劇場公開日 2010年7月10日

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「圧巻。」必死剣鳥刺し fukui42さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5圧巻。

2019年1月13日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

①兼見はなぜ、いきなり冒頭で側室を殺害したのか。
②普通なら打ち首のはずが、家に1年禁固の刑で済んだのか。

最初のお屋敷でのシーンでいきなりびっくりし。
その後は、①の理由が回想シーンで徐々に現われ、②の現在と交互になっていく所。ここはちょっとわかりずらい所もあったのですが。

③刑が明け、2年領内を旅していただけなのに、①の時より出世している。「なぜだ?!」の嵐。
④きっと黒幕がいそうだけど、それって誰?。

そんなちょっとサスペンスチック(時代劇でも使う?)な展開の中で。「妻の姪」里尾が「おじさま」と兼見を慕うところが、ちょっと心温まります。

藩きっての剣の名手である兼見が生み出した「必死剣 鳥刺し」。それを見た人は誰もいないという設定が、どんな技なのかハラハラしました。いつ出てくるのか、と。

クライマックスの15分。これでもかーの殺陣や、この一連の騒動のあっと驚く幕引き。凄すぎるわ。しばし茫然・・・。

時代劇はあまり観ない方ですが。核となる登場人物が少ないため、徐々に話にのめりこめました。

ゆき@おうちの中の人