「家族で楽しめる”西部劇”」トゥルー・グリット septakaさんの映画レビュー(感想・評価)
家族で楽しめる”西部劇”
見てよかった!
こんなに良いなら、
もっと早い時期に、
TOHOシネマズ六本木とか、
スクリーンが大きくて音響もいい
映画館で見ればよかったなぁ、これから気をつけようっと♪
オープニングカット。
なんと変哲もない風景が
映っているだけなのですが、映像に隙がない。
まだ、なにも始まっていないのに、緊張の糸が、
ピーンと張りつめているのを感じさせられてしまう。
もう、この時点で、
あ~、いったな!と満足している自分がおりました。
◇ ◇
父親を殺された14歳の少女の復讐劇
そこに、保安官が巻き込まれていく
西部劇とありましたが、
西部劇というよりもコメディタッチな
ヒューマンものという感じがしました。
コーエン兄弟が監督をしていましたので
『ノーカントリー』のような博学な方にしか
わからない小難しい作品になっているのかもしれない、と
念のため、覚悟はしていたのですが、あまりのポップさに
うれしい意味で拍子抜け。大丈夫か?コーエン兄弟??と
逆に、心配になってしまうほどでした(苦笑)
先は読めるのですが、役者の好演と、先にも記した、
隙のない映像に引き込まれ、そんなことはどうでもよくなってしまう。
それでも、さすがにクライマックス直前のシーンでは、
なんで、逃げてないの?なんで、そこにいるのよ?
14歳少女の驚きとは、また違った意味で、
オイオイ!と驚かされてしまいましたが(苦笑)
★彡 ★彡
大好きなマット・デイモンも堪能❤
真面目に演ずるコミカルな芝居にクスクス笑ってしまいました。
奇妙な表現かもしれませんが、
“ファミリー向けの西部劇”
その惹句がピッタリのような気もしました。