劇場公開日 2010年2月19日

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「パンが発酵するかのように、ぬくもりと笑いがうまれる」恋するベーカリー septakaさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0パンが発酵するかのように、ぬくもりと笑いがうまれる

2010年3月18日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

幸せ

えっ、パンこれだけ?
すいません、ガラガラで
リラックスしきっちゃいまして
自宅にいるみたいに馬鹿笑いしちゃったんですけど

~~~

英語の原題が
まったく異なるのが示すとおり、
要所では出てきますが、あまりパンは登場しません。

『ジュリー&ジュリア』みたいに
真っ白になりながらパンと格闘するシーンがあるかな?

なんて想像していましたが、
パンよりも、他の料理を作っている
シーンのほうが多かった気がします。

若い世代を意識して今作のタイトルを
ネーミングしたのかもしれませんが、
作品の内容から観るに明らかにシニア世代が
メインターゲットになると思いますので、原題のままでもよかった気がします。

◇   ◇

まだ人生経験が浅いからか、
登場人物たちの心情を完全に
理解できない場面もあったのですが、
ここまで大笑いさせられるのは予想外でした。

前半、中盤は
普通に笑う程度だったのですが、
後半に登場した某シーンでは、
役者さんたちのリアクションもよく、
他のお客さんも声を上げて笑っていましたが、
私にとってはドツボで、まさに、これぞ馬鹿笑いしてしまいました。

R指定になっているのは、
このシーンも含めてのことなのでしょうが、
他のシーンを含めて、これくらいの内容なら
ちょっとしたユーモアと受け止めて、R指定を外してもイインじゃないのかな。

シニア世代むけとは書きましたが、
そのお子様世代(団塊ジュニアなど)が
観ても、自分の両親を重ね合わせたり、
自分の将来を思い描いたり、笑いつつも、
共感したり、考えさせられたりする作品でしたから。

まぁ、
性シーンが
表現はソフトでも
ストーリー的には
ハードだからR指定せざるを得ないのかな。

☆彡     ☆彡

タイトルの柔らかさ
チラシのメリル・ストリープの笑顔からは
考えられないほど、内容の濃い、良質な作品です。

現実を描きつつ
コミカルなフィクションも
織り交ぜる。そのバランスも、実に絶妙!
シニア世代にだけ観てもらうにはもったいない!!

いやぁ、久々に映画館で大笑いさせてもらいました(笑顔)

septaka