劇場公開日 2010年2月27日

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「家族の良心に対する敬意を感じる仕上がり」しあわせの隠れ場所 マスター@だんだんさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0家族の良心に対する敬意を感じる仕上がり

2010年3月3日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

幸せ

これが実話だと知らなければ信じられないくらいデキ過ぎの話である。
そんな話に説得力を与えたのは、浮浪児を温かく見守り強い信念を持つサンドラ・ブロックの演技もさることながら、少年役のクイントン・アーロンが大きなカラダ全体から発する誠実さが大きい。
また、まだ小さい長男のS.J.がふたりのつなぎ役となって話が湿っぽくならないようにしている。子役ジェイ・ヘッドはなかなかの芸達者ぶりだ。ただのお涙ちょうだいの作品にしなかったことが、少年を含めた家族の良心に対する敬意に感じられた。

日本の誰かさんもね、人の懐でなんとか手当なんか考えてないで、自分の懐痛めて才能のある子供たちを救ってよ。おカネあるんだからさー。

ここのところすれ違いばかりで、お久しぶりのキャシー・ベイツ。マイケルの大学選びに揺さぶりを入れるシーンは笑える。

マスター@だんだん