「最後の赤穂武士」最後の忠臣蔵 しゅうへい(syu32)さんの映画レビュー(感想・評価)
最後の赤穂武士
クリックして本文を読む
Amazonプライム・ビデオで鑑賞。
原作は未読です。
吉良邸討ち入り前日に逐電した孫左衛門と、討ち入り後に大石内蔵助の命で生き残った吉兵衛―ふたりの赤穂武士の姿を通して、誰もが知る「忠臣蔵」のその後を描いた人間ドラマ。
孫左衛門が抱える秘密と、“おひぃさま”可音に秘められたものにミステリーを持たせて、背後に隠された人々の想いが交錯しました。吉兵衛の生き様が対比となる構成が秀逸。
殉じることを許されなかった。生き抜けと命じられた。宙ぶらりんになった心と、使命を果たさんとする心…。忠義と愛に彩られた想いの結末に、侍の矜持と美学を感じました。
コメントする