さも十分表現できなかったといえます。ハッピーエンドのテイストがある原作に対し、なんともやりきれないラストです。
残念ながら、原作を読まないとまったく理解できないし、読んだら読んだで理解しがたい映像化となりました。いい俳優さんが多かっただけに、ますます悲しい。
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