武士の家計簿のレビュー・感想・評価
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良い意味で普通
THE時代劇でしたね~凄く普通で刀の代わりにそろばんで生きた武士の一生を描いた物語です。何の盛り上がりもない映画・・・こういう映画もたまには良いかもしれません。でもやっぱり退屈で観ててシンドかったです。映画が悪い訳ではありません。まだこれを観れる自分の年齢が達してないんだと思います。まだアクションのない時代劇は早かったです。
淡々としたホームドラマ時代劇
江戸時代〜明治時代を舞台にある武家の家族のありかたを描いた時代劇。
加賀藩で経理係として働く主人公を堺雅人、その妻を仲間由紀恵。他にも中村雅俊や松坂慶子、西村雅彦など多彩なキャストが家族を演じている。
そろばんばかと周りに言われ、上司にその生真面目さゆえに疎まれたり、でもそれが見込まれ出世を果たしたり、はたまた家の借金に気付いたときは本物の鯛でなく絵に描いた鯛でお祝いをしたり…そんなエピソードを交えつつ、息子や妻との家族の絆を描いている…んだけど、いまいちのってこない感じがするのはなぜだろう?
キャストも題材もとってもおもしろいのに…。
淡々とした語り口、ときおりみせる笑い、家族の絆を感動的に盛り上げる音楽…それらが少しバラバラでかみ合ってない感じがした。老いていく主人公とその妻も、メイクに少し無理があったような…(特に仲間由紀恵なんて設定はおばあさんになっても若い頃と殆ど変わってない;)
例えば周防監督が同じ題材を撮ったらもっとおもしろくなるんじゃないかなぁ…なんて思ってしまいました。
算盤侍
チャンバラが一切無い時代劇。
ホームドラマ時代劇と言うべきか。
刀ではなく、算盤を手に生きた下級武士と、その家族の物語。
その姿に、家族の在り方や古き良き日本人の姿が満ち溢れていた。
ストーリーも、現代に通じる所が多々あった。
藩の不正(今で言うと企業の不正)、借金問題、倹約生活(今で言うとエコ?)…昔も今も変わらない。
ストーリーの軸となっている家族愛に、とても共感出来た。
こういう時代劇もイイ。
古き良き日本の家長制度に感激☆彡
先週のおはシアは~
“武士の家計簿”をご紹介しました。
と~っても観たかった作品です。
いや~。良い映画でしたよ。
森田芳光監督。若くてギラギラしていた頃を知っているから余計に
「うわ~こんな作品を撮れるんだぁ。」と感激しました。
江戸時代末期、加賀藩の御算用者の猪山家。8代目直之は
膨大に膨れ上がった猪山家の借金を返済をしようと
まずは必要最小限のモノを残して家財を処分。
その後、一家一丸となっての倹約生活がスタートします。
彼らの人間模様を淡々と描いているのですが
家族愛が、い~っぱい詰まった作品に仕上がっていますよ。
この映画、キャスティングが素晴らしいです。
主役の直行役の堺雅人さん。私、この方の笑顔が苦手なんだけど
(心から笑ってないっていうか。実のない笑顔って気がするの。)
型物の役なので笑うシーンが殆んどなくて、良かったです。
仲間由紀恵さんは日本女性の奥ゆかしさを体現している
可愛い奥さんを嫌味なく演じていて、これまたGOOD。
猪山家の7代目、お婿さんに入ったお父さん役は中村雅俊さん。
ちょこっと才覚のある感じが上手いです。
家付き娘だったお母さん役は、松坂慶子さん。
ちょっと我儘チックだけど、サッパリしていて
イイ感じ~。お気に入りの着物を手放すシーンは可愛いですよん。
おばば様役の草笛光子さんの存在感ってスゴイです。
着ている着物が、これまた渋くて素敵です。
作品の中に、古き良き日本の習慣や、家族の在り方が
穏やかに温かく描かれていて、心がホッコリします。
奥さんのお駒さんが、従順に夫を敬う姿を見ながら
こんな風に出来るのは、夫の直之が、そうされるに相応しい
ビシっと芯の通った男だからなんだな。としみじみ思いました。
時代遅れかもしれませんが・・・
男は男らしく、女は女らしくって、素敵ですよね。
“武士の家計簿”星は~
4つです。
悪くはないけどねむれますzzzzz
キャスト、展開、何が悪いわけではないのですが、気づいたら、久々すやすやしてました。
つまんないわけでもないんです。
いい意味でのほんわか・・・が知らずの睡魔になっただけ。
古き良き日のホームドラマです。
僕には辛い
原作もおもしろく、堺雅人さんファン仲間由紀恵さんファンの僕としては、期待膨らませて観にいったのですが…、残念でした。
原作を膨らませた部分が余分というか負の効果もたらしちゃった感じですかね。
中村・松坂、抜群にうまいんだけど、…失敗だったとしか
ちょっとおかしくて、ほのぼのした作品
原作も同様なのですが、タイトルに“家計簿”とついている割に、ストーリー全体から見ると家計簿が重要な感じはしません。むしろ『そろばん侍』とかの方が、内容にマッチしていると思います。
ストーリーは、貧乏だけど、一生懸命働いて、倹約して、子どもの教育に熱心な、ある下級武士一家のホームドラマ。
割と淡々としていて、ちょっとおかしくて、ほのぼのした作品。
主演の堺雅人は、最近いろいろな作品に引っ張りだこで「またか」という印象はあるのですが、この作品の役は彼にぴったりハマっていると思います。
「御明算?」
幕末の物語。そろばん侍の日々を丁寧に描いているように見えるが、丁寧が単調に思えてならない。愛情表現で苦しんだ演出にもみえ、そこらが中途半端な現代劇のようで、ちょっと残念。っにしても元気な草笛光子さんが観れて嬉しかった。
父親の威厳
今は無き善き家族の営みに嗚呼想だったなあと遺伝子が騒いだ、健全な暮らしの果てに健全な社会が構築されていくんだなあと不図思った。堺演ずる断固たる父親像の威厳の中に、国造りの真髄を視た気がした。崩れてしまった現代社会 個人主義から本来の目的を見失った今、改めて役割分担の大切さを考えさせられた。
ただただ単調と
つづく物語に、睡魔と闘いながら鑑賞しました。。。
物語の内容や設定は興味深くテーマははっきりしているので
心地よいものの、あまりにも単調過ぎてびっくりしました。
「おとうと」さんもそうでしたが、自分には森田さんワールドでは物足りなさを感じてしまうのでしょうか。
「見栄をはるな、己を知れ」という亡き祖父の言葉を思い出しました。。。
素敵なお話だとは思います。
そろばん侍
そろばんの音ってきれいで心地良い。
映画の音といえば「つぐない」のタイプライターの音。
あれもいい効果音でした。
そろばんの家業へのゆるがない誇り。
今は自由に職を選べる時代で家業を継ぐことも少なくなってしまった。
かつてあった、そうしたかけがえのないプライドも時代とともに薄れていっているのかもしれない。
分相応が大切やわいや
おじさんの大好物 堺雅人
と
「ぼくはうみがみたくなりました」の主演で、大した演技を魅せられて、すっかりサポになった 伊藤祐貴 改め 伊藤祐輝君が、ちょい役で出るという噂を聞いたので
観にいきましたよ
この映画で学んだこと
借金返す気になったのなら、中途半端じゃなく行動せよ。見栄を張るのは無駄だ
ということです。
映画全体的には、抑揚が少なく、最後は暗い感じで、とてもA評価というわけにはいきません。
堺さんも、いまひとつ切れがわるかったような感じがしました。
しかし、伊藤くん、ほぼ助演男優でしょう。こんなに沢山でているシーンがあるとは思いませんでした。
最初から最後まで出てるじゃありませんか!
たぶん、舞台挨拶とかにはまだ呼ばれていないかもしれませんけど
今後、期待できるかもね。
実際の資料を元に坦々と.....。
いまでいうところの中央計算室....コンピュータですが、江戸時代は御算用者という方たちが、そろばんで計算してたんですね。
この映画は、坦々と加賀藩御算用者の生活を描いています....。
あまり、大きな盛り上がりも無く....。
でも、適度に笑いを......ほのぼのする作品です。
良くあることですが、身分が高くなるにつれて使用人を雇うことになったり、親戚などを招いてお祝等の出費も多くなり、方々から借金をすることになる......。
ちゃんと計算して、身の丈に合った生活に戻せばよいと思うのですが、プライドもあって、そうもいかないですね!主人公の猪山家の八代目・直之は、大改革を実行.....こういった英断も必要ですね!
こんな家族になれたらいいな。
優しくてまっすぐなだけの人達が貧乏に立ち向かうお話だったら綺麗すぎて入りづらい内容だったと思います。それが皆ちょうどいい具合にわがままで不器用で可愛くて、親近感が持てました。
この着物はいつか着るから売りたくないとごねるお母さん。身に覚えのある方はたくさんいるのではないでしょうか。
ポスターにもなっている、鯛の絵のシーンは本当に可愛らしいです。
苦しくて暗い場面かと思いきや、息子さんの一言で一気に明るくほっこりした空気に変わる。大島ミチルさんの素晴らしい音楽とあいまって心に残るものになっています。
そろばんを弾いた時に響くあの音もぜひ劇場で聴いて頂きたいです。
残念だったのは
「猪山家の借金が返済されるまで」
という、こちらが主軸だと思っていたものがあやふやになってしまっていたように感じたこと。
これで借金を返済した!!というシーンをしっかり作ってほしかったなあ。
猪山家の皆さんと一緒に喜びたかったです。
そろばん侍、天晴。
タイトルや予告を観た時に、これは面白い題材だと思った。
剣ではなく家計簿が主役…なんて今のご時世に嵌り過ぎ^^;
と、公開時期を勘ぐってしまうほど巧いなと感じた。
さらに実話から生まれた物語ということで、当時の下級武士
達がどんな物を食べて生活していたのか、とても興味深い。
こんな時代劇もアリなのか。と公開を楽しみに待っていた。
監督:森田芳光ということは、おそらく、
よくある普通の感動ドラマにはしないだろうと思っていた。
…当たった。(爆)
これだけの役者を揃えて、幾ら小さな話といえども(一応は)
幕末の激動の時代を生き抜いた家族の物語なのである。
多分監督が違えば、もっとボロボロ泣けるような時代劇にも
なっただろうし、必殺算用仕置人(いないって^^;)のごとく、
バッサバッサと悪を退治する活劇にもなった気がする(強引)
…が、完全に森田節が炸裂するドラマとなっていた。
そもそも、チラシが家族ゲームの食卓並びである。(爆)
しばらく観ていたらなんと、宮川一朗太まで出てきた…!
(この時は心で拍手大爆笑v)
随所にユーモアをちりばめようとした(成功したかは別として)
監督の目論みは仲間由紀恵の「…って言ったらどうします?」
(当時の人が、こんなこと言わないし)にも、よく顕れていた。
しかし、実際の内容の方は身につまされるほど、慎ましく(汗)
(今でいえば)たった一円の重みをずっしりと感じる話である。
代々御算用者として仕えてきた猪山家は、八代目の直之(堺)
の代になって、改めて家の借金が膨らんでいることに気付く。
一計を案じた彼は、家財道具を売り払い、家族に質素倹約を
誓わせ、詳細な家計簿を記していくことを実行にうつすが…。
息子の着袴の祝いに、膳にのせる塩焼き用の鯛が買えず、
嫁が描いた鯛の絵で代用する場面。見栄失っては武士の恥
ともいえる失態(見た目は)なのに、とても潔く気持のいい場面
だった。世間への体裁ではなく、息子への何よりの贈り物と
なったこのシーンには、実は後日談がある。ラスト、ここでの
シーンが再現されるが…私は今作のここで、はじめて泣けた。
「にらみ鯛」にちなんだ、もうひとつの大切な想い出。
家計簿に記されなかった(おそらく)
子供の記憶にもきちんと残っていなかったその想い出こそが、
そうまでして家族を守り抜いた父親の決意であるのと同時に、
誰よりも何よりも我が子を大切に思う親の真心の顕れである。
猪山家、天晴。
(家督を継ぐ苦悩もリアルだが、それが実を結ぶのもリアル。)
新しい切り口、後半が暗いかな
シュールリアリズムの追求って難しいですね。作者も武士は一人では歩かないって言ってますが中村雅俊、一人でしたね。
近年の邦画ではかなり出来がいいと感じましたが、秀作とまでいかないかな。
私は原作が好きだったのでとても良かったです。
武士の品格
ソロバンであろうと刀であろうと武士は武士。
直之の生き方、子の育て方は武士そのもの。
いや、年貢米をちょろまかしたり、刀を人斬り包丁としてしか
使えない武士より、よほど品格がある。
絵鯛に文句をつける両親。
最後はおばばの「ごめいさんよのう」の一言で一件落着。
やはり年長者の言葉には力がある。
「家族ゲーム」で中学3年生を演じた宮川一朗太は時々顔を見せる。
一度は競馬番組の司会者として。
当時は役者が何で競馬の司会なのと思った。
今回は「武士の家計簿」で視力検査のギャグをとばしていた。
もっと多くの作品に出てほしい役者だ。
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