「原作を読んでから見ました。」悪人 youxiangさんの映画レビュー(感想・評価)
原作を読んでから見ました。
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これは、原作を読んでから見るべきでしょう。
映画を見た後、再度、原作を読みなおしました。
最初に読んだ時には、すらすらと読んだ場面、言葉が重みを増し、マーカーを入れながら読み直しました。
そして、再度、映画を見た時の感情を思い起こしました。
映画のエンディングは、昔のイタリア映画を見た時のような感覚でした。
自転車泥棒や、刑事、道…なんかを…まだ子供の時でしたが、哀愁という言葉の意味を、その映画から知った…と思います。
心に訴えてくるものがあり、涙が流れてきました。
どうしようもない事…不条理な事…それでも、その根底に潜んでいるものは、美しいもの。
哀しいのだけれども…どこか、かなり、はかなげではあるけれども、希望が、そこには、確かに、在る。
かすかな、かすかな…希望が…ある。
原作を読み返してみた時、マーカーをひいていった。その際に、太宰 治を彷彿させる表現があった。
かなり、細やかな表現。
読み飛ばしてしまえば、見逃してしまうような、言葉。
けれども、そこにこそ、場面が在る。
映画を見て、その後、原作を読んでみて、そう感じた。
まずは、原作を読み、そして、映画を見て、また原作を読む…久しぶりに、こういう映画の見方をした。
最後に…フランソワーズ・アルディの 「もう森へなんか行かない」なんかが流れたら、最高でしたね。
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美海さんのコメント
2010年9月24日
私は、まだ原作を読んでないので読んでみます
妻夫木聡さんの👑演技も素晴らしかったです⤴
映画館でなく、家で観ていたら、きっと号泣していました
蒼い海の色と白い灯台が、印象的です
哀しいピアノと海風の音が耳から離れません