劇場公開日 2010年6月5日

告白(2010)のレビュー・感想・評価

全261件中、1~20件目を表示

4.0本作は思春期の出口の見えない無間地獄を描いていたのかも知れません

2025年6月30日
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告白
2010年公開
誰しも思春期にかかる中二病に、いい歳した大人なのに、またかかったような嫌な気分です
何か変なクスリを飲まされでもしたかのように、視野狭窄に陥りました

全ては中二病がなせる妄想なのかも?
なーんてね
そう最後に言われたかった

冷静な大人ならバカバカしいと一笑に付すストーリーを全て受け入れてしまうのは一体何故なんでしょうか?
それは監督の演出の上手さに尽きるとおもいます、傑作です
そして、やはり冒頭の松たか子の告白の迫力が桁外れだったからでしょう

あの年代だった頃の自分を思い返して、冷や汗がでるような、あの頃の思い出したくない嫌なことをほじくり返されて鼻先に突きつけられたような心地悪さ
本作は思春期の出口の見えない無間地獄を描いていたのかも知れません
自分は二度とあの頃には戻りたくありません
何でもできるという根拠のない無敵感、ほんの僅かしかない経験値、背負う物の無い身の軽さは安易で軽はずみな思考をそのまま行動や言動に移してしまっていました
恐ろしい年代です
繰り返したくもない
それなのに振り返ってみれば人生でもっとも大事な時期であったとつくづく思います
それを大事にしないでいたから、こんな大人になってしまった
そんな後悔も大きいのです

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あき240

4.5冒頭で心を掴まれた

2025年6月17日
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怖い

興奮

驚く

冒頭10分で一気にストーリーに引き込まれ、そこからは松たか子に翻弄された。
ラストシーンは衝撃だった。

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あつ

4.0松たか子にやられた

2025年6月12日
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随分前にこの湊かなえの原作を読んだ時はつまらなかったが、こちらの映画はまた印象が変わっていて別物として見れて面白かった。
何の罪もない幼い娘を教え子達に殺された教師の怒りと憎しみ、母親としての悲しみと絶望、色んな感情が物凄いスピードで伝わってきた。
子供の想像力から生まれる残虐さには勝てないが、幼稚で単純で母親の愛情を欲する男の子の弱点を上手く利用する松たか子にやられた。

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ゆうき

3.5観客を突き放す。

2025年4月28日
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鑑賞方法:VOD

どこまでもダークで救いのない物語がスタイリッシュな映像で描かれる。
予定調和的なハッピーエンドを排し、観客を突き放す。
(原作未読)

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hato

4.0エンタメより

2025年3月15日
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鑑賞方法:VOD

この監督はエンタメよりにするのが非常にうまいよね
このイヤミス話をうまく大衆にウケる物語に変化させてる
とはいえ、演出がちょいちょい鼻につくんだよね〜
こういうの、センスいいでしょ?ってのが透けて見えて見てるこっちが恥ずかしい
人物1人1人が微妙に哀れな人たちだけどまあ、みんなそういう部分はあるよね
湊かなえはこういう人物の内面を描くのがとても上手くて、よく映像化されたとは思う
しかし、中学生のあのバックに入る程度の爆発物であんな大爆発起こせるのかね
そのあたりは疑問
あとルナシーが風評被害あうからやめてくれ笑

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まあ映画好

5.03〜4度目 久しぶりに観たけどこれはすごい何度観ても 脚本から構成...

2025年3月12日
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鑑賞方法:その他

3〜4度目
久しぶりに観たけどこれはすごい何度観ても
脚本から構成から演技から全てがすごい
音楽で演出する映画嫌いだけどこれは音楽もすごい
完璧すぎて観終わった後の喪失感みたいなものがくる何度も観ているのに
この映画でしか味わえない感覚があるのは間違いないしこの先の人生でまた何度も観るはず
まじでやばい

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コルチゾるくん

3.0みんな闇を抱えている

2025年2月1日
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鑑賞方法:VOD

怖い

【65点】
ある教師の告白をきっかけに、復讐のストーリーが進んでいく。
ある種のホラーを感じた。

登場人物はいずれも心に傷を負っていた。
例えば、親に愛されたい欲求、友達に認められたい欲求、自分は特別になりたい欲求。
人はみんな闇があるのだから、無闇に恨みを買ってはいけないと感じた。

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めだーか

4.0こうゆうの求めてた

2025年1月24日
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鑑賞方法:VOD

重くて暗くて気持ち悪い、でもそれが良かった。

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aka

4.5松たか子怪演

2025年1月22日
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鑑賞方法:映画館

原作では、どう表現されているのか、「どっかーん!」のシーンがわざと作り物っぽく表現されているところに、余計に想像力を掻き立てられました。あの爆発は現実なのか、それとも比喩なのか、うまい見せ方だなぁ。と思いました。
映画の出来は最高にいいと思います。
岡田将生くんのダメな若手教師っぷりもリアル。「あんな先生いるなぁ。」と思いました。
どうしても、子役の演技力が不足している感じが減点です。

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うそつきかもめ

5.0復讐と狂気

2024年11月16日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

生徒に愛娘を殺された教師による復讐と犯人の末路。
松たか子演じる教師が淡々と事件の様子を話している様は、人間の覚悟とは何たるかを感じました。
しかし、それすらも序章で、本編はその後の犯人が辿った末路だというのだから驚き。
幼くとも人間の狂気をまざまざと見せつけられるかのようでした。
最後は一枚上手でしたね。

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黄金竹光

4.0引き込まれた

2024年7月22日
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怖い

退屈にならず、最後までしっかり見れました。
松さんや岡田さんの演技も上手。
見て損は無い秀作だと思います。
原作が良いのでしょうね。

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たなちん

5.0106分、重苦しい空気のなか一瞬も緊張の糸が切れることなく惹き込まれました

2024年6月22日
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鑑賞方法:映画館

怖い

興奮

『告白』(2010)
久々の鑑賞。今回も106分、重苦しい空気のなか一瞬も緊張の糸が切れることなく惹き込まれましたね。つねに明るく陽気な役を演じていた松たか子さんの冷徹な演技は、公開当時も驚きましたが、素晴らしかったですね。
われわれが無垢であると信じている子どもたちに潜む狂気と闇にこれでもかと描きスポットを当てたミステリー、復讐劇としても一級品。2010年代を代表する一本ですね。

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矢萩久登

3.0湊かなえって怖い

2024年5月18日
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鑑賞方法:VOD

確かに復讐としては一番効果的だけれど、犯人は更生できるような心を持ち合わせてないと思うので元担任を逆恨みするだけのような気がする。
胸糞悪いパートを視聴我慢できるかがポイント。

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まる

4.5「少年たち」に対する訓戒

2024年4月26日
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知的

やってしまったことは二度と元には戻せない。
少し前から少年たちの間で少年法のことが語られ、彼らはそれを盾に犯罪を試みるケースがいくつも起きた。
湊かなえさんは、そういう少年たちに対し何もできない大人は、「本当に何もしないと思っているのか?」と問うたのかもしれない。
小説を読んでいたので、映画はそれより面白くないかなと思って今まで見ていなかったが、気が向いたことで視聴した。
映画では少々省かれている箇所はあったものの、原作に忠実に描いている。でも一番最後のシーンはオリジナルにはない。ブラックをより訓戒っぽくしたのだろう。
さて、
森口教師が黒板に大きく書いた「命」という言葉が、この作品のテーマだ。
そこには議論として正義とか道徳とか良心など様々な言葉があるが、改心しても、後悔しても、何をしても戻ってこないのが「なくなってしまった命」だろう。
命を、償う手段は、ない。
森口の夫は最後まで言葉による正義を貫いたが、森口は何もしないことが正しいとは思えなかった。
そして教師を辞めてからも寺田教師をそそのかしながら、あたかも手助けするふりをして下村ナオキを追い詰めてゆく。
たまたまその様子を目撃した北原美月が渡辺シュウヤの話をしたことで、森口の最終計画のピースがはめ込まれた。
森口はその帰り道嗚咽するが、あれは自分自身の良心を打ち砕いたからだろう。自分自身に残っていた最後の良心の呵責を殺したのだ。
ファミレスでどこかの子供が森口に飴玉をくれるシーンがある。子供の持つ純真さ。いつかあの子供が成長すると、邪悪な心を持つのだろうか? 森口の中で交錯する子供に対する希望。「でも私の子供はもう戻らない」 そこに行きついたとき、彼女の中ではじける音がしたのだろう。
後に彼女はシュウヤとの電話で「ドカン」と表現しているが、それは彼への当てつけの言葉だ。
少年法をあまりにも身勝手に捉えて行動する少年たち。何を考え何が本心かわからない子供たち。身勝手に何でもやってしまう子供たち。
しかし、取り返すことができないものがある。それは、それだけは何をしても取り返すことはできないのだ。
映画「法廷遊戯」でカオルが執拗に考えていた「目には目を」の理論。それを思い出さずにはいられない。
原作を読んだとき、あの映画「セブン」と似たような気分の悪さを覚えた。しかし映画を見ると、考える要素がいくつもあることに気づかされた。
単純なる復讐劇。大人が子供を執拗に追い詰める物語。ブラックジョーク…
いまの自分自身の信念のようなものによって、作品への感想は多義的だ。
そして誰もが自分自身の正義を貫いている。映画「検察側の罪人」のように。
そう結論付けてしまえば議論などできないが、森口にそこまでさせるほど「取り返せないことがある」ことを強く感じた。

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R41

4.0先生は最後まで先生だった。

2024年3月20日
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怖い

森口先生は娘を殺した生徒たちを自らの手を汚さずに復讐していった。大人と子供の違いを見せつけられた。命の重さを生徒に理解してもらうという意味では復讐も「教育」なのかもしれない。

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江戸川コメソ

3.5松たか子のホラー

2024年3月19日
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鑑賞方法:VOD

松たか子扮する女性中学校教師森口悠子は、今月いっぱいで教師の仕事を辞めると宣言した。

死にたいと言うメールが飛び交っている様だ。だいたい中学生にはHIVの話は刺激的過ぎるよな。それに死んだ自分の娘の話を生徒にするかな。なんでこのクラスの生徒に殺されたと言えるのかな。と言う展開だったね。それでも少年法に守られている中学生。だからこういう復讐をしたのかと。ホラーだね。

この後はオムニバス形式。生徒の兄貴ぶった教師も最低だな。

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重

3.5話題作なだけはある

2024年2月17日
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鑑賞方法:VOD

そういえば観よう観ようと思っていて観てないなと思い出したのでアマプラで鑑賞。
公開当時すごく話題になっていたが観てからなるほどなと納得。
かなり昔に原作を読んでいたが細部は忘れていた。原作はイヤミスと呼ばれる所謂胸糞が悪いようなミステリが得意な湊かなえさんだが、中でも割とスカッとする部類なのでそういうの苦手な人も楽しめると思う。人によるかも。

とにかく映像が美しいし、松たか子さんはじめ俳優陣の演技も凄い。ストーリーも原作がうまくできているのもあって面白い。
ただとにかくカッコイイ絵作りと面白い撮り方がされた映像は見応えがあるのだが、全体的にスローと繰り返しが多い。重要なシーンなので繰り返すとかスローでなど理解はできるが流石に多くない?私がせっかちなだけなのか。

特に木村佳乃さんがすごく良かった。いやーこういうヤバく見えないけどヤバイ親いるいるって感じで。これからすごいことするのにニコニコ平然としてて怖くてとても良かった。

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ちもくろ

5.0衝撃

2024年1月28日
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今までにみた映画のなかでTOP3に入るくらい面白い映画、、小説もおもしろい、またみたいです

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ひ

3.5さすが湊かなえ!!

2024年1月23日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

松たか子演じる中学教師が担当クラスのホームルームで生徒に始める告白。

その告白により、あらゆる事が明らかになり、加害者は罪に苛まれ、そして復讐は成立する。

原作を読んでいないのだが、少なくとも映画では面白いと思うシナリオで物語は進み、これは原作も読んでみたいと思わせる作品だった。

テーマが重すぎてエンタメ性にかけるのは残念だが、仕方なしか。

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たつじん

5.0終始ザック・スナイダー

2024年1月15日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル、DVD/BD、映画館

黒と紺色の世界に時折見せるスローモーションと回想シーンと挿入曲で、終始日本版ザック・スナイダーを観ているかのような世界観。
2007年のスリーハンドレッドや2009年のウォッチメンを観ているようで感慨深い。
内容は見事なものでして、人間社会の本音を見事に映像化していて、内容良し!キャスト良し!間違いなく松たか子の代表作でしょう。
年に一度は観たくなる。
なーんてねw

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西から昇ったお日様は
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