「ソルトの味付け。」ソルト ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
ソルトの味付け。
主人公の名前とはいえ、なんか微妙なこのタイトル^^;
隣のスクリーンでは「ナルト」が公開されていて戸惑うぞ。
…まぁ間違える人はいないでしょうけども(爆)
ソルトなだけにしょっぱい展開というか、スピード感が
溢れだした展開なので、ついていくのにけっこう疲れる。
アンジーの顔と身体を使ったアクション?演技?に魅了
されるも、ってことは…?と考える余裕もないほど早い。
二重スパイの容疑をかけられたソルトが、もの凄い勢いで
逃亡を図るのだが、その理由が夫を助けたい、というもの。
エ?なんで夫?夫はスパイではないはずなのに…という
疑問が湧くだろうことを考え、すでに冒頭で二人の出逢い
~北朝鮮に拉致されたソルトを救い出した夫との会話が
流される。CIAの職員は家族にすら本職のことは語れない。
(当たり前といえば当たり前でしょうが^^;)そのルールが
アッサリと破られた冒頭からすれば、このストーリーには
二重の罠が仕掛けられているんだろうな、と想像できる。
なので…個人的に物語にそれほどの意外性はなかった^^;
となればやはりアクション!アンジーの男顔負けの活劇!
を期待することになるんだけど、こちらはまずまずで、
いわゆる「ボーン」シリーズの女版を観ているような感じ。
飛び降りたり壁を這ったり、と思えば爆弾までチャチャッと
作りあげてドッカン!!という、まぁしたたかな実行犯ぶり。
この人一体、何をやらかすつもりなんだろう…?と観客の
目を釘づけにしたところで、なんとま~!男装までするんだ。
これが…お父さんと似ているかどうかは分からないけど^^;
素顔がもともとキツイ顔立ちなので、男顔のが柔和だった。
彼女の上司役でまたこの人、L・シュレイバーが出ている。
彼もこういう役が多いなぁ~^^;と思いつつ、その真相と
C・イジョフォーのたじろぎぶりを観比べてみるのも面白い。
ただ後半になればなるほど、技を仕掛ける彼女の顔が益々
怖くなっていくのが(もはやアンジーでもない)結構ホラーで、
今回の彼女は顔面アクション全開だったと^^;私は思うのだ。
スパイなんて映画の中の…などと思っていた時分に、
10年以上アメリカに潜伏していた元KGBのスパイ10人が
一斉に逮捕されたニュースがあった。うわ!いるんだー。
そう思うと妙にワクワクするが、どうやら続編がありそうだ。
(妹分はシュガーか?全部スパイスでまとめてくれ!なんて)