「人生とはつらいものですね。」春との旅 かず君さんの映画レビュー(感想・評価)
人生とはつらいものですね。
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豪華キャストで描く家族ドラマ。
北海道の元漁師である忠男は、孫娘の春と共に、ある日突然、家を捨てて旅に出る。
旅の目的は住む家を求めて、親戚縁者を訪ね歩く旅。ただ家族との過去の確執から助けてくれる兄弟はおらず、忠男は自分の人生を見つめ直すことになる。
その中で、自分が如何に自分勝手に生き他人に迷惑をかけてきたか、今も孫娘におんぶに抱っこであることを、足が不自由でつい甘えてしまう自分の姿に情けなさを感じつつも何も出来ない惨めさに苦しみながら旅を続ける。
春も忠生という重い荷物を背負っているという実感から、つい発してしまった一言がこの旅の始まりとなってしまったが、自分にとって忠男(家族)が如何に大切な存在であるかを旅の中で再認識する。
人生は常に厳しいものであることや、人生とは何か?考えさせられる作品。
また家族と老後の付き合い方にも問題提起しているのでは?
人は人に寄り添って生きていく。
良いときも、悪いときもー。
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