涼宮ハルヒの消失のレビュー・感想・評価
全36件中、21~36件目を表示
作者が作品をよく理解している
よくぞ映画として作ってくれました。
TVで小分けにするべきではない大作でしょう。
各キャラが違う時間軸にいることになっていますが、それぞれのリアクションが不自然ではなく、作者が自分自身の作品をよく理解しているんだと思います。
キョンが一人ぼっちになってしまった不安感や、ハルヒが楽しげになったからのホッとする雰囲気が、観ている自分たちの気持ちとリンクしていて、軽快な流れでした。
切なくも幸福感に満たされる
見た後にとても切ない気持ちになり、幸福感に満たされる映画でした。これはとてもいい映画です。ただし本作は「涼宮ハルヒの憂鬱」というTVアニメシリーズの劇場版。できればTVシリーズを見た上でこの作品を見ることを勧めます。未見者でもわかりやすくはなっているとは思いますが。
最近になってこのTVアニメにハマりこの劇場版にたどり着きました。このアニメは非日常的な学園ドラマで、しかし設定がかなり細かく矛盾や違和感が感じられずそしてコメディータッチで非常に楽しいアニメでした。そしてこの劇場版も楽しみにして見ました。
約二時間四十分と長いですがワンシーンワンシーンに各人物の心情や性格を表すしぐさや表情が細かく映し出されていて思わず目が離せません。序盤のあって陶然と思っていたものが突然亡くなった時のキョン(主人公)の動揺した姿にこちらも思わず恐怖を感じてしまったり、絶望の中で見つけたわずかなヒントに安堵したりと見ている側に同じ状況に引き込むような演出はすごいです。
ストーリーもよくできていて、特にTVアニメファンに対して最高級の物語を提供してくれていると思います。時間軸が変わった世界でSOS団が集まるシーンは思わず笑みがこぼれると思います。そして最後には世界を変えた犯人の動機やそれを目にしたキョンの決断、そして納得のいく結末にジーンとくると思います。
TVアニメ未見者には少々感動が薄れる内容なのは残念ですが、置いてけぼりにさせないような努力が見受けられたし安易に映画化していないので非常に好感が持てます。TVアニメを気に入った人ならこの映画は必ず楽しめると思います。
カリオストロやビューティフルドリーマーやオトナ帝国にも匹敵する!
前々から気になっていたこのシリーズを、このほど遂に制覇。
TVシリーズも面白いというより良く出来ていて、画の見事さ、魅力的なキャラクター設定、ストーリーの大胆不敵さ(エンドレスエイトなんて史上初の試みでは?)…この衝撃はエヴァンゲリオンが登場した時以来だったろう。
数年遅れでそんな感想のまま、興奮も冷めない内に劇場版へ。
まず思ったのは、これは名作「ビューティフルドリーマー」の現代版。
勿論、ただの焼き直しではなく、あの名作を彷彿とさせる新たな傑作として。
映像の美しさは勿論、ストーリーの濃密さ(素晴らしい!)、青春の輝き、切なさなどが丹念に描かれている。
ドラ○もん、コ○ン、ポケ○ンなど、よくあるTVアニメの劇場版の比ではない。
涼宮ハルヒ=一部のアニメオタクしか見ない、と思われているのが勿体なさすぎる!
是非とも多くの人に見て貰いたい傑作!
もう一回は見て、ハルヒたちに会いに行こう。
ちゃんとSFでした
学園コメディーでありつつ、思ってたよりちゃんとSFでした。
若々しい元気とか、秘めた切ない想いとか。長い作品ですが、あっという間でした。
かなり好きです、面白かったです。
TVシリーズや原作を知っているともっと楽しめただろうけど、知らなくてもわりと大丈夫でした。
大昔、「スタートレック/ファーストコンタクト」で新・スタートレックに初めて出会ったワクワクを思い出しちゃった、キャラクターが強力で魅力的です。気になる所もだいぶあって、たぶんTVシリーズも観ちゃうんだろうな。
古泉切ねぇ
予想外に楽しめました。
TVアニメは最近何かと嫌なことが多かったのですが、この消失で離れかけていたファンをうまく呼び戻したと思います。
ストーリーはもちろん、BGM、演出も良かったです。
ただ・・・作画に少し不安定さがみられました。
京都アニメーション独特のフワっとした絵(うまくいい表せない)は、美少女アニメにはうってつけかもしれませんが、崩れがちなのであまり好きではないです。
(どれとは言いませんが、)中身のないアニメじゃなく、こういうストーリーのある作品をきちっとした作画で作ればいいのに・・・(Kanonのような)
ともかく、最近のアニメ映画の中ではなかなか良かったと思います。
ハルヒ初心者でもOK!
ハルヒファンの皆さん失礼します。
当方、涼宮ハルヒに関する知識をほとんどなしに映画館に行きました。
(原作本、TVアニメなど一切見たことありません。
キョン・長門・みくるなどのキャラも全く知りませんでした。
知識というとハルヒという女の子の学園ものかな? 程度です。)
でも、とても楽しめました。
序盤から中盤までよく理解できない点が所々ありましたが、
終盤になって概ね理解できました。
時々、キョンが説明してくれて初心者にも配慮されていたと思います。
さらに、当方、2回見に行きましたので、しっかり復習もできました。
過去からの伏線もいろいろあるようですが、
それは別のハルヒを見たときの楽しみとしてとっておきたいと思います。
レビューを読むと予備知識が必要という方が多いのですが、
全くハルヒを知らない初心者でも十分楽しめる映画だと思います。
個人的には、昨年のサマーウォーズと同じぐらい良かったです。
それ以上かもしれません。
大都市を中心に2/6からの公開でしたが、当方の地元では3月に入ってからの公開でしたし、
この後の公開の地域もまだまだあるようです。
アニメファンの方でしたら是非、足を運んでください。
ハルヒはセーラー服のキャラクターしか知りませんでした。
ハルヒはセーラー服のキャラクターとなんかで読んだあらすじしか知りませんでした。ただ見る前にパンフレット読んで、登場人物とキーワード(朝倉の件とか3年前の七夕とか)は予習しましたが。それでも十分に面白かったです。まずカメラアングリやカット割り、実写的な背景など絵が最高にきれいでしたし、はじめはミステリー仕立ての学園ものとして楽しめました。後半に入ると急にSF的展開になりましたがドラえもんとかアニメは見ているのでついていけました。ヒロインのハルヒがあまり出ないので、ハルヒよりもいつも後回しにされて待たされる少女の方が健気で切なかったです。時をかける少女のような主人公をめぐる三角関係のラブストーリーとしてこの映画を観られました。(その後原作も見たうえでもう一度映画を観ましたが、はじめて見たときと全くの別の物語にみえてきました。)知らない人が見ても面白い映画ですが、原作のファンとは別の見方になってると思います。
予習なしで観るべからず
原作のライトノベル小説は読んでいませんがTVシリーズをすべて観た上で観賞しました。
どうしてTVシリーズで続編をやらないで劇場作品なの?と観賞前は不満もありましたが
観終わって「TVだと30分区切りでブツ切れになるけど…これは一気に観たいよなあ」
と納得の長編163分でした。
全然長いとは感じませんでした。
(途中トイレに立たないで済むよう注意しましょう。何名かそれらしい方がいました。)
TVシリーズで張られた伏線やエピソードを「これでもか!」というくらい踏襲しており、世界観は破綻するところが一切なく実に見事に一貫しています。
TVを観ていない(もしくは消失以前の原作小説を読んでいない)方にはオススメ出来ません。
が、ちゃんと予習(笑)をして鑑賞すれば
思わず泣けてしまう、そんな映画です。
緻密で繊細、そして切ない、琴線を震わせる、非常によく練られており
何回でも繰り返して観たい素晴らしい映画です。
劇場が明るくなるまで決して席を立たないで観賞しましょう。
よくありますよね、エンディングテーマが本編の世界観と全く関係のないような音楽の映画(^^;)、この映画はそんな不粋なことしてませんから!
むしろ余韻を深めてくれますから!!
続編がTV作品になるのか、また劇場作品になるのかはわかりませんが
それも楽しみにさせてくれる映画でした。
想像を絶する映画館の混雑ぶりに驚愕!!
《 アニメとテレビドラマしか入らない 》
こんな映画関係者の嘆きを耳にしたことがあります。
今作、平日に訪れたにもかかわらず、433名収容のスクリーン満席。
私が、観た回は1200円のシネマチネサービス時間帯だったので、
料金の影響もあるのかな、と思いきや、なんと次の回も満席(驚)
客層も10代後半から20代前半の男性がメインでしたが、
明らかに50歳を超えていると思われる方々もいらっしゃる幅広さ。
映画関係者の嘆きもわかる気がしました・・・。
☆彡 ☆彡
いつも通り、
なにもかも未見で行ったけど
ちょっと、無謀だったかな(苦笑)
前半はイマイチついて行けず。
中盤以降、ようやくのっていけましたが、
これまでのシリーズで起きている出来事が
盛り込まれていますので、知っていれば、もっと
入り込めるんだろうなぁと、予習をしなかったことを後悔しました。
でも、私みたいに、
なんも知らずに突入するような人は、
まず、ひとりもいないでしょうから、
そのあたりの心配は、必要ないでしょう。
◇ ◇
〈 なにもせず、巻き込まれているだけ 〉
「面白かったぁ~~(笑顔)」
「上映時間なげぇよ(苦笑)」
「レイトで観て始発で帰るってのもアリだよね」
満席の人々を見渡すと、
笑顔でありつつも、お疲れ気味の
表情を浮かべる方々が目立ちました。
お手洗いも行列が通路まではみだすほど。
ご覧になられる方は、お手洗いを事前に済ませておきましょう。
今作も独立系UHF局製作
(一部地域はキー局で放送)。
原作、テレビ、DVDと数多くの
ファンに支えられ、ついに映画化となりました。おめでとうございます。
ストーリーは、
少しだけでも、
ネタバレになりそうなので伏せておきます。
ヤフーの見出しを参考にして下さい(苦笑)
一応、上映中の劇場の反応を記すと、
終盤のクライマックス、私も同じでしたが、
鼻水を啜る音が聞えてきました。原作未見者の感想ですが、
ここは原作を知っていれば、もっと胸に突き刺さったはず。
映画しか観ていないわたしですら、
あの場面に至る、あの人物の苦しみが
伝わってきて泣けちゃいましたから、
原作ファンであれば、ハンカチは手放せなかったでしょう。
◇ ◇
あと記憶に残ったのは、
小ネタって言えばいいのかな。
たぶんシリーズ全体がそうなのでしょうが、
「シベリアから来る寒気」の表現方法とか、
「とてつもなく寒い朝」のセリフ表現に、
クスッと笑ってしまいました(劇場は無反応だったけど。お約束なのかな)
あとはエンディングのアカペラ。
私が読む雑誌には“ポスト水樹奈々さん候補”と
書かれていましたが、なるほどね、とうなずける歌声でした。
帰りみちで、
「アルバム買う」なんて男の子たちの声も聞えてきましたから。
☆彡 ☆彡
終わり方のニュアンスを観ると
まだまだ続編がありそうですね。
今度、観るときは、近所のレンタルショップの
DVDを観てから、鑑賞させていただきます(笑顔)
全く飽きません
長いです。しかし、全く飽きませんでした。
TVアニメのほうをすべて見ていなければ最大限に楽しめないと思います。
映画としてCMなど無しのぶっ通しで観ることでこの話の魅力が薄れないまま興奮できたと思いました。
とにかく、実際とても放映時間は長いです。そのせいでコンディションが悪いと印象に大きく影響がでると思いますので、コンディションを整えて観るとよいです。
まさに傑作
見る前は、出来が悪かったら嫌なのであまり期待していませんでした。
いざ見てみると。
傑作と呼ぶに相応しい出来でした。
「涼宮ハルヒ」シリーズはライトノベル原作で、既刊9巻。
さらにコミックが3種類連載中で過去に2作が連載されていた。
アニメも2期・全28話が放映されました。
自分は上記の全てに目を通していますが、正直原作に関してはあまり覚えていない。故に映画「消失」は色々と新鮮な気持ちで望んだ結果、期待以上のものが帰ってきた。
アニメ映画としては長めの2時間50分近い上映時間。
それだけのスケールのため、きっちりと作り込まれた内容。
個人的にはキョンの独白シーンと、教室での朝倉に食ってかかる場面、同じく教室で谷口に詰め寄る場面が鳥肌ものでした。
地元民としては、阪急電鉄と思しきマルーンカラーの電車も馴染み深くて嬉しい。
恐らく劇場に足を運んだ方の9割以上が何らかの方法で基礎知識を頭に入れていたと思うが、シリーズ未見の方には本作はどう映ったのだろうか。
漫画やライトノベル、ゲームが原作でアニメーション映画になる作品は通常の実写映画と少し形が異なる。
実写映画は見にきた人すべてに設定を劇中で理解させた上で楽しまさせなければならない。
しかし原作ありのアニメ映画はあくまでメディアミックスの一環なので、そのほとんどがファン向けの作りになる。
原作未見の方も楽しめたのか。そこが分からなかったのでA+ではなくAにさせてもらった。
ファン向けの作品としては十二分にA+です。
最後に、エンディング曲は秀逸でした。
100%ファン向け
100%ファン向けです。
観にいってよかったです。
原作読んだ方も満足いく完成度なのでは。
TVでやらなかったことに対していろいろありましたが、
この作品は映画でよかったと思います。
むしろ映画のクオリティになってこその表現ができたと思います。
音楽も新しく追加されてますし、それもよかったです。
アニメでこの尺の長さはすごいですが、
あっという間に感じ問題無かったです。
良作
良作!
ただ、原作orTVアニメを見ておかないとわからないと思う。続編なので、設定を把握しておく必要がある。とくに「笹の葉ラプソディー」は見ておいた方がいいです。
ファンにとってはかなりいい内容だった。もう一度見たくなる。ただ、映画にする必要あったのか、とも思う。ちなみに時間の長さは気にならない。
まとめ方はまだしも、全体的にはすごくいい映画だった。谷川流の世界観をここまで忠実に再現したことへの感動は大きい。
完成度が高い
アニメ版や原作を読んでいる、ハルヒファンにとって、待望の消失映画化。
上映時間はなんと163分という大長編だが、最後の1コマまでファンを喜ばせる出来だった。
ファンにとってはこれ以上ない程の完成度で、「何度も見に行きたい」という評価の高さは頷ける。
しかし、完全に一見さんお断りの内容であるため、万人が楽しめる映画というわけではない。
まずはテレビアニメを
まずはテレビアニメを全話観るべきかと。・・・もしかしたら、知らなくても別の感動の仕方をできるようにできているかもしれませんが・・・観ていないとまったく駄目なフラグの山なので、その点は疑問です。つまり、完全な続編なので期待を裏切る作りではありませんので御安心を。映画を意識した画面の作りをしようとして、失敗している感じなので・・・劇場にこだわる理由は少ないと感じました。と、説明した上で・・・面白かったです、当然のように。書き切る為に、逆算せずに長い上映時間なのもさすがです。クオリティーは素晴らしい。ただ・・・長門を好きになってしまう仕様なので、御注意を(笑)
全36件中、21~36件目を表示