ソルトのレビュー・感想・評価
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二重スパイ(ダブル)のアンジーは面白かったが‥。
幼いころから旧ソ連(ロシア)でスパイになるために教育される幼子が多くいる。その中にアンジーがいる。
冒頭、北朝鮮にCIAだと間違われ、拷問を受けるアンジー。それを恋人が必死になって捕虜交換で救い出す。この件で、アンジーは恋人と本当に愛することになり、結婚する。
2年後、オルロフと言うロシアからのスパイがCIAにやってきて「アンジーこそが二重スパイだ」と告げる。途端にアンジーの携帯がなり、アンジーに嫌疑がかかる。
色々あって、大統領が核を操る部屋にテッドと言うロシアのスパイ(表向きはCIA)が核を発射しようとする。
しかし、アンジーはアメリカに潜入したロシアのスパイに自分の恋人が殺されたことで、仲間を裏切る。愛こそ全て!なのだったw
で、ヘリで護送だれているアンジーは、ピーボディと言う警察に信用され逃される。ヘリの中でのやり取りはアンジーをピーボディが尋問するふりをして手錠を外し「(アメリカにいるたくさんいるロシアのスパイを倒すために)暴れて来い!」だった。
そして、アンジーはヘリから川に飛び降り、逃げるのだった。
女性のスパイものだが、片手で反動が大きいハンドガン(ピストルとも言う)をバンバン、撃って相手を倒すのは無理があるんじゃないか、と思った。せめて両手で持って撃つならともかく。鍛えてはいるんだろうが、やはり、筋肉質な男性と比べると迫力は落ちる、と感じた。役作りのために、アンジーも体を鍛えて10キロくらい増量して欲しかった。
【”蜘蛛の毒”二転三転四回転するストーリー展開と、米露大統領を巻き込んだスピード感溢れるシャープで、ソリッドなソンストップアクションシーンに魅入られる逸品。】
■イヴリン・ソルト(アンジェリーナ・ジョリー)は、CIA本部にてロシア人密告者オレグ・ワシリエヴィチ・オルロフ(ダニエル・オルブリフスキー)を尋問するが、逆に彼の口から米大統領の暗殺を命じられたロシアのスパイとして、彼女の名前が挙げられる。
追跡する同僚たちと壮絶な攻防を繰り広げるソルト。
だが、突如として彼らの前に現れて投降する。
ソルトの狙いは何だったのか。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・イヴリン・ソルトの出自が明らかになる過程で、観ている者は製作者サイドの仕掛けたトラップに掛かるか、掛からないかでこの作品の面白さは違って来る。
・更に、ソルトが結婚した蜘蛛の研究者マイクと、彼女の関係性をどう見るかでも、違って来ると思う。
■この作品の魅力は、二転三転四回転するストーリー展開と、米露大統領を巻き込んだスピード感溢れるシャープで、ソリッドなノンストップアクションシーンの数々であろう。
その中で、アンジェリーナ・ジョリーが扮するソルトの表情から、何を読み取るかがキーである。
・ソルトの上官テッド・ウィンター(リーヴ・シュレイバー)の突然の反旗。及び彼の本当の出自が、彼自身からソルトに告げられるシーンなどもナカナカである。
・そして、ソルトは自ら捕まった時に、全てを画策したテッド・ウィンターにキッチリと復讐し、彼女を護送中のヘリから信じ逃がすビーバディ(キウェテル・イジョホー)の決断と、ハドソン川に、自ら身を投げるソルトの姿。
<今作は、アンジェリーナ・ジョリーのソリッドな動きと、目を離せない展開に魅入られるノンストップアクション映画である。
近年、二時間半を超える映画が普通になって来ているが、今作は尺1時間44分でキッチリと見応えタップリに魅せるお手本の様な作品である。>
壮絶なスパイ
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アンジーは表面上はCIAの工作員だが、実はロシアのテロ組織の一員だった。
そしてある事から二重スパイである事を疑われ、CIAに追われる身となる。
夫にはそのどちらの顔も明かしてはいなかったのだが、
緊急事態なので、自分が実はCIAの工作員である事を告げる。
夫はそれでも構わない、一緒に生きて行きたいと言ってくれた。
そして共にロシアに逃亡してボスと会うのだが、ボスが何故か夫を殺す。
所詮周囲の目を欺くための結婚と思ってた?ようわからん。
でもアンジーは夫を愛していた。それでキレてボスを殺す。
CIAのアンジーの先輩は、形式上アンジーを追跡してたんやが、
コイツも実はアンジーの組織に属する先輩テロリストだった。
このおっさんが、核爆弾をアジアに向けて撃とうとする。
アメリカが世界から大反発を食らう状況を作るのが目的とな。
アンジーは何故かそれを邪魔しようとする。
とことんまで組織憎しということなのだろうか?
で、このおっさんに「結婚してから君は変わった」と言われる。
そして自分の指示で夫が殺させたと匂わせる発言をする。
アンジーは何とか発射を妨害したが、現れたCIAにより拘束される。
それでも、後ろ手に手錠をかけられた状態でこのおっさんを殺す。
ヘリによる護送中、CIAの高官と話をする。
一連の話とアンジーの雰囲気で、核を止めたのはアンジーで、
おっさんがロシアのスパイだったと高官は信じたのだろう、
そしてロシアの組織を潰すのに利用できるとも考えたのだろう、
アンジーがヘリから海上を飛び降りて逃げるのを黙認してくれた。
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やっぱりさすがはアンジーといったところか。
歳を取ってますます魅力的になった気がする。
アクションは昔に比べたらやや落ちたかも知れないけど。
とにかくカメラワークが激し過ぎて、動きがようわからん(場)
それにしてもクールなスパイの役を好演していた。
多分夫を殺された事が全ての行動力にを生んでるんやろから、
その意味では愛と憎悪ってのはすごいなあという気がする。
それにしてもすごいのは先輩スパイを殺した場面。
2階の手すりごしにおるおっさんの頭をジャンプで飛び越え、
後ろ手の手錠で首を絞め落とすという、ものすごい執念を感じた。
大統領暗殺とか核の話とか、ちと話が大き過ぎた感はある。
どんだけセキュリティ甘いねんってツッコミたくなったわ(場)
それにスパイのおっさんを殺したから真相は藪の中って、
おいおい監視カメラなかったのかよって笑ってもうた(場)
でもまあそのへんのシュールさはアメリカのアクション映画の常。
全体を通じてまあまあ面白かったんで別に構わない。
それと終わり方が中途半端やったけど、続編狙い?って思った。
最近続編作る映画が多すぎてうっとうしいから。
その女、イヴリン・ソルト
Amazonプライム・ビデオで2回目の鑑賞。
アンジェリーナ・ジョリー主演のスパイ・サスペンス・アクション。二転三転するイヴリン・ソルトの人物像にハラハラさせられましたが、アクションは普通、ストーリーもどちらかと云えば平凡な類でよくあるアクション映画の印象でした。
ラストは続編を匂わすものでしたが、米国内の興行成績が製作費とトントンだったことで流れた模様…(笑)
強靭な女スパイ アンジー
逃走シーン、銃撃戦、ソルトの身体能力が凄い。大型車両から大型車両へと跳び移るシーンが圧巻でした。
架空のストーリーではありましたが、アメリカ vs ロシア( ケネデイ大統領暗殺事件に関しても )として描かれていた事に驚きました。.
恋に落ちた場面でのアンジェリーナ・ジョリーが、とても美しく魅力的でした。
諜報活動、凄い世界なんでしょうね。。
テレビ東京を録画にて鑑賞
思いのほか骨太スパイストーリー
もっとスタイリッシュなストーリー、映像構成かと思っていたけど、思いの外、骨太なスパイアクションものでした。アンジェリーナ・ジョリー演じるイブリンがボコボコになりながら戦う姿は痛々しくも真に迫るものがあった。この人、なにげない立ち姿がとてもカッコいいですね。
ストーリーは特に後半にかけて、裏切り、ドンデン返しの連続!薄々分かってたものから、マジで!?ってものまで怒涛の展開でした。まあ、イブリンがアメリカ側についた理由が恋人(夫)に心動かされたからというのがイマイチな展開。。
にしても、CIAっいうのはこんなにも他国のスパイに潜入されてるんですかね 笑
続編ありきみたいな終わり方ですが、かれこれもう10年近く立つんですね。もう続編はないのかな?
最高!少しネタバレ
スパイ映画大好きですが、銃も使いまくり、敵も倒しまくりですごく面白いです!
でも、CIAだかFBIだか男の人たち弱すぎないか?笑
女の人に対してあんなにボコボコやられていいものか。これも多分伏線でこうなっているんだろうな。すごい!
共闘同士の戦いで銃を投げて相手の動きを鈍らせるのは訓練の時習ったのかソルトはそれをされてちゃんと対策していましたね。すごい作り込まれてる!アクション細かい!
2絶対あると思うので観ます!続きが気になる!
強い女性
国よりも愛を誓った旦那を選んだ。
もっと旦那とのエピソードを入れて欲しかった。
旦那殺されるのも。
「えっここで??」
そしてその後船で仲間全員殺すって、、。
ちょっと展開早いっす。
でもアンジェリーナのアクションはさすがって感じだし。
変装してどんどん出し抜いて行くのはスパイっぽくてgood
要所要所のシーンを大事にしてくれればもっと入り込めた様な気がしました。
強くなりたいと思う
最初に観た時はアンジェリーナ凄いというのと、どっちの味方なのか分からなくて…ってコロムビアなのだからアメリカの味方に決まってるのに…ハラハラしたのを思い出します。
今回の鑑賞は何度目だろう…
だけどソルトを観るたびに、いつも肉体的にも思考的にも強くなりたいと思ってしまう。
他人に見せてるのは本当の自分ではないのはスパイだろうと、そうでなかろうと同じなのでは?
この映画を観るたびに賢さと力強さ、ストイックさを併せ持ちたいと願ってしまう。
スパイ疑惑で拉致された時、1人で会社から逃げる時、ロシアの大統領を殺しに行く時、最後の元仲間を殺す時。
私は残忍なのだろうか、けれど競争社会の中で皆が毎日生き残りをかけて戦っている。
精神的にも肉体的にも知識経験と鍛錬された者だけが生き残る優劣の法則を思い浮かべてしまう。
私も強くなりたい。ならなければならないと思わせる映画。
トゥームレイダー、Mr.&Mrs.スミス、チェンジリング、ソルト…
結構観てるな…
私は前向きに譚として受け止めて観てます。
脚本、手抜き作品の部類。
脚本家がらみでこの映画をチョイスしました。
前に
陰謀のセオリー
と
マイ・ボディーガード
を書いている脚本家です。
「陰謀のセオリー」はよくできた刑事ものサスペンス。
「マイ・ボディーガード」も同じく刑事ものサスペンスですが、こちらのほうがネタが濃くて好きですね。
なんせデンゼル・ワシントンが・・・ネタバレになるので書きませんが・・・
グロとかインパクトのある作品が好きな私にはグッとくる作品でした。
・・・で、今回のソルトですが・・・
まず、のっけから分かりにくい。
謎の部分を残しておいて見る者の興味を引き付けるのはよい。
しかし、謎の部分が多すぎてワケが分からない。
ワケ分かんないままアクションシーンに突入していく。
また、そのアクションシーンが長い。
話の構成が完全に間違ってるんじゃないでしょうか。
結局、最後まで見てわだかまりのようなものが残りまくりました。
一体、主人公の行動はなんだったのか?
一体誰だったんだ、どうなってたんだ?
というのがスッキリ解消されないまま終わってしまいました。
一番いけないのは主人公のポリシーです。
以下、ちょっとネタバレ。
この主人公はどっちの側なのか?どうしてそっち側なのか?
という大切な部分が説明されていません。
蝙蝠野郎みたいでこれじゃ、ヒロイン失格ですよ。
日本のアニメ、デビルマンもそうですが、裏切り者をヒーローにするのは非常に難しい。
裏切り者は裏切り者なのでヒーローにはならないんですよ。
デビルマンはテレビアニメだからまだもつのであって映画だったら見ていられなくなるはずです。
この映画もそう。
非常に嫌な後味の映画でした。
リスニング上達手段として・・・
英語に関しては例のごとく20パーセントくらい聞き取れました。というか字幕についていけました。
いつも言ってますが20パーセント聞き取れれば映画は十分わかります。
この映画 ソルト の
英語自体は比較的簡単。ところどころイディオムが出てきて分かんない程度です。
しかし発音はめちゃめちゃハイレベル。
字幕がないと何を言ってるのか全く聞き取れません。
このレベルの英語だと一生かかっても聞き取れるようにはならないんじゃないでしょうか。
机上で勉強する限り。
二回目に一時停止をかけながら見ていて、よく一回目に20パーセントも聞き取れたなぁと我ながら感心しました。
でも、きっと、このレベルの英語を聞き取れるように努力しようってのは時間の無駄になると思います。
リスニング強化教材としては使えないでしょうね。
おうw
アクションは予想以上に良かった。
意外とアンジーが動けてびっくり。
トラックの上に飛び移ってくシーンは結構良かったと思う。
だけどストーリーがウゥゥン…
今さらソ連と言われても…
ちょっとB級かなー…
まぁまぁw
としか言いようがないww
おうwて感じw
スカっとはするけど面白くはないかな。
先ほど地上波で見た。
アンジェリーナ・ジョリーって人は知ってたけど顔なんてよく見たことなかったから、あああれがアンジェリーナジョリーか、と思ったわけです。分厚い唇があんまり好みじゃなかったかな。(フライトプランって映画で、雪の降る空港に到着したときに刑務官とグルになってるCAが逃げたけど、そのCAの顔にちょっと似てた。マニアックでスミマセン。)
割と、いろんな映画レビューサイトで、「ソルトのストーリーがわからなかった」っていう声が聞かれる。が、マトリックスのように考えさせられるわけでもなく、アクションを楽しみながら意味を考えつつストーリーを追うという感じ。
ストーリー自体は難しいことはないし、至って単純だと思う。けども、伏線が多いので簡単に先が見えるわけでもなく。だから、過去を見ていってあそことつながっている、とかストーリーをつなげていけば難しいことはないかな。
途中でパトカーから逃げるシーンは笑えた。おいおい、パトカーから逃げるなんて発想普通しねーぞと笑った。ま、上手いこと逃げるんだけど。最後で、ヘリから逃げる。どちらも意味のある「逃げ」なんだけど、結局捕まって→逃げるを何度も繰り返しているうちに「また逃げるのかよ」と思うわけです。ちょっとこれには飽きたというか、げんなりさせられた。
この映画で、アンジェリーナ演じる"ソルト"の目的は、個人的に「ソ連で育てられた修道院スパイの残党を全員殺す」ことだと思う。それは、最後ヘリの中で黒人の元同僚かな?と話してる時に、核爆発を企んだ同じくソ連スパイの「彼」を指し、「彼の仲間ならごまんといる」ようなことを言っていたことによるもの。まず彼とソルトが違う点は、核爆発を起こすかどうかっていうところで明確。ソルトは一切国家的な復讐とか報復を狙っていないことがそれで明らか。仮に狙っているならその場でアメリカ大統領を殺しただろうし、ソ連の大統領も殺せただろうと思うし、何より核を今すぐ撃てるならアメリカのワシントンにでも撃てよと思うしね。ソルト自身、自分の人生の安定を狂わされたスパイに仕立てたやつ、自分の人生を間接的に狂わすスパイ共がうざったくて仕方ない、だから殺してやるっていう話だと思う。殺せば当然アメリカがテロを引き起こされることを阻止するための利にもなるため、元同僚はヘリからソルトを逃したことに合点が行く。どっか船着場でソルトの「義兄弟」に会ったときに夫が殺されていた(ように見えていたけど違うかも)ことも、あそこにいた全員を殺したことである意味憂さ晴らしをしたというか、例えスパイ時代を一緒に育っても許しがたい、夫への愛があったりしたことが垣間見えた。至って個人主義的というか、自分と自分を愛するもの、自分を壊すものを破壊するということだけに執念燃やしているのかな。(ロシア大統領を殺すに見せかけて蜘蛛の毒を使ったのは、ある意味で夫への愛をrepresentしてるとも思える)
シナリオ自体はよく練りこまれたんだろうなーって思う。例えば、とても厳重で核からも守るといわれるホワイトハウスの地下部でさえ、ソルトとスパイが戦ってる最中に何か手を立ててアメリカの特殊部隊が最高司令室に入ってくる構成(普通そんなのありえねーよと思うわけですが)とか、乗り物で移送中に逃げる展開を2つ盛り込むとか、警官10人くらいに動くなと言われている最中に殺さないとか、発砲してるのに全部当たらないとか(ジャッキー・チェンかよ。)最初にロシア人のじーさんがきたときに尋問させたあと(映画監督として、ソルトを)逃がすことに一生懸命だったり、そこでパトカーに乗せることであえて意味を創りだしたり。そうではあっても、ストーリーが単純、繰り返し、特別な意味を持たない、っていうところでちょっと減点。
全体が素晴らしく面白い!見た後スッキリ!っていう部分では全然評価できない。点を上げるなら、男勝りであっても、スパイとして天才であるからこそ(ソルトにとっては良くないかも)、あらゆる敵にも勝つ、天才的知性によってあらゆる乗り物やら人、機械、システムを操ることに気持ちよさが多少なりともあったと言えると思う。(スーパーマン、ALL ステータス HPもMPも精神敏捷性器用さなどなどが99999、いわゆるチート設定なのは、監督のアンジェリーナだけはスパイで天才で、他のスパイの100倍強くて天才、っていう強い強い思いが出てるんだろうなーと思った。)
気になったのは間接的に、差別的だなーと思って。
メッカを攻撃するぞーとか、ロシア人が「ぐへへへアメリカみてろよー」みたいなところ、きたちょーせん と言ってみたり。全然配慮ねーなと思って。これがすんげー数の人見て、すんげー賞とって話題にでもなってたらそれこそ反米になりかねんというか、そういうの助長するだろうなーって。
100点満点なら58点。
もつれた糸は君しかほぐせない
映画「ソルト」(フィリップ・ノイス監督)から。
アンジェリーナ・ジョリー主演のスパイ・アクション。
基本的に、殺しあう映画はあまり好きじゃないけれど、
007などを始め、スパイ映画はその枠外らしい。(笑)
気になる一言は、作品の冒頭でメモしたが、最後の最後まで、
誰が敵で誰が味方かわからないスパイ映画らしく
観終わった後に、浮き上がってきたフレーズである。
「ソルト、もつれた糸は君しかほぐせない」
現実的には、続編を期待させるラストシーンから、
彼女がすべてほぐしたとは思えないところに
やや不満が残るけれど、久しぶりにハリウッド映画らしい
邦画ではあまり目にしない、手に汗を握るシーンの連続に
楽しめる作品となった。
「チェンジリング」などのアンジェリーナ・ジョリーと
今回のようなスパイ・アクションを演じる彼女とのギャップ。
これも、映画の楽しみ方の1つである。
美しい・・・
アンジェリーナ・ジョリー綺麗でした・・・後ろ姿で帽子被って立ってる姿だけでもアンジーだぁと分かるほど綺麗な立ち方。内容はまずまずでしたが、アンジーだとアクションも見事に美しくて見がいがありました。
アンジーなぜこの映画に?
劇場で見逃したので早速DVDで観ました。観終わって????アンジーなぜこの作品に出たの?確かに公開時にスパイが見つかったとか話題になったけど。アンジーでなくても良かったのでは?確かにストーリーは面白かった。でも終番のどんでん返しの描き方がいまいち感情移入できません、彼女は愛する夫を殺されて正義に目覚めたの?それとも2重スパイの自分を断ち切ったのか?がんばりすぎるアクションには敬服しますがアンジー少しやせすぎですね。この手のアクション映画ならもう少し肉体を厚くした方が説得力がある。好きな女優だけに残念。ヒットしなかった理由に納得。
謎のロシアスパイ
つい最近 米国各地に10人のロシア人スパイが 市民を装って住んでいて情報を収集していた。なかには夫婦として 子供を地元の学校に通わせていたスパイもいたし、若い美人の妻がスパイだったと聞かされて寝耳に水の夫まで出てきたが、一斉に逮捕された。彼ら10人のロシア側スパイは ロシアに逮捕 拘束されているアメリカ側のスパイで原子物理学者と交換に 超法規処置によってロシアに送り返された。10人のスパイの代わりに 米国に戻ってきた物理学者は 自由の身になったにも関わらず 自分はもともとロシア人なので、ロシアに帰国すれば また逮捕されるが それでも帰国したいという意志を表明した。
米ソ冷戦終結から時が経っても 依然として米ソ核兵器縮小交渉に毎回難渋しているように 互いのミサイル攻撃と防衛の対立は持続しており、スパイ合戦も続いているようだ。
何十年も互いの敵国に市民として潜入して 情報を定期的に母国に送り なんらかの指令を待っているスパイが あちこちにいるのは事実だろう。
15年前に成人移民英語講座で ロシアから来たスラーという青年と親しくなった。2メートル近くの身長があり、青い目で金髪の美青年。結婚したばかり。私も再婚したばかりだった。
当時、永住権を取得した移民には その人のレベルに合わせて沢山の英語講座が用意されており 510時間まで無料で講義を受けることが出来た。民間の英語学校に1年間通うより はるかにレベルも高く良質な教育プログラムだった。同じクラスには 若い人が多く、イラン、トルコ、レバノン、ポーランド、ボスニア、ルーマニア、ハンガリア、チェコスロバキア、チリ、ホンジュラス、などなど、様々な国の人がいて、友達になった。
でも ロシア人のスラーだけは、特別だった。会ってすぐ仲良くなった。いつも彼と二人で文学の話をした。彼は 驚くほど博識で、芥川龍之介の本など みな翻訳で読んでいた。私も彼も、英語のボキャブラリーが豊富でないので、適当な言葉が見つからず 時には互いに悔しい思いで歯噛みしながら、日本文化について語り、禅や山岳仏教などの話に熱心に討論した。またフランツ カフカの文学をどう捉えるか などという話にも及んだ。
彼の両親は共に軍人だったので、北極に一番近いニューアイランドというロシアの北の極限に暮らしたことがあると言っていた。1年のうち3分の2は、太陽が出ない島。この島はロシアの軍事基地で、数家族が交代で派遣されているが、1年のうち数ヶ月しか 昼と夜がない厳しい生活でうつ病に陥りやすいので 派遣期間は2年が限度だそうだ。家の外を5メートルもの高さのある大きなシロクマがノシノシ歩き回り、毎晩激しいブリザードが吹き荒れるという。そんな彼の話に夢中になった。
510時間の講座が終了したあとも、2回ほど彼と会った。1度はレストランで 互いにパートナーを紹介しあって、2度目は、オフィス街を歩いていた時 AKIKO-と大声で 呼び止められた。来週日本に行くんだ、と嬉しそうに言っていた。それが最後で、その後 何度か携帯電話を かけてみたが 誰も出なくて二度と彼を見ることが無かった。彼は健康そうな肉体を持ち 裕福そうだった。
今でも私は 彼はスパイだったのではないかと思う。何らかの目的で ここに送り込まれて、前触れもなくどこかに去っていった。彼と話に夢中になって二人で共有した時間をときどき思い出す。
映画「ソルト」を観た。ハリウッド映画で アンジェリーナ ジョリー主演の新作。トム クルーズが主役をやるはずだったのが、かねてよりジェームス ボンドのような役をやりたいと言っていたアンジェリーナが主役に抜擢されて話題になった。3人の赤ちゃんを産んで 養子を入れると6人の子供のおかあさんとして、子育てをしながら 国連親善大使を務めている。芯が強く しっかり者で 自分のスジを通すというイメージから決して外れない。173センチの長身で 目鼻立ちがはっきりした美人だ。
ジョン ヴォイドの娘。彼が米国のヌーベルバーグの切っ掛けになった「真夜中のカウボーイ」で登場したときの衝撃は忘れられない。「チャンプ」も良かった。
アンジェリーナ ジョリーの映画で一番好きなのは「MR&MRSスミス」2005年だ。
新作「ソルト」のストーリーは
CIAエージェントのソルトは 子供の頃ロシアで KGBの中でも過激派のグループに捉えられて、スパイとして特殊教育を受けて育った。しかし、KGBの中で二重スパイをしていた両親を殺されたことを切っ掛けに ソルトはアメリカに戻り CIAとして働く。北朝鮮で拘束されて拷問を受けるが、CIAの仲間に助け出された経験を持つ。
その後、博物館に勤めるドイツ人の昆虫学者と 恋に落ちて結婚、仕事を続けながらも 幸せな結婚生活を送っていた。
ワシントンCIA本部で ソルトは逮捕されたロシア人スパイを尋問することになる。CIAの仲間が注目する尋問室で ロシア人は尋問に答えた後 ソルトがロシアのスパイであると言う。いっせいに仲間から疑いの目で見られてソルトはあわてる。今度は同じ尋問室でソルトが尋問される番だ。彼女は 家にいるはずの夫に危害は及ばずにすむようにしなければならない。逃亡することにする。監視カメラを消火器やパンテイーで覆い、消火器と掃除に使う薬品で迫撃砲を作って 追手から逃げる。辛うじて家に戻ってみたら すでに夫は何物かに連れ去られていた。
ソルトの次のターゲットは ニューヨークで、米国副大統領の葬儀に渡米しているロシアの大統領を暗殺することだ。黒髪に変装して 首尾よく大統領を処分、そして、ソルトが向かう先はKGBの米国内本拠地だった。着くや否や、ソルトを待っていたのは 愛する夫が処刑される場面だった。 顔に出さず、慟哭するソルト。しかし休むことなく さらに、ソルトは 男装してホワイトハウスに潜入して米国大統領の命を狙う。ソルトはCIAエージェントなのか、それともKGBの2重スパイだったのか、、、。というお話。
ハリウッドで活躍するオージー映画監督 フィリップ ノイスによると、アンジェリーナは ほとんどスタントマンを使わずに 危険なアクションを自分で演じたそうだ。
彼女は橋の上から高速道路に落ちて 走ってきたトラックの幌につかまる、、手錠姿でパトカーを乗っ取り カーチェイスの末 逃げ切る、、大統領の乗ったエレベーターを追って 何十階段分もシャフトを滑り降りる、、走っている地下鉄から飛び降りる、、驀進中のヘリコプターから海に飛び降りる、、、そして教会でロシア大統領を暗殺し、ホワイトハウスで米国大統領を襲う。細身の彼女が スーパーマンと バットマンと スパイダーマンと、アイアンマン全部あわせたくらいの 活躍をする。
まったく現実感がないが、おもしろい。
観ていて 時としてソルトと一体となって、逃げ惑い 時として味方だと思った こっち側の相手を無慈悲に殺し、ええっ? それじゃあ 前に殺したあっちは、何も殺すことなかったんじゃないか?と期待を裏切られ そうか、やっぱりCIAの中でも こういう一匹狼が必要なのか と なるほどと納得したり、またそれも疑ってみたり、、、。とても忙しい。
これを娯楽映画という。
とてもお金のかかった 贅沢な娯楽映画だ。こういう映画の評価は ひとこと 「おもしろかった」と答えるのが正しい。
じつにおもしろかった。
古色蒼然とした物語ではあるが、アンジーの存在感が出色
物語の展開や、「おいおい、そこに行きますか。ハリウッドも仮想敵がいなくなって苦しんでるのね」といった感じの真相は、はっきり言って、これまでも散々使われたひな形であって、ストーリー面での驚きはなかったが、ところがどっこい、アンジェリーナ・ジョリーの存在感、肉体的な説得力だけで映画が成立しているのが見事。
ハリウッドのトップに君臨する女優が、体を張ってよくやっているし、彼女のアクションを見るだけでもお金を払う価値ありの一本。
アンジーらしいアクション映画
序盤は普通のスパイ映画です(女性版MI)
中盤手前ぐらいから展開が変わっていき、
なに?アンジーって悪役なの?と思わせる展開ですが、
ここからアクションもストーリーも面白くなってきます!・・・ですが!
そこで上映終了・・・まさかの続編!?っていう終わり方です、
しっかり終わってくれればさらに面白かったと思いますが、
でもアンジー好きな僕としては続編も期待が持てる作品です!
だけどそこは人それぞれっていうことで4という評価に致しました。
全24件中、1~20件目を表示