ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコルのレビュー・感想・評価
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Teamwork
トム・クルーズ主演の
MIシリーズ 4作目
『点火しろ!」の合図で始まる
オープニングロールも最高。
あの、カッコいい
テーマ曲を聴くとワクワクしますね。
冒頭シーンのプリズンバトルシーン
Dean Martinの曲が流れ
アンバランスなところも
面白かったです。
IMFのエージェント
イーサン・ハントのアクションが
とにかく、カッコいい。
最新テクノロジーの
スパイ道具にも注目!
ブルジュ・ハリファの
危険度Maxシーンや
砂嵐の中のカーチェイスも強烈でした。
余談ですが
2011年、12月に開催された
レッドカーペット
(ファンミーティング)に当選
トム、ブラッド監督、ポーラさんと
同じ空間にいられて感激でした。
(2022年10月4日 追記)
期待を裏切らないつくり
これは普通、というか個人的に印象が薄い。次作からの復活ぶりと新しい挑戦に驚きがあったぶん、今となってはこれは無難な感じに思える。
それでも印象的なシーンがあるのはこのシリーズらしいところ。
やっぱり本作だとビルのぺったんと張り付くシーンのあれかな。ストーリーはどうだろう、とくに凝ったところもなくこれまた無難。
期待を裏切らないつくりに徹した感じがちょっとする。
シリーズ4作目、
面白い映画だ、楽しめるのは保証できる 素晴らしいアクション映画で、是非観るべきとオススメする しかし名作かというと口ごもってしまうのだ
シリーズ第4作
前作の監督J・J・エイブラムスは製作に回った
「スパイ大作戦」に立ち戻った彼の手腕をトム・クルーズが大変に高く評価したということに他ならない
本当は本作も引き続き監督での続投を願ったのかも知れない
しかしJ・J・エイブラムスが固辞したのではないだろうか?
自分は製作に回って全体をコントロールしたいと、監督にはブラッド・バードを推薦したように思える
前作で大抜擢してもらって名前が世界に売れたのだから、また次作の監督をありがたく務めても良さそうなものだが、このシリーズの監督に何年も縛り付けられて、それだけの監督で終わりたく無かったのだと思う
せっかく売れた名前で、もっと沢山の仕事をやりたいということだろう
内容は素晴らしい
前作を踏まえて、「スパイ大作戦」とは、チームワークとスパイ道具の面白さだとキチンと押さえてある
その上でコミカル風味を加味して来ているのが本作の特徴
それ故にアニメ出身監督が起用されたのだと思う
さらに、前作では端役だったベンジー・ダンを大きく取り上げ現場工作員としてイーサンのチームメンバーにしているのもその方針に沿った対応だ
第1作からの主要メンバーのルーサー・スティッケルは、彼のキャラクターの存在自体がシリアスな空気になるので、ラストシーンにゲスト扱いで登場するのみ
前作で強烈な印象を残したのにマギー・Qが演じたアジア系女工作員のゼーン・リーは今作には登場しない
本作では女工作員はジェーン・カーターがその座を占めている
演じたポーラ・パットンも確かに美しいが、今ひとつ不満だ
キャラが立っていない、ありきたりの女工作員だ
アクションは更にスケールが大きくなった
前作の上海での超高層ビルでのアクションは夜であったが、本作ではドバイの世界一の超高層ビルを真っ昼間のアラビアの強烈な明るさの中での空中アクションだ
しかもIMAX の明るく広いレンズとフィルムで撮っている
そのカメラがまた室内からだけでなく、ヘリからのものなのだ
CG合成なしの、生身のアクションは壮絶だ
トムがスタントマンを使わずに144階の外壁から吊り下げられてアクションをしてみせるのは仰天
クライマックスの機械式立体駐車場内部での、3次元アクションも過去に観たことのないものだった
それぞれに大いに満足した
世界一のアクションシーンを撮るという目標だったと思うがそれは十分に達成されてんいると思う
スタントチームは世界最高の仕事をしたと思う
しかし星が5つにできなかった
何かが不満だ
なにかギクシャクしている
構成が悪いように感じる
どう考えてもドバイシークエンスが最終決戦のクライマックスにこそ相応しい
インドのムンバイシークエンスと立体駐車場は中盤にふさわしい
バランスがおかしいのだ
新キャラのウィリアム・ブラントの登場の意味は、シリーズをこれからも長く続けていくためではあるのは分かる
49歳と年齢があがってきたトムを、40歳のジェレミー・レナーで補強すると同時に、後継主役の準備しておくことなのだろうが、キャラ造形がどうにもブレブレでひどいのだ
しかも冒頭に殺される工作員ハナウェイが、ジェレミー・レナーに似ていた役者で混乱してしまう
ブラントの正体を観客はいつまでも怪しんでしまうのだ
もちろんミスリードを狙ったものなのだろうが、活かせてない
それきりになってしまっている
だから暗殺者のサビーヌ・モローとのドバイシークエンスが今ひとつ冴えないものになってしまった
もっとサスペンスが欲しかった
レジーは本作で名前をあげて、翌年の2012年競合アクション映画シリーズの「ボーン・レガシー」の主演に引き抜かれてしまう
そちらは1作だけに終わり、またこのシリーズに帰ってはくるのだが・・・
アクションも砂嵐が襲来する遠景の大迫力の割に、ただ単に視界が悪い中のカーアクションではガッカリした
想像していたのとは違う
超高層階で潜入用に無理やり開けた窓の開口部に、大風と共に大量の砂嵐が吹き込んで大混乱に陥る中でのアクションを観客は予期した筈だ
それを裏切るなら、その予想以上のことを展開してくれなればガッカリするだけだ
つまり脚本が練り上げ不足なのだ
しかしその責任は脚本家の腕ではないと思う
前作から5年も間隔をおいたのだから、時間不足の話でもない
原案から脚本に落とし込むプロット段階の問題であるのだから、J・J・エイブラムスの責任だろう
また強烈な印象を残したブルジュ・ハリーファ・ビル外壁での超高層アクションも観せ方が単調だ
確かに仰天する映像なのだが、どこかCGとか特撮合成に見えてしまう
本当に実際の映像であるという観せ方があったように思う
もったいないことだ
これも、その脚本自体に問題があるのだから、撮影構想にまで影響は当然及ぶ
監督や、撮影監督、編集の責任でも無いと思う
監督は、特に立体駐車場での縦横無尽な動き、ジュラルミンのトランクケースが滑り回るのは、流石にアニメ出身の監督らしさがあり、動きの観せ方は上手かった
しかし全体を俯瞰して観客に状況を理解させるとか、登場人物の感情の動きを観せるとか、となるとどうも力不足は否めない
それでも面白い映画だ、楽しめるのは保証できる
素晴らしいアクション映画で、是非観るべきとオススメする
しかし名作かというと口ごもってしまうのだ
各地の風景が楽しめた。
シリーズ最高傑作
ドバイのスリリングさが堪らない
ハントは高いところがお好き
今回はモスクワで罠にはめられ、クレムリン爆破の犯人にされてしまう。
次はドバイの高層ビルと砂嵐で騙しと追っかけが楽しく、クライマックス状態。
その結果、ムンバイは付け足しみたいになってしまった。
女殺し屋役のレア・セドゥーはその後、ボンドの恋人に。
トム・クルーズの映画作成の心意気を深く感じた作品
より人間臭くなった我らがヒーロー(ほめてます)。
ブラントのやりたくなけどやらにゃあならん時の準備体操真似してます(*^^)v。
ドバイでのアクションが売りになっている映画なのだけれども、
何年も経って、心に残っているのは、ドラマパート。
ブラントへの探り合い。
ブラントの、イーサンへの心の距離感の詰めあい方。
ベンジー、初エージェント勤務の”一人前”感覚。
緊張感あふれる場面なのに、あんなにお腹抱えて笑ってしまうなんて!
クレムリンでの大写しでも、ドバイの「RedはDead」とかのたもうた時も。
それを聞いた時のイーサンの嫌~な顔。ルーサーならイーサンを心配し、無条件に頼っていられた。心配なのはルーサーがやるかやらないかだけ。なのに、イーサンをスーパーマン視しているベンジーは「できるでしょ」って感じで言ってくる。しかも不完全。
この二氏を入れただけで、緊張感倍増。
急ごしらえで、いろいろ事情アリのチームなのに、なんだかんだあって、このチームだからこそのガッツポーズをとってしまうようなコンプリートもありと、飽きさせない。
恋人を亡くしたばかりで肩に力入っているカーター。
まあ、チームワークなんてそんなもんだ。初めからばっちり信頼できる仲間と組めるなんてそうそうない。相手もプロだと信じて、人知尽くして天命待つなんだろうな、何事も。
イーサンの格好良さを見に来たはずなのに、
スパイ映画としてハイテク機器を使いながらクールに任務を追行する姿を見に来たはずなのに。
あれ?手に汗握る人力。とてもつない人間臭さ。
でも、それがやみつきになる。
さすが「Mr.インクレディブル」の監督。
シリーズ3で家族を持ったイーサン。
なのに、なぜ?ここにいるか?と度肝を抜かれるオープニング。
そして、徐々に明らかになる、3~今作までのイーサンの生活。
そして、シリーズ3で教え子を失くしたイーサン。
だからなのか、シリーズ最初~3までのような、周りの意見を聞かずに、周りを巻き込んでぐいぐい責めるイーサンはいない。
世界の人々を危険にさらさないためのミッションを、自分の命・体の危険を顧みず、やらなければいけないことをこなしていく姿勢は変わらねど、”インポッシブル”を際立たせるだけの演出ではなく、仲間の個性が際立つような演出に変わった。
「妻を守るのは僕の役目だ」
失敗が心のしこりになっていたのに、それを許されるどころか、信頼されるって嬉しいし、幾回りも心の器が大きくなったイーサンに、何度も惚れ直してしまう。
こんな言葉言われてみたい。
そして、イーサンとジュリアの決断。あまりにも男らしく・女らしく、ロマンチックでありながら、あまりにも切ないけれど。
そんなイーサンの苦労・思い・寂しさ・切なさ・男気・ちっぽけな幸せをわかってくれるルーサーがいることに、これまた胸が温かくなる。だからイーサンはすさまない。
世界平和の維持よりも何よりも、このラストで、ぽっと心に明かりが灯ったような幸せな気分になる。
そんなところも何度も見直したくなる肝。
そんな風に、”味方”のドラマは丁寧に描かれている。
反面、”敵”キャラは、1のマックスを越える人物がいないのが寂しい。
悪役を演じられたニクヴィスト氏は勿体なあと思う。
3でも、マーサン氏やホフマン氏がもったいなかったけれど、最近は”世界悪”の書き方って難しい。
そんな中でも、女殺し屋として登場したセドゥさん。
わずかなシーンながら、目を引く。その後、日本でも彼女の主演作がたくさん公開された。相変わらず、トム様の映画に出た後ブレイクする女優・俳優が枚挙にいとまない。俳優としてだけではなく、目利きとしても優れていらっしゃるんだなと感服。
そして、やはりこのシリーズを他にはないものにしているのは、トム様のアクション。
ドバイのスタントはびっくりしたけど、一番心臓に悪かったのは、振り子で部屋に戻る時、イーサンが窓枠におでこ?(顔?)ぶつけて落ちそうになる場面。あわてて3人で押さえて部屋に引き入れますが、心臓止まりそうになりました。後で考えるとあの場面はセットで、背景CGだと思いますが、多分トム様は本気で顔ぶつけていると思う。目じゃなくて良かった(ほっ)。
このシリーズで毎回書いてしまうけれど、お体だけは気を付けて。
もうどれをとっても最高です★★★★★。
≪追記 2025.10.14≫
USAの核に対する認識ってこんなものかとそこだけは残念に思う。
『(ハリウッド版)ゴジラ』でも、『フォール・アウト』でも、失笑物の描写。映画関係者に、広島・長崎・福竜丸を勉強して欲しい。国の要人よりも、一般人の知識の変化を促したいと、改めて思う。
むしろレア・セドゥがカッコイイ
安定の超絶アクションです。
おさらいしとこう、その4。
3の続編感を出してきているものの、チームはかなり入れ替わり、ベンジー大活躍だけどルーサーはチョイ役。メインの悪役が今ひとつだけど、その分レア・セドゥがカッコいいけど、贅沢すぎる使い方で、驚く。
ビルでの撮影は…無茶苦茶です(褒めてる)。
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