「「アイの歌を聴かせて」以降の未来社会のロボットとは」イヴの時間 劇場版 プリッドさんの映画レビュー(感想・評価)
「アイの歌を聴かせて」以降の未来社会のロボットとは
実は期待していた分、前半は冗長で少し退屈なんですが、例の反ロボットの「倫理委員会」と言うものが出て来て、口がきけなくなった原始的な(?)家庭用ロボットが主人公の少年の友達の身を守ろうとしたところに何故か感動を覚えました。いつの時代でも、ネット嫌いな人、パソコン離れ、パソコンが使い方が知らない若者の急増、スマホを使い過ぎるとバカになるというスローガンや偏見があり、未来社会でもロボットが嫌い、警察組織を作ってでもロボットを排斥しようとする人も出てくるだろうと予測を描いています。
ロボットがあれば便利というバラ色の未来ではなく、倫理を盾にする大人たちとの戦いだと感じました。
あとはモノがあふれかえっている社会だから、野良ロボットとかアンドロイドを粗末に扱う人がいるようなので、ロボットが普及しても決してバラ色な未来ではないと感じました。
で、主人公の友達の心理描写が上手に描かれていたところが良かったです。
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