劇場公開日 2010年9月11日

「悪人は誰なのか」悪人 映画研究さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5悪人は誰なのか

2020年8月9日
PCから投稿

人間は寂しさ、孤独さとかを紛らわしたいと思った時大切な人を求む。
大切な人を守るのも必死になる。
悪人は誰なのかて見終わった後考えたら、
人を殺してしまった人、殺人犯の親、被害者、殺人犯を愛した人、子供を捨てた親、他人のことを笑って過ごしている人、これは最後まで見れば誰が悪人か分からなくなった。
もちろん殺人犯が悪いってなるだろう。けどそう言う人間にしてしまった捨てた親もどうかとおもう。たどればたどるほど悪人は多く見当たるのかもしれない。
この世界は悪人が多い。悪いことをしたことある人なんてほとんどだと思う。
この作品は今この世界の暗闇の触れていなかったとこを知れて日常見てみぬふりをして過ごしていた部分が胸に刺さる。
樹木希林さんと柄本明さんの演技には圧倒された。記者を目の前にした時のあの心を殺した表情。笑って馬鹿にする男を目の前に足、手が出る時のあの怒りの表情。この二方の演技が特に印象的だった。
この作品で出会い系サイトでの恐怖が伝わった。
とにかく色々考えさせられた。

映画研究