「納得の面白さ」長ぐつをはいたネコ Blueさんの映画レビュー(感想・評価)
納得の面白さ
猫なのに、アントニオ・バンデラスの代表作にもなりえる 本作品。 『シュレック』からのスピンオフということだけあって リズムよく、ダンスシーンもマニアックな笑いも 時々目に留まるブサイクなキャラクターも バランスよく取り込まれていて、納得の面白さ。スペインを意識した音楽(ダンス)やスペイン語のセリフも作品を引き立てています。
主人公猫・プスの声を担当したアントン。声でセクシーさを表現ってできるの?という心配をよそに生き生きとした声出。時々まぬけなリアクションも、アントンの顔が目に浮かぶようでした。
ヒロイン猫・キティ・ソフトパウの声を担当したサルマ・ハエック。こちらも声でセクシーさをアピール。“動きの多い猫ちゃん”だったので、アントンよりはセリフ少なめ。意外と聞き取りやすいスペイン語なまり(の英語)。
プスの幼なじみ・ハンプティダンプティを担当したザック・ガリフィアナキス。『ハングオーバー』で一躍有名になったお髭の人。なるほどねー、結構声優向きかもしれない。キャラクターの嫌味っぽい顔とザックの声&演技がマッチしてました。あのジャンプスーツは笑えた。
その他、ブサイク・ジャック役にアンジー元夫、ビリー・ボブ・トーンソン。声優もするなんて意外ー。アンジーとカップルだったのも意外ー。
猫をしっかり研究したうえで キャラクターを作り上げているし、それでいて人間のようにしゃべる猫の細かい動きまで計算されているところが 丁寧に作ってるなぁと感心。 きっとアメリカン・ギャグだと思う「オォキャット・ohhh cat」が日本でどれくらいウケるかが 気になります。 単純ストーリーのわりに長く感じたので評価4.0で。