劇場公開日 2010年6月12日

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「倫理観崩壊エンターテイメント」アウトレイジ オレさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5倫理観崩壊エンターテイメント

2018年4月1日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

興奮

関東一円を牛耳る大型暴力団、山王会の内部抗争をテーマに三つ巴のヤクザの血みどろの争いを描いたバイオレンス作品。

初任侠モノはおろか、初北野映画という初尽くしの記念すべき作品笑。
頭が悪くなる、語彙力が乏しくなるなどの悪影響しか受けなさそうな前評判の中、まさかの3部作という大型作品になった記念に鑑賞笑。

まさに錚々たるメンツと言わんばかりに随所に日本の名優が出演し、皆一様に頭の悪い罵詈雑言を繰り出してきてめっちゃ笑う。
登場人物やその所属の組が異常に多い為、理解するのに非常に疲れるが、発言に深い意味がなさ過ぎるので真剣に観るだけ無駄なのかとも思う笑。

おそらくこのシリーズで多くの方が楽しんでいるのがほぼ全員が発言するバカヤローとコノヤローの二大罵声とエグすぎてもはや笑える殺人シーンであろう。

バカヤローコノヤロー問題に関してはその発言回数をそれぞれ数えている人もいるクラス笑。めっちゃ楽しそう笑。

口ん中をドリルでズタズタにされる石橋蓮司、頭に菜箸をぶっ刺され指を切断されるマキタスポーツなどなど、名シーンに挙げられる点も多い残虐シーンをいつの間にか楽しみにしている自分に気づいたらもう手遅れ笑。
ラスト手前でガードレールに結び付けられた縄を首に括られた状態で車に乗せられた椎名桔平が縄が伸びきった瞬間どんな動きを見せるんだろうとワクワクしている自分が確かにいた笑。人格を変えてしまう怖い作品。

続編ありきな感じで作られた感もある為、一応主人公であるはずの大友は負け続きの様な展開。
巨大組織の中の一グループの一頭でしかない大友が手足とも言える部下を全て殺され、失意のうちに刑務所に放り込まれ、始末したはずの男に殺されるという盛り下がりまくりの逆境の中、どう復讐劇を繰り広げて行くのか楽しみにしていきたい。

オレ