「なんとなく面白い」トゥルー・グリット あんゆ~るさんの映画レビュー(感想・評価)
なんとなく面白い
2010年アメリカ映画。110分。2011年11本目の作品。コーエン兄弟の最新作で初の西部劇。
内容は:
1,父親を殺された14歳の娘は復讐のために独眼の保安官を雇う。
2,保安官はいやがるが娘が復讐に立ち会いたいと同行することに。
3,二人は徐々に犯人を追い詰めていくが、娘が捕まってしまう。
本作を一言で表すなら「たぶん正統派」。この言葉はコーエン兄弟にふさわしくないのかもしれないけど、恐らく玄人好みしそうなオマージュがこめられていたり、決闘シーンがあったり、人間の成長物語であったり。
1つ間違えば退屈になりかねない展開。睡魔が襲いそうになりながらも、要所要所でなんとなく面白いプロットがあったりで、最後までゆるく引っぱっていくあたりは、コーエン兄弟の真骨頂といえると思う。
なにか高尚なテーマが本作に込められていたのかどうかは分からない。でも、作品全体としてはなんとなく高尚。もう1回観ればなにか良い発見がありそうな映画。そして機会があれば観てみたい。
そんな作品でした。
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