「だれが本当の”悪人”なのか・・・・・・・!?」悪人 ナオックさんの映画レビュー(感想・評価)
だれが本当の”悪人”なのか・・・・・・・!?
人を殺した殺人者、男を嘲笑う女、女をモノの様にしか扱わぬ大学生、高齢者を騙し金儲けする輩、犯罪者の家族のプライバシーを容赦なく剥ぎ取るマスコミ・・・・・・・
だれが本当の”悪人”なのか!?
あまりにも重いテーマを「フラガール」の李相日監督が、見事な演出で一挙に見せてくれる。
また主演の妻夫木聡、深津絵里ほか豪華キャストの迫真の演技バトルも見もの・・・・・・・
現代の縮図を見るような「正直者が馬鹿を見る」構図は、この作品の端々から読み取れる。
作品終盤に被害者の親が語る、「今の世の中、大切な人がおらん人が多すぎる」はこの作品を物語るあまりにも重みのある独白だ!!
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