必死剣鳥刺し

劇場公開日:

必死剣鳥刺し

解説

藤沢周平の短編時代小説「隠し剣」シリーズの一編を、豊川悦司主演で映画化。天心独名流の剣の達人・兼見三左エ門は、海坂藩の藩政に良からぬ影響を与える藩主の妾を殺める。しかし処分は軽いもので、その腕を買われた三左エ門は藩主の命を狙う別家の帯屋隼人正(おびやはやとのしょう)殺害の命を受ける。一方、三左エ門と血のつながりのない姪・里尾は、密かに三左エ門に恋心を寄せていた。共演に吉川晃司、池脇千鶴、戸田菜穂、小日向文世、岸部一徳。監督は「愛を乞うひと」の平山秀幸。

2010年製作/114分/G/日本
配給:東映
劇場公開日:2010年7月10日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第34回 日本アカデミー賞(2011年)

ノミネート

主演男優賞 豊川悦司
助演男優賞 吉川晃司
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(C)2010「必死剣鳥刺し」製作委員会

映画レビュー

4.0殺陣がよく撮れている

2023年8月26日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

ストーリーは娯楽時代劇でしかない。ただ豊川悦司と吉川晃司の一対一の決闘から大殺陣まで見事に撮影されている。ときにはスローもはいるが自然な流れで気にならず一気に見せるだけの映像になっています

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shigesaku 007

3.0なんだかスッキリしない。。

2022年9月24日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

単純

『必死剣鳥刺し』鑑賞。

*主演*
豊川悦司

*感想*
久々に時代劇を観ました。
ストーリーは、分かりにくいのかなって思ってましたが、わかりやすかったです。

兼見三左エ門は、何故刺したのか、現在と過去を交互に繰り返しながら、謎を解くように物語が進む所が良かった。

あと、兼見三左エ門と里尾との恋愛模様も描かれてて、最初は良かったけど、モヤモヤ感が残ってしまった。。

父親から薦められて観ましたが、個人的にはモヤモヤ感が残ってしまった為、スッキリせず、少し残念でした。

しかし、

トヨエツの武士姿が似合っててカッコ良かったですし、刀を振る姿が素晴らしかったですし、脇を固めるキャスト陣がめちゃめちゃ豪華で、驚きました。

タイトルの鳥刺しって、食べ物かなって思いきや、食べ物じゃなかった!(笑)

総じて、まぁまぁでした。親父!ごめん!w

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ひろっぴ

4.5これは見事な平山秀幸監督作品

2022年7月24日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

本当に、見事な映画だった!
この映画タイトルの真意を知るのはクライマックスの一瞬のためであるが、それ故に決して忘れることができない映画となった。

能の舞いから始まるが、能が終わった直後、殿中で一人の藩の侍が藩主の側女を刺殺するという衝撃的な場面から始まる。刺殺したのは藩でも地位のある兼見三左ヱ門(豊川悦司)であったが、彼の回想シーンによって、藩の様々な人たちが「藩主の妾が藩政に口出しをして藩主は妾の言いなりになっている。そのために藩の財政を担当する侍は自決させられ、農民への重税もあって藩が危機的な状況になっている…」などと言っていたのが分かる。
三左ヱ門は、そのために藩主の妾を刺殺したのだ。
殿中で刃傷沙汰を起こしたのだから、死罪は免れないと思っていると、1年の謹慎。そして藩の重職への復帰……しかし、それは様々な策略によるものだった。
……といった面白い展開のドラマが描かれる。

また、三左ヱ門の近くには結婚に失敗した彼の姪(池脇千鶴)がいて、妻を亡くした三左ヱ門を慕っていた。

三左ヱ門を演じた豊川悦司は『今度は愛妻家』と並ぶぐらいの名演を見せる。凄腕の剣士としての側面も素晴らしい。

本作は、公開時(2010年)から気になっていた映画であり、同年のキネマ旬報ベストテンにも選ばれて更に気になっていたのだが、ようやく観た。(同年のベストテン作品は全て鑑賞済)
観てみたら、「これは公開時に観ていたら、自分の選んだベストテンにも影響あったかも…」というぐらいの映画だった。……ちなみに、同年の小生が選んだ日本映画ベストワンは『告白』。

さすがの平山秀幸監督作品であったが、『愛を乞うひと』など傑作多数の中、時代劇映画でも傑作を残していたことに感動した。

<映倫No.118695>

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たいちぃ

4.0美しい武士の姿があった

2022年7月10日
iPhoneアプリから投稿

日本人が持つ、武士のイメージを完璧に描いてくれた。良い映画だった。
藩のため、藩主のために身を犠牲にして動いていた男かは、最後に自分のために必死剣を振るう。
トヨエツと吉川のかっこいいこと。
そして、期待を裏切らない岸辺一徳のゲスっぷりは良かった。

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ニョロ