涼宮ハルヒの消失のレビュー・感想・評価
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タイトルの「消失」が意味深い
一年前にテレビアニメを見て、その後U-NEXTで本作を鑑賞しました。
初めこそはただの日常が描かれていましたが、その後まさかの急展開になってびっくりしました。
タイトルにある消失は、本編を観ることでその意味を理解できました。それと同時に、キョンの葛藤や黒幕の正体など、ありえないぐらいの要素が詰め込まれていることに驚きました。
アニメ映画では異例の2時間半超えでしたが、「なぜ?」「どうなるの?」といった疑問が散りばめられた伏線によって綺麗に回収されていたので、途中で飽きることなく夢中になれました。
高校生の日常た摩訶不思議なSFが見事に融合した異色の作品になっていました。
テレビアニメを全話視聴後に鑑賞したほうが良いと思う。
いつも脇役だった長門有希がヒロインで新鮮だった。
イメージは淡く切ない本格的ラブストーリー。
本作のキャラクターや設定などを知らない人が観たら面白いと思えるのかは謎。
アニメシリーズが大人気で、ついに劇場用オリジナルを作った当時の京アニの意欲や高い技術、日本アニメ界に革命を起こそうとするほどのパワーをひしひしと感じた作品。
ありがとうハルヒ
起承転結がしっかりと描かれた構成。どこをとっても違和感が全くない作画。杉田智和氏の演技力。2時間43分という長尺にもかかわらず見ていて全く退屈になりません。アニメ映画のお手本とも言えるでしょう。涼宮ハルヒの憂鬱はこの映画の為に作られたんじゃないかという程アニメを見ていないと話を理解できませんがアニメ続編の映画としてここまで完成度が高い作品を私はまだ知りません。あとこの映画の凄いとこはハルヒ中盤まで全く登場しないこと。「涼宮ハルヒの消失」なのにハルヒが冒頭以降登場するのは丁度折り返し地点の80分頃なんですよね。ここまでハルヒを全く登場させないことにより見ている我々もキョンと同じく改変後のハルヒを見て安堵させられる。この構成が公開当時衝撃を受けました。またラストシーンのキョンの自問自答シーンはアニメ映画史に残る名シーンでしょう。「憂鬱」の最初の登校シーンを思い出しましたね。今後も私の人生ベスト5映画に入り続けるであろう名作です。
涼宮ハルヒが”居ない”改編世界が舞台のお話。 作画も音楽も良かった...
涼宮ハルヒが”居ない”改編世界が舞台のお話。
作画も音楽も良かった。
時系列部分など少し分かりにくい部分はあったが個人的にはアニメより良かった感。
特に長門有希のヒロイン感が増して可愛い部分が良かった。
長門有希の感情の芽生えと同時に、キョンがはっきりと当事者を自覚するストーリーで、SFらしい少しの恐怖とほんのり切ない雰囲気が冬にマッチして面白かった。
映画は映画館の方がいいっすね。
TVでは見たことありますが丁度リバイバル上映していたので初めて映画館で観ました。
映画館の方がキョンの動揺とか焦りとか色々なものが伝わりますね。
どうもTVで見ると流し見っぽくなり
感情移入が十分できなくてそこまで大騒ぎしなくても、と思わなくもなかったです。
無表情の長門の表情の細かさも伝わってくるものがありました。
瑞々しい描写
生き生きとした人物の描写、とても自然で。背景などにも手を抜かない日本アニメの典型。素直に良い作品と思う。不幸はあったが、京アニの完成度を感じた。
毎度の手抜きで初お目見えだった出遅れ感もあるが、何とか追いつける。これをきっかけにTV版の返るのもありかな、と。
新展開を素晴しくまとめた決定版❗️
テレビシリーズを当時見ていたが、エンドレスエイトを見終わり、文化祭用の映画撮影ストーリーを見ていた途中で何故か録画が出来てなく、最終回まで行き着く事なく不完全なままでした。
夏休みを利用してNetflixで一気見して、すかさず映画版を鑑賞。
ただの続きかと思いきや、完全な新展開。
マンネリ化する事なく、ストーリーの見事な出来栄えに観賞後の感動はひとしおだった。
いかんせん、京アニで涼宮ハルヒとなるとアニメヲタク向けと揶揄されるだろうが、そんなイメージ先行でアニメ好きなのに食わず嫌い的に避けると実にもったいないことになると思います。
キャラはしっかり立ってるし、独自の世界観はパクリものでもなく完全オリジナル。
相関関係をしっかり組み立てておかないとこうはいかない。
見終わった後の爽快感は最高だった。
ただ、テレビシリーズを見ておかないとっていう条件付きかなぁ。
見てなくてもいいが見ておくと、より話しに入り込めるかなと思います。
武本監督は素晴らしい監督でした。
別の時空に紛れ込んだキョンが、元の時空に戻る為に奔走する物語。
大ヒットアニメ、涼宮ハルヒの憂鬱の劇場版です。
完成度の高さに驚いた作品です。
映像美は勿論ですが、改変された世界に一人取り残されたキョンの心理描写が秀逸です。
ハルヒへの自分の気持ちに気づき戸惑うキョン。
一人の少女になった長門の表情に、心を揺さぶられるキョン。
ハルヒへの手がかりを見つけて走り出すキョン。
病院の屋上で「ユキ」と向き合うキョン。
「プロローグ」から「改変後の世界」、「世界を戻す戦い」、そして「エピローグ」。ストーリー展開も良く、またそのシーンに合わせての転調もしっかりとしていて飽きさせません。
ネガティブな意見を書けば、もう少しテンポが欲しいところです。プロローグも長いと思いましたし、終盤にあるキョンの自問自答も正直諄いと思います。
ただそう言ったマイナス要素を差し引いても、私的評価5を付けたい映画でした。
優しい忘却
「ハルヒってのは涼宮ハルヒのことか?」から始まる物語。初めて観る人はドキドキするだろうし、さんざん知ってる人は涙でるだろう。ずっと孤独だし自分が間違っているのかもしれないしで、1人異世界に迷い込んだような1時間から解放される場面は何とも言えない感情溢れる。
他のいろんな作品に影響受けたり与えたりがあり、この時代のアニメは本当に面白いと思いました。
中々おもしろかったです。 しかし少し長いかな。 TVアニメはなんと...
中々おもしろかったです。
しかし少し長いかな。
TVアニメはなんとなーく覚えていたので、ついていけました。
TVアニメを観てないとよくわかんないと思います。
消失
演出全般に雑で地味な印象を受けたが、なかでも記号的なキャラクターの演技に寒気がする。
シリアスな非現実世界を描くならば、キャラクターに現実性を持たせないと色物にしかならない。
美しいものばかり追い求め、愚かさを見つめる事が疎かになっている。
これは日本の宿痾である。
切なくも幸福感に満たされる
見た後にとても切ない気持ちになり、幸福感に満たされる映画でした。これはとてもいい映画です。ただし本作は「涼宮ハルヒの憂鬱」というTVアニメシリーズの劇場版。できればTVシリーズを見た上でこの作品を見ることを勧めます。未見者でもわかりやすくはなっているとは思いますが。
最近になってこのTVアニメにハマりこの劇場版にたどり着きました。このアニメは非日常的な学園ドラマで、しかし設定がかなり細かく矛盾や違和感が感じられずそしてコメディータッチで非常に楽しいアニメでした。そしてこの劇場版も楽しみにして見ました。
約二時間四十分と長いですがワンシーンワンシーンに各人物の心情や性格を表すしぐさや表情が細かく映し出されていて思わず目が離せません。序盤のあって陶然と思っていたものが突然亡くなった時のキョン(主人公)の動揺した姿にこちらも思わず恐怖を感じてしまったり、絶望の中で見つけたわずかなヒントに安堵したりと見ている側に同じ状況に引き込むような演出はすごいです。
ストーリーもよくできていて、特にTVアニメファンに対して最高級の物語を提供してくれていると思います。時間軸が変わった世界でSOS団が集まるシーンは思わず笑みがこぼれると思います。そして最後には世界を変えた犯人の動機やそれを目にしたキョンの決断、そして納得のいく結末にジーンとくると思います。
TVアニメ未見者には少々感動が薄れる内容なのは残念ですが、置いてけぼりにさせないような努力が見受けられたし安易に映画化していないので非常に好感が持てます。TVアニメを気に入った人ならこの映画は必ず楽しめると思います。
カリオストロやビューティフルドリーマーやオトナ帝国にも匹敵する!
前々から気になっていたこのシリーズを、このほど遂に制覇。
TVシリーズも面白いというより良く出来ていて、画の見事さ、魅力的なキャラクター設定、ストーリーの大胆不敵さ(エンドレスエイトなんて史上初の試みでは?)…この衝撃はエヴァンゲリオンが登場した時以来だったろう。
数年遅れでそんな感想のまま、興奮も冷めない内に劇場版へ。
まず思ったのは、これは名作「ビューティフルドリーマー」の現代版。
勿論、ただの焼き直しではなく、あの名作を彷彿とさせる新たな傑作として。
映像の美しさは勿論、ストーリーの濃密さ(素晴らしい!)、青春の輝き、切なさなどが丹念に描かれている。
ドラ○もん、コ○ン、ポケ○ンなど、よくあるTVアニメの劇場版の比ではない。
涼宮ハルヒ=一部のアニメオタクしか見ない、と思われているのが勿体なさすぎる!
是非とも多くの人に見て貰いたい傑作!
もう一回は見て、ハルヒたちに会いに行こう。
ちゃんとSFでした
学園コメディーでありつつ、思ってたよりちゃんとSFでした。
若々しい元気とか、秘めた切ない想いとか。長い作品ですが、あっという間でした。
かなり好きです、面白かったです。
TVシリーズや原作を知っているともっと楽しめただろうけど、知らなくてもわりと大丈夫でした。
大昔、「スタートレック/ファーストコンタクト」で新・スタートレックに初めて出会ったワクワクを思い出しちゃった、キャラクターが強力で魅力的です。気になる所もだいぶあって、たぶんTVシリーズも観ちゃうんだろうな。
ハルヒ初心者でもOK!
ハルヒファンの皆さん失礼します。
当方、涼宮ハルヒに関する知識をほとんどなしに映画館に行きました。
(原作本、TVアニメなど一切見たことありません。
キョン・長門・みくるなどのキャラも全く知りませんでした。
知識というとハルヒという女の子の学園ものかな? 程度です。)
でも、とても楽しめました。
序盤から中盤までよく理解できない点が所々ありましたが、
終盤になって概ね理解できました。
時々、キョンが説明してくれて初心者にも配慮されていたと思います。
さらに、当方、2回見に行きましたので、しっかり復習もできました。
過去からの伏線もいろいろあるようですが、
それは別のハルヒを見たときの楽しみとしてとっておきたいと思います。
レビューを読むと予備知識が必要という方が多いのですが、
全くハルヒを知らない初心者でも十分楽しめる映画だと思います。
個人的には、昨年のサマーウォーズと同じぐらい良かったです。
それ以上かもしれません。
大都市を中心に2/6からの公開でしたが、当方の地元では3月に入ってからの公開でしたし、
この後の公開の地域もまだまだあるようです。
アニメファンの方でしたら是非、足を運んでください。
予習なしで観るべからず
原作のライトノベル小説は読んでいませんがTVシリーズをすべて観た上で観賞しました。
どうしてTVシリーズで続編をやらないで劇場作品なの?と観賞前は不満もありましたが
観終わって「TVだと30分区切りでブツ切れになるけど…これは一気に観たいよなあ」
と納得の長編163分でした。
全然長いとは感じませんでした。
(途中トイレに立たないで済むよう注意しましょう。何名かそれらしい方がいました。)
TVシリーズで張られた伏線やエピソードを「これでもか!」というくらい踏襲しており、世界観は破綻するところが一切なく実に見事に一貫しています。
TVを観ていない(もしくは消失以前の原作小説を読んでいない)方にはオススメ出来ません。
が、ちゃんと予習(笑)をして鑑賞すれば
思わず泣けてしまう、そんな映画です。
緻密で繊細、そして切ない、琴線を震わせる、非常によく練られており
何回でも繰り返して観たい素晴らしい映画です。
劇場が明るくなるまで決して席を立たないで観賞しましょう。
よくありますよね、エンディングテーマが本編の世界観と全く関係のないような音楽の映画(^^;)、この映画はそんな不粋なことしてませんから!
むしろ余韻を深めてくれますから!!
続編がTV作品になるのか、また劇場作品になるのかはわかりませんが
それも楽しみにさせてくれる映画でした。
想像を絶する映画館の混雑ぶりに驚愕!!
《 アニメとテレビドラマしか入らない 》
こんな映画関係者の嘆きを耳にしたことがあります。
今作、平日に訪れたにもかかわらず、433名収容のスクリーン満席。
私が、観た回は1200円のシネマチネサービス時間帯だったので、
料金の影響もあるのかな、と思いきや、なんと次の回も満席(驚)
客層も10代後半から20代前半の男性がメインでしたが、
明らかに50歳を超えていると思われる方々もいらっしゃる幅広さ。
映画関係者の嘆きもわかる気がしました・・・。
☆彡 ☆彡
いつも通り、
なにもかも未見で行ったけど
ちょっと、無謀だったかな(苦笑)
前半はイマイチついて行けず。
中盤以降、ようやくのっていけましたが、
これまでのシリーズで起きている出来事が
盛り込まれていますので、知っていれば、もっと
入り込めるんだろうなぁと、予習をしなかったことを後悔しました。
でも、私みたいに、
なんも知らずに突入するような人は、
まず、ひとりもいないでしょうから、
そのあたりの心配は、必要ないでしょう。
◇ ◇
〈 なにもせず、巻き込まれているだけ 〉
「面白かったぁ~~(笑顔)」
「上映時間なげぇよ(苦笑)」
「レイトで観て始発で帰るってのもアリだよね」
満席の人々を見渡すと、
笑顔でありつつも、お疲れ気味の
表情を浮かべる方々が目立ちました。
お手洗いも行列が通路まではみだすほど。
ご覧になられる方は、お手洗いを事前に済ませておきましょう。
今作も独立系UHF局製作
(一部地域はキー局で放送)。
原作、テレビ、DVDと数多くの
ファンに支えられ、ついに映画化となりました。おめでとうございます。
ストーリーは、
少しだけでも、
ネタバレになりそうなので伏せておきます。
ヤフーの見出しを参考にして下さい(苦笑)
一応、上映中の劇場の反応を記すと、
終盤のクライマックス、私も同じでしたが、
鼻水を啜る音が聞えてきました。原作未見者の感想ですが、
ここは原作を知っていれば、もっと胸に突き刺さったはず。
映画しか観ていないわたしですら、
あの場面に至る、あの人物の苦しみが
伝わってきて泣けちゃいましたから、
原作ファンであれば、ハンカチは手放せなかったでしょう。
◇ ◇
あと記憶に残ったのは、
小ネタって言えばいいのかな。
たぶんシリーズ全体がそうなのでしょうが、
「シベリアから来る寒気」の表現方法とか、
「とてつもなく寒い朝」のセリフ表現に、
クスッと笑ってしまいました(劇場は無反応だったけど。お約束なのかな)
あとはエンディングのアカペラ。
私が読む雑誌には“ポスト水樹奈々さん候補”と
書かれていましたが、なるほどね、とうなずける歌声でした。
帰りみちで、
「アルバム買う」なんて男の子たちの声も聞えてきましたから。
☆彡 ☆彡
終わり方のニュアンスを観ると
まだまだ続編がありそうですね。
今度、観るときは、近所のレンタルショップの
DVDを観てから、鑑賞させていただきます(笑顔)
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