「本当の悪人は」悪人 qqさんの映画レビュー(感想・評価)
本当の悪人は
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まだ若い頃に金曜ロードショーでしてるのを観て、大人っぽい映画と思った印象。
国宝に触れて李相日監督作品をもう一度見たくなったので鑑賞。
うまく自分を表現できず、家族の介護や仕事に追われてその日暮らしでいる妻夫木聡。
本人はそんなチャラくないのに黄色い金髪にとりあえず染めてプリンになっていて、すぐヤレる子を探してる男子の表現が、こういう子いる!って思えてしまうほど自然だった。
爽やかな可愛いが似合う妻夫木君が、こういう一面も演じられるという事に衝撃。
満島ひかりちゃんや岡田将生くんも、こういう偏見の塊の性格悪い子いるよねっていう納得のできるキャラクター設定だった。
深津絵里さんがとにかく美しくて可愛くて。
妻夫木くんが自首しようと警察へ足を運んだけれど、寂しさと弱さゆえに引き止めてしまうシーン。
愛する人が実際に罪を犯してしまったら自分はどうするかわからないけど、良くない事だと分かっていてもしてしまう気持ちもわからなくもない。。
本当は誰もが悪人であり、人間だからこそやってしまう過ちが多く描かれていて心にズシンとくる作品だった。
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