劇場公開日 2011年3月18日

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「コーエン兄弟の西部劇」トゥルー・グリット 奥嶋ひろまささんの映画レビュー(感想・評価)

3.0コーエン兄弟の西部劇

2022年7月12日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

コーエン兄弟の西部劇。まさにそれ。
と言う感じ。派手な打ち合いは終盤までなく、
主人公、ジェフ・ブリッジス、マット・デイモンの
掛け合いを楽しむ映画だった。

ジェフ・ブリッジスがスゴく良くて、
僕は演技の事なんて何も知らないけど、
冒頭の裁判のシーンで、ジェフブリッジスがなんとなく
言った事に聴衆が笑うのだけど、
そのリアクションが「あ!これでウケるんだ」って言う
驚きと喜びが現れてて上手いなぁと思いました。
そう言うちょっとした仕草で心を掴まれると、
後は見入ってしまう。

とは言え、中盤特に何も起こらず、
ただ親の仇を討つと言うだけの話なのでダルいのも
事実。

終盤までは主人公は父親の仇を討つのに必死だけど、
いざ仇を前にすると躊躇してしまう。
だけど、眼前では殺し合いが行われ、
愛馬も殺されてしまう。
心通わせたはずの相棒だけど、
主人公とは違う世界の人間と言う線引きがされたと
思うのだけど、その対比が良かったと思います。
その間のキャラがマット・デイモンでバランスを取って
たのかなと。

奥嶋ひろまさ